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ニューリリース:アイリッシュシングルモルトウイスキー 1988 25年 ウイスキーエージェンシー オールドタイムダイビング

かなり強いトロピカル感で大トロ系のアイリッシュという感じでした。

 

アイリッシュシングルモルトウイスキー IRISH SINGLE MALT WHISKY 1988-2013 25yo THE WHISKY AGENCY "Old Time Diving" 51.1%
one of 212 bottles

 

香りは下品なほど強いトロピカルフルーツ、ライチ、パッションフルーツ、パイナップル、オイル、アイリッシュらしい穀物感、飲むと柔らかい口当たりから広がる、粘性のあるテクスチャー、香り同様の強いトロピカルフルーツ、ケミカルなニュアンスも強い、ねっとりした甘味、リッチ、オイリーでトロピカルな長い余韻。

【Very Good】

ウイスキーエージェンシーが最近ボトリングしたオールドタイムダイビングシリーズから,アイリッシュのシングルモルトウイスキー,1988年蒸留,25年熟成です。
アイリッシュのシングルモルトというからには,未発芽大麦など他の穀物を使っていないブッシュミルズということでしょうか。
私の知る限り,エージェンシーがアイリッシュを詰めたのは初めてだと思います。

のっけからライチやパッションフルーツ,パイナップルなどのえげつないほど強いトロピカルフルーツが主張します。オイリーさや穀物感もあり,ピュアポットスチルっぽい香りでした。
飲んでみるとオイリーで粘性を感じ,香り同様に強いトロピカル感がありますが,薬っぽいケミカルなニュアンスも伴っていました。
リッチでオイリー,そしてトロピカルという個性が余韻の最後まで残りました。

スコッチならトロピカル感の強いヴィンテージのベンリアック1976,トマーティン1976,ロッホサイド1981,リトルミルの1990前後あたりと共通点の多いボトルで,総合的にはベンリアックが一番近いでしょうか。
ただオイリーさにおいてはこれらの蒸留所のものとは思えないほど強かったですね。

しつこいですが,このオイリーでトロピカルな個性は,最近だとレッドブレストなどに代表されるアイリッシュのピュアポットスチルウイスキー(原料に麦芽以外の未発芽大麦なども含め3回蒸留したアイリッシュ伝統のウイスキー)の個性だとばかり思っていたのですが,ブッシュミルズのシングルモルト(麦芽100%)でも出てくることがティーリングのボトルなどを飲んではっきりしました。
ポットスチルで3回蒸留のシングルモルトというと,製造工程だけなら軽やかなローランドスタイルそのもののような気がするのですが,実際にこうして飲むウイスキーは全く逆の極めてオイリーで重いスタイルです。
全部が全部このスタイルではないのかもしれませんが,どうしてこの作り方でピュアポットスチルのアイリッシュのような味になるのか,理由が気になって仕方がないです。

ともあれ突き抜けたフルーティ&オイリーで旨いウイスキーであることには疑う余地がありません。

このボトルは,江古田のKEITHさんでいただきました。
マスターの天野さんとはかなり前から面識があったのですが,今回初めてお店に伺いました。
地域に根付いた非常に居心地の良いBARでした。

 

#アイリッシュ (IRISH)

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