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これまでのテイスティングノート3:グレンアラヒー 1973-2010 36年 アデルフィ #1973

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE 1973-2010 36yo ADELPHI #1873 48.1%

・香り:
アプリコットティー、プラム、オレンジ、蜂蜜、樹液や蜜蝋、焦がし麦、奥に薄くピート感、あまり華やかではなく、どっしり無骨な印象

・味わい:
やや無骨だが強いフルーツ、噛めば噛むほど湧いてくる甘酸っぱいプラムやピーチなどの果実感、ヴァニラクリーム、後半はオイリーで若干のトロピカル感もある、濃い蜂蜜やべっ甲飴の甘味、薄いがしっとりしたピート感が裏打ちしている、全く嫌味はない、とてもリッチ、ボディはミディアム~フル

・余韻:
果汁と樹液、ややオイリーで長いフィニッシュ

・加水:
ピーチやプラムなどの甘酸っぱさが強まる、多少の加水では崩れない

・総評:
どこかもっさりとした無骨さと迫力があり、今の流行とは少し方向が違う気がするが、噛むほどに飲むほどに旨くいくらでも飲んでしまう。全く嫌味がなく熟成のまさにピークと思われる。こんなに旨いアラヒーがあっただろうか。個人的にはかなり好みで、今年のベストボトルのひとつ。

【Very Good】

〈2010/12/22 whiskylinkで公開〉

2012/8/16  追記:
無骨ながらかなり好みの味で、2010年のニューリリースでは最高評価をしていたと思います。武骨さとナチュラルなフルーツ感がADELPHIらしいチョイスだと思いました。

 

#グレンアラヒー (GLENALLACHIE)

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