やはり70年代のアードベッグは個性的かつ魅力的です。
アードベッグ ARDBEG 1975-2002 27yo WILSON & MORGAN 46%
香りは消毒液とクレゾール、スモーク、冷たさも感じる金属感しっかり、強く湿った土、萎びたオレンジ、こなれた力強い麦感、淡く蜂蜜、飲むと穏やかな口当たりから広がる、萎びたレモン、香り同様のクレゾールや消毒液、クールな金属感、強くない甘味と柑橘の酸味、染み込むような麦と土、オイリーでスモーキーな長い余韻。
【Very Good】
ウィルソン&モーガンが2002年にボトリングしたアードベッグ1975,27年熟成です。
香りの最初から70年代アードベッグとしか思えない薬品っぽさや強いスモーク,湿った土,冷たい金属感などがしっかりと感じられ,同時に熟成期間のわりにパワフルな麦感も感じられたのが良かったです。
飲んでも香り同様に個性的な要素が次々と現れ,控えめの甘味と酸味,瓶内変化も影響していそうなしみ込んでくるようなテクスチャーを伴う麦感や土っぽさが印象的でした。
決して舌にガツンと重く乗ってくるようなボディの厚いタイプではないのですが,独特の個性は長い余韻として続きました。
#アードベッグ (ARDBEG)