ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2015.06.24【日記】

近年リリース:アラン 1996 16年 オフィシャル BEIJA FLOR向け #1996/1986

イタリア向けのアラン,少し重めでしたが良いシェリー感でした。

 ISLE OF ARRAN 1996-2013 16yo OB for BEIJA FLOR #1996/1986

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2013 16yo OB for BEIJA FLOR #1996/1986 52.3%
one of 198 bottles, SHERRY HOGSHEAD



香りは近年の良いシェリー、熟したプラム、オレンジ、チョコレート、ハーブ、少し重たいオイル、飲むと滑らかな口当たりから広がる、プラムやイチゴのジャム、濃いめの甘味と淡い酸味、ほどよい渋味、少し重さを感じる松ヤニとオイル、リッチで余韻は長め。

【Good/Very Good】


イタリアの『BEIJA FLOR』向けにボトリングされたアラン1996,シェリーのシングルカスクです。

最近よく出会う多くのシェリーホグスのアラン同様に,ほどほどに熟したプラムやジャム感を伴う近年の良いシェリー感があって全体に可愛らしい印象はあるのですが,それに加えて少し松ヤニっぽさやオイルと言った重さを感じるニュアンスがあるように思われ,ひっかかりとリッチさを共に感じました。

このリッチな重さに関しては賛否両論あると思いますが,いつも通りの安心の味にちょっと飽きはじめていたこともあり,引っかかる付加要素が印象的に感じられました。


 
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2015.06.02【日記】

アラン オフィシャル シングルカスク 2003年ボトリング

複雑さこそないですが美味しいモルトでした。

 ISLE OF ARRAN OB SINGLE CASK Finished in a Cognac Cask

アラン ISLE OF ARRAN OB SINGLE CASK Finished in a Cognac Cask 58.6%
one of 485 bottles, bottled in 2003



香りは熟したアプリコットとオレンジ、ブドウ、ほどよい麦感、 飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムやオレンジマーマレードのコクのある濃い甘味、引き締めるほどよい渋味は柑橘の皮のよう、複雑さはないがわりとリッチさもあり心地良い。

【Good/Very Good】


アランが2003年にボトリングしたシングルカスク,コニャックカスクフィニッシュです。

熟成年数やヴィンテージの表記はありませんが,アランの2003年詰めですから短熟と思われます。
そのためか香りの複雑さはありませんが,フルーツ感はしっかりと熟したものとして感じられ,コニャックカスクの影響か若干のブドウ感もありました。
飲んでみると度数を感じない滑らかな口当たりで,濃い甘味と柑橘の皮を噛んだような良い渋味のバランスも良く,最初に詰められていたと思われるシェリーカスクのリッチさもあり,なかなか飲み心地の良いアランでした。

最近,熟成がそれほど長くなくても仕上がった美味しいものをたくさんリリースしてくれているアランですが,パッとしない印象だった以前の短熟ボトリングも今飲むとかなり良いものがありそうです。

 
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2015.05.10【日記】

アラン 2001 12年 オフィシャル ネクター向け #2001/099

近年蒸留でシェリーカスクのアラン,若いわりには仕上がってます。

 ISLE OF ARRAN 2001-2013 12yo OB for THE NECTAR #2001/099

アラン ISLE OF ARRAN 2001-2013 12yo OB for THE NECTAR #2001/099 53.7%
one of 374 bottles, SHERRY HOGSHEAD



香りは良いシェリー、プラム、チョコレートがけのオレンジ、麦感も奥からしっかり主張、ベリージャムの乗ったデニッシュ、飲むと滑らかな口当たり、皮付きのブドウ、チョコレート、ドライフルーツ、焦がした麦の旨味、少しミーティ、リッチな余韻。

【Good】


ベルギーのネクター向けにボトリングされたアラン2001,シェリーホグスで12年の熟成です。

2000年以降蒸留でなかなかの短熟シングルカスクですが,チョコレートや濃厚でわりと多彩なフルーツが効いているためか,若さはあまり目立ちません。
濃いフルーツと強めの麦感でデニッシュっぽくも感じるニュアンスがあり,ちょっとサルファリー手前のミーティな感じも見え隠れしますが悪い要素とはいえず軽い酒質にリッチさと厚みを出しているようにも感じました。

うまく熟成された若くも詰め時と思えるモルトで,もう少しボトルで寝かせておくとさらにまとまりの良い心地良い香味になるように思いました。


 
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2015.03.21【日記】

ニューリリース:アラン 1997 16年 オフィシャル メゾンドウイスキー向け #1997/533

さすがメゾンです。同系列のシェリーカスクアランの中でも頭ひとつ抜けた印象でした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1997-2014 16yo OB fo La Maison du Whisky #1997/533 48.8%
one of 246 bottles, EX-SHERRY HOGSHEAD



香りは心地良いシェリー、非常に多彩なフルーツ、洋梨、オレンジ、熟したアプリコット、りんご飴、淡くイチゴジャム、やわらかな麦感、淡いミントやハーブ、飲むと滑らかな口当たりから広がる、香り同様に多彩なフルーツ、コクもある優しい甘味と深みを出す淡い渋味、クリーミー、穏やかな麦の旨み、非常にスムーズで心地良い飲み心地。

【Very Good】


アランが最近フランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたオフィシャルボトル,シェリーホグスヘッドです。

アランのシェリーカスクと言えば,最近だとエクスチェンジ向けやウイスキーフェア向けなど今までも結構な数を紹介してきましたし,その大多数が,他の蒸留所のものと異なった小粋で嫌味の無いシェリーカスクで好印象でした。
シェリーが多彩さと厚み・深みをほどよく演出して決して邪魔はしないというタイプというイメージで,今回のものも同系統ではありました。
しかし今回のメゾン向け,その多彩さや厚み・深みのどれも今までのものよりワンランク上という印象で,いつもの安心してなんとなくテイスティングできるものに比べるとノージングやテイスティングが楽しかったです。
特にフルーツ感は香り・味わいとも非常に多彩で驚きました。

スムーズで嫌味が無く心地良い飲み心地なのは従来のものと同様であり,ほぼ文句のつけるところが無い近年シェリーのアランでした。
高め安定であまり突き抜けない蒸留所というイメージでしたし今もそうですが,このボトルに関しては,従来の方向性のままでありながらついに突き抜けたといえそうな出来栄えでした。
この熟成年数ですが,自分の感覚ではほぼ熟成のピークを迎えたボトルだと思います。

 
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2015.02.26【日記】

ニューリリース:アラン 2004-2014 オフィシャル オークニーベアバーレイ カスクストレングス

素朴で力強い麦感が印象的でした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 2004-2014 OB ORKNEY BERE BARLEY 56.2%


香りは青りんご、素朴な強い麦感、バニラ、オーク、機械油っぽさもあるオイル、ココナッツ、飲むとりんご、力強い麦の旨味、甘味は強くない、オイル、アルコール感もありヒリヒリする。

【Good】


2014年にボトリングされたニューリリースのアラン2004,オークニーベアバーレイです。

最近立て続けに飲んだ,短熟でも仕上がりの良いアランとは違ったタイプで,素朴で強い麦感が支配的なモルトでした。
バーボン系の樽の影響も感じるのですが,それほど熟成感は無く,麦感が全面にでている,というより敢えてそれを感じてほしいボトリングなのではないかと思うような香味でした。
また,これは麦由来なのかどうかわかりませんが,やや機械油っぽいオイリーさが感じられ,最近飲んだブルイックラディのアイラバーレイに近いニュアンスがありました。
あちらも同じく特別な麦を前面に押し出したリリースなのが興味深かったです。

さすがにボトルで買って1本消費する自信はありませんが,これから熟成を経たものを飲むのが楽しみです。

 
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2015.02.25【日記】

ニューリリース:アラン 2005 8年 オフィシャル リンブルグウイスキーフェア向け ピーテッドエディション

短熟で仕上がるアランが短熟でも美味しいピーテッドタイプになると,やっぱりこうなりました。

 

アラン ISLE OF ARRAN 2005-2014 8yo OB for LIMBURG WHISKY FAIR #05/159&161 PEATED EDITION 50.7%
one of 510 bottles, PEATED BARRELS



香りは熟したオレンジ、バニラ、良い麦感とピート、ココナッツ、少しダシ、飲むと意外にスムーズ、熟したオレンジ、ココナッツ、旨味のある良い麦感、淡いコクのある甘味、ピートもしっかり,ボディは厚くないが良い飲み心地。

【Good/Very Good】


リンブルグウイスキーフェア向けのオフィシャルのアラン2005,8年熟成のピーテッドタイプでバレル2樽のヴァッティングです。

成分がまだよく出てくるバーボンバレルの短熟と思われるニュアンスが,若い麦感とともにしっかり感じられる一方,強いピートやダシっぽさも感じられました。
スペックのわりに度数が下がっていることもあるのか,口当たりの荒々しさは無く,ただでさえ若くても仕上がりの良いタイプなのに若さがピートでマスクされている部分もあるようで,スペックのわりに相当仕上がったボトルでした。

今回のリンブルグ向けのアラン3種,違ったタイプでしたがどれも仕上がりの良さがとても印象的でした。


 
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2015.02.24【日記】

ニューリリース:アラン 2001 12年 オフィシャル リンブルグウイスキーフェア向け バーボンカスク

荒々しさもありますがスペックのわりにかなり仕上がったモルトでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 2001-2014 12yo OB for LIMBURG WHISKY FAIR #2001/903 SINGLE BOURBON CASK 53.0%
one of 210 bottles, Bourbon Barrel



香りはオレンジ、加熱したリンゴ、バニラ、しっかり麦感、シナモン、淡いココナッツ、飲むとヒリヒリとスパイシー、アプリコットジャム、オレンジ、優しいコクのある蜂蜜系の甘味、若い荒々しさもあるが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


リンブルグウイスキーフェア向けのオフィシャルシングルカスクのアラン2001,バーボンカスクの12年熟成です。

2000年以降の蒸留の短熟ボトルですが,熟成の早いといわれるバレル熟成のためか,柑橘やバニラ,ココナッツなどバーボンカスクの良いところがすでに良く出ている香味でした。
飲むとさすがに荒々しく,度数のわりにはヒリヒリしますが,熟した濃いフルーツ感やコクのある蜂蜜の甘味なども感じられ,複雑ではありませんがストレートな仕上がりの良さを感じるボトルでした。

アランは仕上がりが早く長熟より短熟で美味しい酒質と思っていますが,これはそういう意味でもらしさを感じました。
さすがリンブルグウイスキーフェア,若くてもいい樽選びますね。


 
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2015.02.24【日記】

ニューリリース:アラン 1997 16年 オフィシャル リンブルグウイスキーフェア向け シェリーカスク

かなり良いシェリー感で心地良い飲み心地でした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1997-2014 16yo OB for LIMBURG WHISKY FAIR #1997/518 SINGLE SHERRY CASK 50.1%
one of 246 bottles, Sherry Hogshead



香りは熟したプラムやアプリコット、オレンジとミルクチョコレート、バニラクリーム、ココナッツ、良い麦感、リッチ、飲むとオレンジマーマレードやプラムジャムの甘味、淡いコクあり、良い酸味、小粋なシェリー、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


リンブルグウイスキーフェア向けのオフィシャルシングルカスクのアラン1997,シェリーカスクの16年熟成です。

濃いめだが押しつけがましくない程度に全体を包む良いシェリー感が好印象で,熟した多彩なフルーツやミルクチョコ,ココナッツやほど良く主張する麦感などノージングもスペックから期待する以上に次々と拾えて楽しいです。
飲んでも嫌味が全くない心地良い飲み心地で,良い甘味と酸味に優しいコクがあり,それが余韻の最後までストレスなく続きました。

嫌味の無い小粋なシェリー感の多いアランですが,その中でも特に心地良い飲み心地だったのが印象的でした。

 
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2015.01.07【日記】

ニューリリース:アラン 1996-2014 #633 ARRANACH ハンドボトリング

樽が効いており,珍しくボディの厚いアランでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2014 OB ARRANACH #633 Hand Bottling 58%


香りは重くリッチなシェリー、プラムジャム、皮付きブドウ、黒糖、煮た小豆、ややミーティ、飲むと濃いシェリー、ベリージャムの濃い甘味、淡い渋味、深みがあり強いコクを感じる、リッチ、ボディは厚めで重く暖かい味わい。

【Good/Very Good】


アラン蒸留所で詰めることのできるボトルで,ARRANACHと銘打たれた200mlのボトルです。
記載はありませんが1996年蒸留ということでした。

香りの第一印象から強いシェリーカスクを感じるボトルで,プラムジャムや皮付きの渋そうなブドウ,黒糖と煮込んだ小豆などの野暮ったいニュアンスも感じました。
飲んでも強く濃いシェリーを感じ,ベリージャムの甘味とブドウの皮のタンニンを感じる渋味が主張してきます。

全体にリッチで,アランにしてはずいぶんボディの厚いタイプで,アランは樽によって何色にもなるんだなと思ったボトルでした。

 
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2015.01.05【日記】

ニューリリース:アラン 1998-2014 16年 #49 シェリーカスク 蒸留所限定

シェリーのアランは可憐な印象です。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1998-2014 16yo OB #49 Distillery limited 54.1%
one of 590 bottles, SHERRY CASK



香りは熟したプラム、ミックスベリージャム、ビターチョコレートがけのオレンジ、良い麦感、オーク、飲むと度数のわりに柔らかな口当たり、甘酸っぱいプラムジャム、オレンジ、淡くミーティなコクあり、ボディは軽いが可憐な余韻。

【Good/Very Good】


今現在蒸留所限定で購入できる,アラン1998,16年熟成のシングルカスクです。

香りはベリージャムやプラムとったフルーツやチョコレートが感じられ,ほど良い麦感がありました。
飲んでみるとニューリリースと思えないほど度数のわりに穏やかな口当たりで,甘酸っぱいフルーツが印象的でした。
以前飲んだシェリーカスクもそうでしたが,ボディは軽くその代わり可憐な印象を持つアランでした。

 
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2014.12.30【日記】

ニューリリース:アラン 1996 17年 オフィシャル ウイスキーエクスチェンジ オンライン15周年記念

期待通りの小綺麗なシェリーカスクでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2014 17yo OB for THE WHISKY EXCHENGE 15 YEARS ONLINE #1996/2033 55.7%
one of 245 bottles, SHERRY HOGSHEAD



香りは良いシェリー、アプリコットジャム、皮付きブドウ、ドライフルーツ、カラメル、リッチ、麦感は穏やか、飲むと穏やかでスムーズ、軽い粘性、皮付きブドウ、ジャムの濃い甘味、リッチだがボディは厚くない、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジのオンライン15周年記念ボトル,アラン1996,17年熟成です。

最近飲んだ他のシェリーカスクのアランと同様に,きつさのない穏やかなシェリー感が効いており,ジャム系の香味とその甘味が良かったです。
特に皮付きブドウのような甘味と淡い渋味のバランスも心地良く,飲み心地の良いリッチなアランでした。

シェリーカスクのものに限らず,最近のアランは近寄りやすい雰囲気で飲み心地が良いものが多いです。
10年代の熟成でもすでに仕上がっており,すでに麦感もそれほど残っておらず度数のわりにボディを感じないものも多く,20年を待たずして熟成のピークを迎えているような印象です。
逆に言うと,長熟が美味しくなる気配もあまり感じないのは気のせいでしょうか。
没個性的と言われがちですが,ある意味その辺は個性的な蒸留所なのかもしれません。


 
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2014.12.23【日記】

ニューリリース:アラン 1997 17年 オフィシャル WHISKY LIVE TOKYO 2014向け #1997/515

ライブで飲んで購入を決めたボトルでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1997-2014 17yo OB for WHISKY LIVE TOKYO 2014 #1997/515 48.0%
one of 228 bottles, SHERRY HOGSHEAD



香りは熟したオレンジ、パイナップル、プラム、やわらかな麦感、ナッツ、オーク、リッチ、飲むとやわらか、熟したオレンジ、パイナップルなどのトロピカル感と淡い桃、フルーティな甘味も濃いめでややねっとりしたテクスチャー、少しビタミン剤、フルーティな余韻。

【Good/Very Good】


今年のバーショー向けにボトリングされたシングルカスクのアラン1997,17年熟成です。

香りからはオレンジ,パイナップル,プラムなどの多彩かつ十分に熟したフルーツが強く感じられ,飲むと香り以上にトロピカル要素や桃感の強いフルーツを感じました。
粘性を感じる濃厚な味わいで,若干ビタミン剤っぽいケミカル感も感じましたが,余韻の最後まで濃厚フルーティなアランでした。

 
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2014.12.18【日記】

最近のリリース:アラン 1996 17年 #538 バーボンカスク

華やかで綺麗なバーボンカスクでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2013 17yo OB #538 47.2%
one of 141 bottles, BOURBON CASK



香りは華やか、オレンジ、淡い桃、バニラ、少しナッツクリーム、良い麦感、淡く新樽感、飲むと柔らかな口当たりから穏やかに広がる、オレンジ、淡く洋梨とパイナップル、バニラ、淡いコクもある蜂蜜の甘味、オークのタンニンは味を深める。

【Good/Very Good】


昨年ボトリングされたオフィシャルのアラン1996,17年熟成のシングルカスクです。
スコットランドで購入されたボトルで,どうやら日本には入って来なかったもののようです。

近年のバーボンカスクらしい華やかな香り立ちで,フルーツ感や麦感も含めて良い香りですが,新樽っぽい生木っぽさは控えめでした。
飲むと香り以上に引っかかるところない味わいで,うっすらとトロピカル要素も含む強いフルーツにコクのある甘味もあり,ボディはそれほど無いものの深みも感じるとても飲み心地の良いアランでした。


 
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2014.11.22【日記】

ニューリリース:アラン 1996-2014 オフィシャル マネージャーズチョイス シェリーカスク #1993

可憐な印象の良いシェリー感のアランでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2014 OB MANAGER'S CHOICE SHERRY CASK #1993 54.6%
one of 278 bottles



香りは柔らかな良いシェリー、熟したプラム、イチゴジャム、淡くカラメル、奥から旨そうな良い麦感、飲むとかなり滑らかな口当たり、オレンジ、甘酸っぱいプラムジャム、旨味のある麦感も少々、わりとリッチで可憐な余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャル,マネージャーズチョイスのアイルオブアラン1996,シェリーカスクでのニューリリースでおよそ18年の熟成です。

近年の生っぽいウッディネスを感じないシェリー感があり,香りにイチゴジャムっぽさも感じたのが特に好印象でした。
度数のわりに滑らかな口当たりで,ボディのある芳醇なタイプではありませんでしたが,甘酸っぱいフルーツと良い麦感もあって,小粒感はありましたが可憐なシェリーのアランでした。

飲み飽きしないシェリー系モルトで,じゃぶじゃぶ飲めそうです。


 
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2014.09.23【日記】

Tokyo International Bar Show WHISKY LIVE 2014へ行ってきました。


9月20日から21日まで,水道橋のプリズムホールで行われたTokyo International Bar Show WHISKY LIVE 2014の,2日目に参加しました。



そこで飲んだボトル達で印象に残ったものを簡単にご紹介します。

まず,入ってすぐにウィスク・イーさんのブースでブラインドテイスティングをやっており,参加してみました。



Aはベンリアック16年と予想しましたが正解はベンリアック12年。
Bはスプリングバンクの15年と予想しましたが正解はヘーゼルバーンでした。
特にBは,シェリー樽の方向性とピートの出方から最近のピートが強めのスプリングバンクかなと思ったのですが,まさかのヘーゼルバーン。
ヘーゼルバーンとスプリングバンクは同じ蒸留所で作られるモルトですが,ヘーゼルバーンにピートを感じたことがなかったので,ちょっと驚きでした。最近のバンクと同様,ヘーゼルバーンもピーティになってきているのでしょうか?
というか,このブログでまだヘーゼルバーンって1度も紹介してないですね。単に経験不足かもしれません。(笑)


続いて今年のバーショー向けのアランとスプリングバンクをテイスティングしましたが,まさかの写真撮り忘れ。(笑)
アランは最近の魅力的なアランにしばしば感じるトロピカル感を含む熟したフルーツのニュアンスがしっかりと感じられ,かなり好印象でした。
スプリングバンクはバーボン系の樽が前に出た味でしたが,かなりフルーツが前面に出たボトルで,ピートもきつくなく,生木っぽさもなく,らしい往年の華やかさが感じられる美味しさでした。
どちらも値段はそれほど高くないようですし,個人的には買いだと思いました。


続いてサマローリのブースでブナハーブンと1980表記のブレンデッドを試飲。

 

ブナハーブン1974-2014は,約40年熟成で度数の落ちたカスクストレングスでしたが,非常に魅力的なフルーツ感でした。
ブナハーブンらしいクセは無く,やや線は細いですが,エージェンシーの長熟ブナハーブンと共通点が多いエステリーさや桃,洋ナシと言ったフレーバーが多彩に感じられました。
陶酔感のあるフルーツ香は魅力的で美味でしたし,7万円オーバーという強気の価格設定もさすがサマローリというところですが,個人的にはボディを重視した往年のサマローリの方向性とは異なっているようにも思いました。

ブレンデッド1980は,良いグレーンが入っているようで,熟したフルーツとクリーム系のオイリーさ,バナナミルクを感じるようなリッチなブレンデッドでした。これも美味しかったです。


信濃屋さんのブースでは,今度発売されるアランをいただきました。



2004年蒸留の9年熟成という短熟シェリーホグスのアランでしたが,強めに効いたシェリー感が未熟感をうまくマスクしており,ちゃんと美味しく仕上がっているモルトでした。
短熟らしく価格も抑えられているようで,ボトリングのコンセプトがしっかりと感じられるボトリングだと思いました。

 

キリンのブースでは,高額で話題になった御殿場のシングルグレーン25年をいただきました。



上品なアイリッシュのような,オイリーでトロリとしたウイスキーで,トロピカル感を含んだフルーツも充実しておりかなり美味しかったです。
たしか,御殿場のグレーンは,一般的な連続式蒸留器とは異なったバーボンのような作りだったと記憶しています。グレーンとしては意外にしっかりしたボディも,原材料の個性を残したその造りに由来するものでしょうか。
3万円オーバーという価格を考えて買いかと言われれば否なのですが,とても美味しく,よく無料で出してくれたなと思います。


三陽物産のブースでいただいた,アンノック(ノックデュー)のピーティタイプがちょっと驚きでした。



そもそも,ノックデューでピーティタイプの原酒を仕込んでいたことも今回初めて知りました。
ルーター(左)とフローター(右)という,ピートを切り出す器具の名前を付けられたボトルで,ルーターのほうがへヴィにピートを炊いたタイプとのことです。
どちらもピーティかつフルーティなモルトで,特にルーターは,ブラインドでノージングしたら迷わずリフィルカスク系のフルーティなラフロイグと答えてしまいそうな香りで,飲んでみてもややボディの無いフルーティラフという感じでした。
90年代ボウモアに対するアードモア1992の関係性に近いものを感じました。
これはブラインドで出したいドリンカーの顔がいくつも浮かんできたボトルだったのですが,今回日本に入ったものは即完売してしまったとのこと。
今後機会があればボトル買いしていろいろ楽しみたいボトルでした。


あとはスコモルさんのブースで宗さん(吉村宗之さん)の設計したテイスティンググラスを使わせていただいてブラインドテイスティングに応募したり,スコ文研のブースでちょっと久しぶりに土屋さんとお話しつつ,新刊を買ったりしました。
土屋さんの本もそうですが,いよいよ迫ったNHKの朝の連ドラ「マッサン」の放送開始に向けて,ジャパニーズも盛り上がってる感じでしたね。


今回のイベントでは,以前からお会いしたかった方々ともお会いできました。
普段の行動範囲が異常に狭いということもあり,こういうイベントは良い機会になりますね。
ブログを見てくださっているという方ともたくさんお会いできて,ちょっと恥ずかしい部分もありましたが,モチベーションはかなり上がりましたね。


みなさま,楽しい時間をありがとうございました。


 

2014.06.28【日記】

ニューリリース:アラン 1996 17年 オフィシャル CAPMBELLTOUN LOCH & BAR CAOL ILA #1996/537

オレンジアランを彷彿とさせる味わいでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1996-2014 17yo OB for CAPMBELLTOUN LOCH & BAR CAOL ILA #1996/537 42%
one of 74 bottles, BOURBON BARREL



香りは強く華やか、オレンジリキュール、淡く桃や洋梨、少しクリーム、熟成年数のわりにエステリー、紅茶、奥から麦、飲むと香り同様の強いフルーツに加えパイナップルなどのトロピカルフルーツ、やや粘性のあるテクスチャー、オレンジのコクのある甘味、麦の旨味も控えめに主張、ボディも意外にあって余韻は長め。

【Good/Very Good】


キャンベルタウンロッホさんと,バーカリラさんがボトリングした,アラン1996,17年熟成。

強く華やかな香り立ちで,強くオレンジを感じます。そしてクリームと共に淡く桃や洋梨などのうっとりするようなフルーツも出てきます。17年のわりにエステリーな熟成感がありました。
飲んでもフルーツ感は多彩で,パイナップルなどのトロピカルフルーツもでてきました。コクのある甘味や麦の旨みも好印象でしたね。
42度とかなり下がっているのですが,それなりにボディも保たれているように思われ,余韻も長めでした。

熟成年数のわりに不自然に度数が落ちているものは,特にボディにおいて抜けたようなぼやけたような感じを伴うことが多いのですが,これはむしろしっかりとしたボディを感じましたね。
そしてオレンジ色の果実感が魅力の中心で,柑橘に加えてトロピカル感もあり,まさにオレンジアランによく似た要素を多く感じました。
似たようなスペックの樽だったのではないかと思います。こちらのほうがよりナチュラルなフルーツ感だと思いました。
さすが良い樽を選ばれましたね。
正直,サンプルを味見させていただいた時よりずいぶん美味しいと思いました。

 
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2014.06.09【日記】

アラン 2005 8年 オフィシャル プライベートボトル #110

若いですがちゃんと美味しく飲めるボトルでした。

 

アラン ISLE OF ARRAN 2005-2013 8yo OB private bottle #110 58.6%
one of 231 bottles



香りは若く強い、バニラ、オレンジ、フローラル、ややニューポッティ、若く強い麦感と植物感、ピートもしっかり、飲むと度数のわりにアタックは強くないがじわじわと刺激、オレンジやパイナップルなどのフルーツ、豆、強い麦とその旨味、ピートのしっかりした余韻は長め。

【Good】


アランのオフィシャルボトル,これは個人向けに詰められたシングルカスクです。


記載はありませんがバーボン系の良い樽で熟成されたと思われるアランで,短熟ですが結構仕上がっています。
もちろん麦感や植物感も若々しくニューポッティな部分もありますが,バーボン樽熟成らしいバニラやフルーツ,フローラルなニュアンスも感じます。
ピーテッドタイプのようで,ピートも結構強く感じます。
飲んでみると刺々しさはそこまで強くは無く,フルーツ感には熟したニュアンスがありました。味わいにも未熟感はありますが,香りよりも仕上がりが良い気がします。
ピートが若さをマスクしている部分もありますが,フルーツもちゃんと感じられる仕上がりでした。

 
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2014.02.27【日記】

ニューリリース:アラン1997 16年 ケイデンヘッド

アランには最近とても安定感を感じます。

 

アラン ARRAN 1997-2013 16yo CADENHEAD 46%
one of 792 bottles, 1 Hogshead & 1 Butt



香りは青リンゴ、シトラス、薄めた蜂蜜、ショートブレッドっぽい良い麦感と植物感、バニラ、飲むとシトラス、シロップの甘味、麦の優しい旨味、青草、爽やかな余韻。

【Good/Very Good】


ニューリリースのケイデンヘッドの黒ラベル,これは加水のアラン1997,16年熟成。

恐らくバーボンホグスヘッドとシェリーバットのヴァッティングのようですが,シェリーの個性はほとんど感じず,青リンゴや柑橘,蜂蜜など良いバーボンカスクで熟成されたニュアンスが香り・味わいともに感じられます。
麦感もほど良く,加水の影響もあってか全体的に爽やかさが感じられます。そんな中にも未熟感をそれほど感じない優しい麦の旨味が感じられ,心地良く飲み進められるボトルでした。

 
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2014.01.30【日記】

ニューリリース:アラン1999&2000-2013 13年 ミレニアムカスク

高級感のある限定ボトル。中身も良かったです。

 

アラン ISLE OF ARRAN 1999&2000-2013 13yo OB MILLENNIUM CASKS 53.5%
one of 7800 bottles



香りは爽やか、オレンジ、バニラ、青リンゴ、やや若い麦感と植物感、淡くココナッツ、飲むと意外に滑らかでスパイシーに展開、パイナップル系のトロピカル要素、コクのある甘味、かすかに植物と樽のエグ味、未熟感が香りより少なく良い仕上がり。

【Good/Very Good】


ニューリリースのアランのオフィシャル、ミレニアムカスクです。
1999年12月31日と2000年の1月1日に蒸留した原酒で作られたもので13年熟成。
35樽のバーボンバレルと10樽のシェリーホグスヘッドのヴァッティングとのことです。

良いバーボンカスク由来と思われる華やかで爽やかなフルーティが表に出ており、シェリー感はそれほど強くありませんが全体にコクと深みを出しているようでした。
麦感や植物感において若干若いニュアンスもありますが、飲んでみるとそれを補って余りある濃いフルーツがあり、パイナップル系のトロピカル要素もしっかりあったのが印象的でした。
アランでトロピカル要素を含む濃厚なフルーティがあるものというと、以前記事にしたオレンジアランが思い出されますが、あれが特別ではなかったようです。
値段もそれほど高くありませんしボトルに高級感があるのも良いですね。

アランは突き抜けたものがなく良くも悪くも個性の無い印象でしたが、最近のアランの力を垣間見た気がしました。

 
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2014.01.02【日記】

2013年のベストボトル達・前編


2013年に飲んだボトルのうち、私のベストボトルについて書いてほしいという要望が今年もありましたので、昨年同様にBAR HAYAFUNEさんがやってらっしゃる「モルトウィスキー・オブ・ジ・イヤー2013」に私が投票させていただいたボトルをご紹介させていただきます。
あくまで私の好みと思い入れも含めて選んだものということをご了承ください。

なお、蒸留所でしか買えないようなボトルは外し、ちょいオールドボトルまで入れるとキリがなくなりそうだったので、基本的には近年にボトリングされたものから選びました。



◎オフィシャル・スタンダード部門(市価1万円未満)

・アラン 1998-2013 14yo OB PRIVATE CASK “Orange Arran” #1139 55%【G/VG】




この価格帯だと近年詰めの短熟ボトルになり、そこで良いものというとアイラ以外では熟成の早いバーボンバレルのものがメインになると思いますが、
これはとても良いバーボンカスクのフルーティさに加えて、トロピカル感や熟したフルーツの要素がしっかりと感じられるボトルでした。
アランは自分の中では個性に乏しく存在感がやや薄い蒸留所という印象で、安定しているものの突出したものが無いという認識でしたが、このボトルでちょっと見方が変わりました。

 

◎オフィシャル・プレミアム部門(市価5万円未満)

・アバフェルディ 21yo OB for ABERFELDY FESTIVAL 55.3%【VG】




ここは幅が広くて該当するようなボトルがいくつもありました。
昨年同様TUN1401の新しいバッチは非常に良い出来でしたし、非常にフルーティなベンリアック1976なんかもこの辺に入ってきますよね。
しかし、期待以上の出来で、蒸留所に対する認識が急激に高まったボトルという意味で、このアバフェルディフェス向けのボトルを選びました。
3万円台とスペックの割にかなり高い印象ではありましたが、飲むと気持ちがほっこりするような温かみが感じられるボトルで、ラベル通りの蜂蜜の要素が強く感じられました。
ここから有楽町ではアバフェルディブームが到来したのでした。(笑)
その後アバフェルディの過去のリリースを改めて飲んでも蜂蜜を感じるボトルが多く、ハウススタイルを再認識できたという意味でも心に残るボトルになりました。



◎オフィシャル・スーパー・プレミアム部門(市価5万円以上)

・グレングラッサ 1973-2012 39yo OB キャンベルタウンロッホ&信濃屋向け【VG】




この部門は5万円以下とは逆に、候補が少なくて悩みました。
この価格帯のニューリリースってなかなかありませんし、あっても飲めないことが多いですから。(笑)

そんな中で選んだのはこのグラッサの1973で、珍しいボウモア系のトロピカル感が印象的でした。
しかしそのあとに自分で開けて飲んだリンブルグウイスキーフェア向けのグラッサ1965ほどボウモア寄りではなく、アイリッシュとボウモアの中間のようなトロピカル感という位置づけになりました。
何度も書いていますが、グラッサは草っぽさという共通点を感じることは多いですが、ヴィンテージや樽によっていろんな顔を見せてくれます。
オーナーの変わったこれからのリリースに期待ですね。



長くなったので続きは次回。


 

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T.Matsuki

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