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これまでのテイスティングノート41:ブラドノック 1992-2011 19年 オフィシャル #2618

 

ブラドノック BLADNOCH 1992-2011 19yo OB #2618 55%
matured in a Sherry Butt

・香り:
濃い蜂蜜、シナモンロール、ヴァニラ、ショウガ、青草、フレッシュなプラム、若めのモルティ、全体的にはクリアな印象

・味わい:
スパイシーでヒリヒリする、蜂蜜様の甘味が強く特徴的、シナモン、ヴァニラ、生の木を噛んだような渋味が少し、草っぽい植物感、後半に麦茶、香りの印象通りの味わいだが想像以上に甘味は強い、そこまで複雑ではないがハイプルーフらしい強い味わい。

・余韻:
スパイシーで甘い余韻。キレの良い余韻。麦茶感が長い。

・加水:
草っぽさとエグ味が感じられあまり良くない。未熟感も出る。

・総評:
それほど複雑ではないが、ハイプルーフらしい強い味と蜂蜜がけのシナモンロールのような甘さが長い。嫌味もなく、高度数が苦手でなければストレスフリーに飲めるボトル。

【Good/Very Good】

まずCPが素晴らしいです。(5000円~6000円くらい)
ハイプルーフらしい強い味わいで、華やかさやフルーティさはそれほどありません。シェリーバットで19年というところから想像するような味でもありません。ファーストフィルではありえない味なので、リフィルもしくは詰め替えでしょうか。しかし、紹介してくれたタケモトさんがおっしゃるように、正統な味わいのウイスキーだと思います。オフィシャルのシングルカスクとして、とても評価できる出来です。

〈2012/6/30 whiskylinkに公開〉

2012/9/29  追記:
2012のバーショウ向けのオフィシャルボトルも評判が良いみたいですね。大手の所有でないため、造りもボトリングもきっと自由な試みができる蒸留所なのだと思います。
今後も素敵なリリースに期待です。

 

#ブラドノック (BLADNOCH)

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