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自宅テイスティング:山崎1986-2006 オフィシャル ミズナラ メゾンドウイスキー向け

自分の中のミズナラ像を作ってくれたボトルです。

 

山崎 YAMAZAKI 1986-2006 OB for La Maison du Whisky 50th Anniversary bottling  60.0%
one of 405 bottles

・香り:
強いウッディネス、しっかり香木、セメダイン、バニラ、キャラメリゼしたナッツ、ハーブ、強く煮出した紅茶、熟したメロン、レーズンなどドライフルーツ、焼きリンゴ、シナモンしっかり、レザー、少し燻製の肉、非常にリッチ。

・味わい:
強い味、口当たりから全開の力強さと刺激、やはり強い香木のウッディネス、シナモン、スパイシー、セメダイン、強くハーブ、濃い紅茶、オレンジ、キャラメリゼしたナッツ、芳醇でリッチ、コクのある強い蜂蜜やカラメルソースの甘味、やや甘味は平坦な印象もある、結構オイリーで口の中に残る、ウッディネスの割にそこまで渋味は強くなくタンニンもほど良い。フルボディ、濃厚だが全体に不思議に上品で洗練されたニュアンスがある。

・余韻:
強い香木のウッディネスとナッツ、ハーブ、かなりスパイシー、強い甘味が長く残る。

・加水:
ほとんど崩れない、若干だが甘味の平坦さが強まるくらいでリッチさもそのまま。

・総評:
まさにミズナラ樽。
香木感のあるウッディネスは他の樽材でも感じることがあるが、ミズナラの香木感はオリエンタルで官能的な気がする。
強いウッディネスの割に渋味がキツすぎないのも良い。

【Good/Very Good】

フランスのメゾンドウイスキー向けに詰められたミズナラ樽の山崎1986、およそ20年熟成。この頃は同じヴィンテージでミズナラのオーナーズカスクがいくつもボトリングされていたと記憶しています。

どれもミズナラの個性が全面にでた独特なモルトでしたが、その中でもこのメゾン向けは特に洗練された印象でした。
香木感を中心に様々なリッチで複雑な成分が感じられる山崎で、何本か買ったためたまにミズナラを飲みたくなると開けて飲んでいましたが、気が付いたら自分のストックもなくなりつつあります。
今ではこのスペックも非常に高額になってしまい、なかなか買えませんね。。。
 

#山崎 (YAMAZAKI)

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