ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.08.13【日記】

アードモア 1986-1999 12年 オフィシャル 100周年記念 40%

センテナリーボトリング。味わい深いオールドボトルです。

 

アードモア ARDMORE 1986-1999 12yo OB 100th Anniversary 40%


香りは心地よいオールド感、萎びたオレンジ、マーマレード、カラメル、こなれた麦感、干し椎茸とカツオダシ、海苔、湿った腐葉土っぽいアーシー、強めのピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、舌全体に染み込むようなテクスチャー、萎びたオレンジ、滋味深い麦の旨味あり、ダシ、腐葉土とタール感のあるピート、ボディは軽めだが余韻は長め。

【Good/Very Good】


1999年に蒸留所創業100周年を記念してボトリングされた、いわゆるセンテナリーボトリングのアードモア1986、12年熟成です。

香りには少しひねっぽいニュアンスも含んでいますが心地良いオールド感があり、独特の腐葉土っぽいアーシーさやハイランドらしいピート感がしっかりあったのが印象的でした。

飲むと香りよりもオールド感は控えめでよくこなれたモルトの舌に染み込むようなテクスチャーがあり、滋味深い麦感も好印象でした。また、アーシーさやピート感は香り同様にしっかり主張してきました。

度数が40%だったためか、およそ17年という実際のボトリング後期間よりもオールド感は強く感じられ、体感的には30年くらい経っていそうな感じでした。
滋味深く美味しいのですが、もし46%あったら多少抜け感があってもボディが保たれたでしょうし、より深みのある味わいになっていたように思います。
もちろんないものねだりなのですが・・・。


 
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2015.11.14【日記】

アードモア 1977-1999 22年 シグナトリー #1184

この頃の東ハイランドらしい味が奥から広がってきます。

アードモア ARDMORE 1977-1999 22yo SIGNATORY VINTAGE #1184 ARDMORE 1977-1999 22yo SIGNATORY VINTAGE #1184

アードモア ARDMORE 1977-1999 22yo SIGNATORY VINTAGE #1184 43%
one of 340 bottles



香りは落ち着いたオールド感、レモン水と萎びたオレンジの皮、古い井草、バニラ、少し土っぽさとタール。
飲むと穏やかだが広がりはある、オレンジピール、甘みは柔らかく強くない、淡いが草っぽいエグ味とタール。

【Good/Very Good】


シグナトリーが1999年にボトリングしたアードモア1977,22年熟成,加水トール瓶です。

加水オールドらしく,香りも味わいも全体に淡く穏やかなですが,飲み心地は悪くないです。
基本はプレーンでクセの無い香味なのですが,奥の方から土っぽさとタールっぽいピートのニュアンスが主張してきたのは非常に印象的で,このあたりのヴィンテージの東ハイランドモルト,特にアードモアやノースポートあたりにしばしば感じる個性と認識しています。

そういった要素を楽しみながらもスムーズに飲み進められるモルトでした。


 
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2015.05.15【日記】

アードモア 1992 18年 モルツオブスコットランド #5014

久しぶりのアードモア1992でしたが,やはりボウモアとよく似ています。

 ARDMORE 1992-2010 18yo MALTS OF SCOTLAND #5014

アードモア ARDMORE 1992-2010 18yo MALTS OF SCOTLAND #5014 49.4%
one of 185 bottles, Bourbon Barrel



香りはパッションフルーツ、熟したグレープフルーツ、リンゴ、クレームブリュレ、スモーク優位の強めのピート、飲むと滑らかな口当たり、パッションフルーツ、パイナップル、ジューシーでコクもある甘味、強めのピート、タール、ボディは厚くはないが心地良い。

【Good/Very Good】


モルツオブスコットランドのアードモア1992,18年熟成のシングルカスクです。

以前からアードモア1992は90年代のボウモアとよく似ているという話を何度か書いていますが,ぱったりとアードモア1992が出てこなくなりしばらく飲んでいませんでした。
今回久しぶりに飲んでみましたが,パッションフルーツを感じるトロピカル感や柑橘のニュアンス,そして強めのピートなど,やはり良く似ていました。
塩っぽさが無かったりタールっぽさを強めに感じたりするところで区別できるかなとも思うのですが,ブラインドだったらやはり悩みそうです。

ボウモアとの比較は置いておくとして,とてもフルーティでピートとのバランスも良い美味しいモルトでした。


 
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2015.02.02【日記】

アードモア 1977 17年 ケイデンヘッド グリーンボトル

グリーンケイデンらしいプレーン短熟感とアードモアらしい内陸のピートがしっかり感じられました。

 

アードモア ARDMORE 1977-1995 17yo CADENHEAD green bottle 59.6%


香りは重さも感じる素朴な麦感、バニラ、ライム、プレーンな樽感、飲むとじわじわとスパイシーな刺激、シナモン、甘味は強くない、噛みごたえのある麦の旨味がしっかり、タールっぽさを伴うピートが長く残る。

【Very Good】


1995年にケイデンヘッドからボトリングされたアードモア1977,17年熟成です。

グリーン瓶の短熟ケイデンらしい,プレーンな樽感の鋭くストレートな香味で,柑橘やシナモンを感じ,特に味わいにおいては噛み応えがあるようなテクスチャーと旨味がしっかりと感じられました。
また,東ハイランドらしいタールっぽさを伴うようなピートの主張も十分でした。

きっとボトリング直後はもっと荒々しかったのでしょうが,今は結構落ち着いており,凝縮感や旨みをじっくりと味わうことが出来ました。
甘味は強くなく全体にキレがあってドライですし複雑さもありませんから,この系統は好みが分かれるところだとは思いますが,個人的にはかなり好みでした。


 
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2014.03.16【日記】

自宅テイスティング:アードモア 18年 ジェームスマッカーサー スコッチウイスキー生誕500周年記念ボトル

思い出深いタール系モルトです。

 

アードモア ARDMORE 18yo JAMES MACARTHUR'S In Celebration 500 Years of Scotch Whisky 1494-1994 51.4%


・香り:
蜂蜜レモン、しっとりした良い麦感、少し古い井草のような植物感とタールっぽさのあるしっとりしたピート、バニラ、少しオイルとナッツ。

・味わい:
やや刺激もあるが粘性のある口当たり、濃いシロップの甘味にはコクもあり、意外にブリニー、麦感あり、タバコのタールや燻した草のニュアンスを感じるスモーキーさのあるピートがしっかり、ボディあり、少し胡椒を感じるスパイシー。
ミディアム~フルボディ。

・余韻:
コクのある甘味とタールのピートが長く残る。

・加水:
少量の加水では崩れないが、多めに加水するとピートが薄まり植物感が強くなる。そのままが美味しい。

・総評:
強い熟成感や複雑さはそれほどないが、無骨で力強い味わいとコクのある甘味、そして自分が昔の東ハイランドらしいと思っている、タールと燻した草のようなニュアンスのあるしっとりしたピートが特徴的なボトル。

【Very Good,Interesting】


ジェームスマッカーサーのウイスキー生誕500周年記念ボトリングのひとつ、アードモア18年。
文献上、初めてアクアヴィテ(ウイスキー)の名前がでてきたのが1494年で、そこから500年経った1994年にボトリングされたものです。
今年は510周年ということですね。(笑)

さてこのボトル、自分にとって特別なボトルのひとつで、この独特のピート感を認識できるようになったボトルです。
その後、同じ頃のヴィンテージのノースポートや一部のドロナックにも感じることがあり、今は当時の東ハイランドに共通して感じることがあるピート感として認識しています。
このボトルに出会う前にも同じようなピート感のあるボトルには何度も出会っているのですが、記録を見ると単にピートとしか感じていませんでした。
初めて有楽町で飲んだ時には独特の個性に感激して何度も飲んだことを覚えています。
典型的なものに出会って認識できるようになると、その後はそれほど強くなくとも同様のニュアンスがあれば拾うことができるようになるという良い実体験になりました。

今回改めて飲んでもその個性は健在で、非常に思い出深く興味深いボトルです。

 
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2014.03.01【日記】

ニューリリース:アードモア1997 16年 ケイデンヘッド スモールバッチ

あまり飲んだことの無いスペックで興味深かったです。

 

アードモア ARDMORE 1997-2013 16yo CADENHEAD SMALL BATCH 55.2%
one of 552 bottles, Bourbon Hogsheads



香りはシトラス、バニラ、若々しい麦、爽やかな若葉、スモーキーなピート、飲むと鋭い麦感と草っぽさ、シロップの甘味、シトラス、ヒリヒリとスパイシー、ややオイリーで長い余韻。

【Good】


ニューリリースのケイデンヘッドのスモールバッチシリーズのアードモア1997,16年熟成。

90年代のアードモアといえば,やはりブラインドだとボウモアと鑑別が難しいようなトロピカルフルーツ&ピーティという個性を持った1992がまず浮かんできますが,よくよく考えてみるとそれ以外の90年代ヴィンテージってほとんど飲んだことがありません。
そこで今回の1997ですが,ピートは1992とよく似たスモークがメインの迫力を感じないものでした。そしてフルーツはというと,まずトロピカルに関してはほとんど感じられませんでした。
1992にしばしば感じたグレープフルーツというよりシトラスに近いさっぱいりした柑橘感が強く感じられ,やや若さを感じる麦感や植物感もありました。
爽やかさや軽さのある若いピーティモルトという,普段あまり飲まないタイプのように思いました。

 
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2013.05.29【日記】

ニューリリース:アードモア1992 20年 GLEN FAHRN GERMANY

やはりアードモア1992はボウモアに共通点が多いですね。

 

アードモア ARDMORE 1992-2013 20yo GLEN FAHRN GERMANY #4957 51.4%
one of 224 bottles



パッションフルーツ系のトロピカル、やわらかなピートスモーク、少し紙や草っぽさ、軽やか、乾いた麦、ボディは軽く、薄めのシロップの甘味。

【Good】


ドイツのGLEN FAHRN GERMANYからアードモア1992。20年熟成。
SBTなどで話題になりすぎたので若干しつこいですが、やはり90年代のボウモアに近いトロピカルとピートがあります。
ただ、このボトルはボディが軽く甘味もさらりとしており、潮のニュアンスもなくアードモア1992らしいと思います。


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2013.05.21【日記】

プチSBT 4月 from naoskprs サンプル:B


モルト仲間のnaoskprsさんとのプチSBT3種ですが、今度はBです。





(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)


・プチSBT 4月 from naoskprs サンプル:B


香りはかなり強く華やか、はっきりとパッションフルーツ系のトロピカル感やグレープフルーツのわたのニュアンス、ピーティモルトとしては強すぎないピート、バニラ、カスタードクリーム、少し紙っぽさのある麦感、飲むとしっかりピーティ、タール、少しダシや潮のニュアンス、トロピカル感しっかり、強めの甘味と心地良い酸味、結構ブリニーでクリーミーさもある。
 
【G/VG】

トロピカルフルーツやグレープフルーツのニュアンスとピートがしっかりあり、潮のニュアンスやそれなりにボディも感じられ、飲んだ時のピートが少しタールっぽいのが気になりましたがそれ以外はほぼ90年代ボウモアと思われる構成要素。
ハイランドっぽいピート感を含んでいるのに島モノっぽさもしっかり感じられたため少し戸惑いましたが、総合的には90年代後半の良い樽のボウモアと考えられ、他の選択肢がほとんど思い浮かばなかったサンプルでした。


予想
1、ボウモア90年代後半



以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、

 


 







 

アードモア ARDMORE 1992-2012 20yo ARCHIVES #4764 48.6%
one of 90 bottles



アーカイブスのアードモア1992でした。
何を隠そうこのボトル、偶然ですが先日行われたブラインドテイスティングのイベントで一択予想して当たったボトルでした。(笑)
その時は完全にボウモアではなくアードモア1992だと思ったのですが、どういうわけか今回はピンときませんでした。

トロピカル&ピーティなボトルで、確かに今回もいつものようにアードモア1992を予想に入れるかどうかを迷ったのですが、いつもよりボウモア寄りに感じたので男気を見せて一択にしたのでした。
完全に裏目に出ましたね。(笑)
開栓からの期間などボトルの状態も関連しているのかもしれませんが、私の鼻と舌のコンディションがブレている可能性の方が高そうです。。。

前回と今回で大きく印象が違ったので何ともコメントしづらいですが、今回飲んだ感想としては、アードモア1992のなかではずいぶんボウモア寄りのボディと濃厚さを持つボトルだと思いました。


振り返ってみれば、このボトルにあったハイランド系のピート感はアードモアだったから感じたようです。

美味しいピーティ&フルーティモルトで、改めてボウモア90年代とアードモア1992は似てるなぁと実感させられました。
 

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2012.11.02【日記】

ソサエティの1番!:アードモア 1978-1989 10年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 66.1

やはり独特で好きな味でした。

 

アードモア ARDMORE 1978-1989 SMWS (66.1) 59.4%



最初こもった印象、薄めた蜂蜜、干し草みたいな植物、薄いアプリコットティー、がっつりタールやタバコ、強いスパイシー、キレがありドライ、酸味を伴うあまり粘性のないシロップのような甘み。

【Good/Very Good】


最近マイブームになっているタールっぽい昔のアードモア。
このボトルはソサエティのNo.1(ソサエティにおける最初のアードモア)のボトルです。
No.1のボトルは美味しいといわれますが、このボトルは同時期の他のものに比べて特段飛び抜けたものとは思いませんでした。
ただ、らしいタバコやタールのような独特のピート感がしっかりと期待通りに感じられ、余韻としても長く残り、個性的でかなり好みの味わいでした。
ソサエティらしいハイプルーフのスパイシーさもあり、満足感のある味わいでした。


 

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2012.10.26【日記】

第3回SBTボトルE:アードモア1992-2011 19年 ウイスキーエクスチェンジ #9464

第3回SBTボトルE、テイスティング時には知りませんでしたが、出題者はガースーさんでした。



アードモア ARDMORE 1992-2011 19yo #9464 49.3%
The Whisky Exchange The Single Malts of Scotland
Bourbon Barrel one of 203 bottles


(完全なブラインドテイスティングで評価しています。)

・香り
香りは最初はややくぐもっている。
グレープフルーツ、アルコール感強め、生のピーテッドモルトのようなモルティ&ピーティがしっかり、ハイプルーフの若いモルトの印象。ヴァニラ、薄く蜂蜜、白い花、青葉のような植物感、時間とともにパイナップルなどトロピカル要素も出てくる。


・味わい
グレープフルーツ、キレのある上品な甘さ、やはり生のピーテッドモルト、パイナップルや桃、爽やかさのあるトロピカルフルーツ、セメダイン、ハイプルーフだが飲むとそこまでアルコール感は強くない、潮のニュアンスの無いピート感でスモークがメイン、少し紙っぽいモルティ、植物感、シロップの甘味、やや若い酸味、余韻はスッと切れて長くない。ボディは軽め。

・総評
比較的若いピーテッドモルトのウイスキー。フルーティにはトロピカル感を含む。ヨードを感じないスモーキーなピート感でボディはやや軽い。飲むと香りからの想像より仕上がりが良くオフフレーバーはあまりない。


ピートがありトロピカルというとボウモアが出てくるが、アイラをはじめ島モノのピーテッドモルトにしてはボディが軽く潮のニュアンスにも乏しい。他の地域のピーテッドモルトを第一に考える。
フルーティの方向性も踏まえてまず出てくるのはアードモアだが、飲んだことのあるいくつかの1992に比べるとややフルーツが弱くアルコールが強い印象。
それでも飲んだことがある中では一番アードモアが近い。
この軽さはボウモアではないと思うが、切り捨てる勇気がないため抑えの第3候補に。
あとは、島モノだがブナハーブンやジュラのピーテッドは飲んだことがほとんどないのでなんとも言えず、ありえるかもしれない。。。
他に島モノ以外でピーテッドモルトを仕込んでるところってどこがあっただろうか?こないだリンクウッドのピーテッドなんていうのもあったし。。。
エドラダワーではないだろうし、ベンリアックの若いピーテッドってどんなだろう?若いものでトロピカルのイメージはないが。。。
ピートや植物感からは意外と白州なんかもありな気がする。いろいろ仕込んでいそうだが。。。
第2予想はこんな感じでいろいろ悩んで決めました。


【Good】

予想蒸留所:①アードモア、②ベンリアック、③ボウモア
蒸留年:1992年
熟成年数:20年前後
度数:54%
点数:82
カスクタイプ:バーボンホグスヘッド
妥当な価格:8000円


このボトルに対するSBTでの評価、正解発表はこちら
⇒  ボトルE評価  ボトルE正解発表


ボトルEの正解はアードモア1992でした。
とりあえず、妥当なテイスティングと予想が出来たようでホッとしました。
アードモア1992(ピーテッドタイプ)に90年代ボウモアと似た特徴があることは、以前このブログでも書きました。

ボウモアに似たフルーティだけど、潮が無い、ヨードが無い、ボディが軽いなど、いろいろ鑑別点を挙げてきましたが、実際にラベルを見ないで評価したことはなく、指摘できるのか心配だった部分もあったので、今回は貴重な機会になりました。

テイスティング内容と予想に至る過程を重視するというSBTのコンセプトではありますが、やはりまったく誰も蒸留所にかすりもしないというのはつまらない部分もあり、そういう意味でも良い出題をしてもらえたと思います。


 

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2012.09.15【日記】

やっぱり似てます:アードモア 1992-2011 18年 キントラ #4907

アードモア、最近見るのは1992ばっかりな気がします。

 

アードモア ARDMORE 1992-2011 18yo KINTRA #4907 49.8%
EX-BOURBON HOGSHEAD
one of 84 bottles



グレープフルーツ、ややパッションフルーツっぽいトロピカルフルーツ、乾いたモルティ、潮っぽさやヨード感があまりないピート感、やや軽めのボディ

【Good/Very Good】


オランダのニューボトラー、キントラが詰めた1992アードモア。
アードモア1992-2011は、昨年から今年にかけてリリースがいくつもありました。
(私が今思い出せるだけでも、ウイスキードリス2種類、リキッドサン、ウイスキーファスル、デュワーラトレー、アデルフィ、ほかにもあったような・・・。)
表記されているものはカスクナンバーが近いものが多く、樽の出所が一緒のものかなりあると思われます。近いヴィンテージの他のリリースをあまり見ませんしね。
しかもこのボトル、ボトリング本数が妙に少ないと思ったらウイスキーファスルのものと同じカスクナンバーでした。シェアなんですかね?ただ不思議なことに向こうは50.1%で度数が違いました。ボトリング時期が違うということでしょうか。シェアの場合は同時に詰めてラベルだけ別で同じ度数のことが多いので、ちょっと不思議でした。


これら一連のリリースには1990年代ボウモアに似たフレーバーがあることは以前も書きましたが、このボトルもほぼ同様のニュアンスでした。
ボウモアも高くないし、そっちでいいじゃんと思いがちですが、ピートの感じ方やボディの違いを比べながらテイスティングするのは結構楽しいです。
アデルフィのものとか、樽番号のちょっと離れた他の1992ピーテッドモルトも飲んでみたいですね。

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2012.09.03【日記】

これまでのテイスティングノート17:アードモア 1992-2011 18年 デュワーラトレー #4905

 

アードモア ARDMORE 1992-2011 18yo A.D.RATTRAY #4905 46.8%
Matured in Barrel, one of 207 bottles


・香り:
ピーチ、パイナップル、グレープフルーツ、パッションフルーツ、結構フルーティ、乾いたピーテッドモルトのようなピート感、90年代ボウモアに近いニュアンス


・味わい:
最初はトロピカルフルーツやピーチなど非常にフルーティ、
若いピート感もありやはり若いボウモアに近いニュアンス、甘味はあるがさっぱりしており長く続かない、後半はスモークと草っぽさ、少しエグ味を伴う若いモルティ、ボディは想像以上に軽い


・余韻:
フルーツや甘味は残らずスモーキー&モルティな余韻、短くすっと消える


・加水:
モルティさと若さが前に出て甘味も薄まり良くはならない、エグ味も目立つようになる


・総評:
90年代ボウモアのような方向性のトロピカル感を持つが、比べると甘味が控えめでボディは薄く、潮やダシっぽさがない。
ヨードがなくピート感はスモークがメインで、ボウモアと比べるのは結構楽しい。
ピートがしっかり効いているのに軽くサラサラしているのはアイラと比較して特に面白いところだろうか。


【Good/Very Good】

最近1992アードモアはボトラーズから結構リリースされていますが、リキッドサンもウイスキーファスルのものも似たニュアンスでした。カスクナンバーがわかっているウイスキーファスルのものは2つ違いの#4907ですし、最近のリリースの出所は同じなんでしょうか。同時期に同じ蒸留所の同じヴィンテージでトロピカル系のものが相次いでリリースされるのは、印象が付きやすいですし最近の売り方の特徴のようです。個人的にはもうちょっと小分けにして欲しいところですが。今回のアードモアに関しては、ほぼ同じスペックなのにこのデュワーラトレーのものがずいぶん安くCPに優れます。

〈2011/10/2 whiskylinkで公開〉


2012/9/3  追記:
whiskylinkでやったブラインドテイスティング(サンプルD)でボウモア1993が出てきたときに、結構なテイスターがアードモア1992を候補に挙げていたのを見て、似てると思っていたのは自分だけでなかったことを実感しました。
ただみんな第一候補にはしなかったですし、ちゃんと飲み比べると違うんですよね。似ているもの同士の似ている部分、似ていない部分を抽出しながらストイックにテイスティングするのは、地味ですがかなりテイスティングスキルの向上になると思います。

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