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ニューリリース:グレンリベット 18年 オフィシャル シングルカスクエディション “Inverblye” #30777

近年のオフィシャル限定リベットは,ほんとに良いものばかりです。

グレンリベット GLENLIVET 18yo OB SINGLE CASK EDITION Inverblye #30777 GLENLIVET 18yo OB SINGLE CASK EDITION Inverblye #30777

グレンリベット GLENLIVET 18yo OB SINGLE CASK EDITION "Inverblye" #30777 50.8%
bottled in 2015

香りは華やか、熟したオレンジ、淡く洋梨や桃、バニラ、心地よい麦感、非常に良いオーク。
飲むと驚くほど穏やかな口当たり、香り同様の華やかなフルーツ、上品な甘味と酸味、旨味のある麦感、リッチなオーク、心地よい長い余韻。

【Very Good】

グレンリベットのオフィシャルボトル,シングルカスクの限定で"Inverblye"と銘打たれています。
日本向けの"ネビー"もそうでしたが,一樽ごとに毎回名前を付けて出すのは,その樽が特別なもので蒸留所側が自信を持ってリリースしているということの表れだと感じています。
実際にこれまでの限定カスクも良いものばかりでした。

この"Inverblye"は,恐らくはバーボンカスクで,次にご紹介するシェリーカスクの"Ladderfoot"と一緒に飲むことが出来ました。

香りには近年の良いバーボンカスクのニュアンスがでており,熟成に由来するような洋ナシや桃っぽいフルーツ感も見え隠れしていました。
飲んでみると,18年熟成のボトリングしたてとは思えないような穏やかな口当たりからの広がりがあり,香りで感じた熟成感のあるフルーツがこちらでも感じられました。
品のある甘味と酸味も好印象で,麦の旨味もしっかりと感じられましたが荒いキツさはありませんでした。
シングルカスクでありながらすでに素晴らしい仕上がりで,フルーティな甘味と酸味,そして麦の旨味のバランスの良さも好印象でした。
そして,何より特筆すべきは良いオーク感で,香りからも味わいからも,木に由来する上品なオイルのようなニュアンスを伴うような心地良いオークの主張がありました。
どういうスペックなのかは不明ですが,エグ味を出さずにこの良いオーク感を出すのには天日乾燥機関などを含めた何かしらの工夫があると思われます。

初めてナデューラを飲んだ時にも同系統のオーク感に驚きましたが,さらに洗練されたような気がします。
よくよく思い出すと今までのバーボン系のこのシリーズのシングルカスクの多くに,同様の魅力的なオーク感があったようにも思います。
どこ向けにどのくらい出回っているのかはわかりませんが,エクスチェンジなどでたまに売られているようで,これからもこのシリーズからは目が離せませんね。

 

#グレンリベット (GLENLIVET)

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