ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.06.23【日記】

グレンエルギン 16年 オフィシャル "マネージャーズドラム" 60% 1993年ボトリング

強烈で突き抜けたシェリーカスクで、こういうものは年代を選ばず素晴らしいですね。

 

グレンエルギン GLENELGIN 16yo OB "The Manager's Dram" 60%
bottled in 1993



香りは濃厚シェリー、プルーン、アプリコットジャム、コーヒーやビターチョコレート、カラメルソース、淡くワックス、奥から焦がしたモルティ、リッチ。
飲むと粘性のある口当たりからパワフルに芳醇に広がる、香り同様のシェリー感、プルーンやアプリコットジャムの強い甘味、心地良い渋味、オイル、フルボディ、リッチで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


蒸留所関係者に配られるオフィシャル記念ボトルで、本来非売品であるマネージャーズドラム。
その通称マネドラのグレンエルギン16年で、1993年ボトリングですので、逆算すると1977年頃の蒸留と思われます。

香りにも味わいにも、ボトリング後25年近く経過したとは思えないほどイキイキした香味で強いシェリー感があります。

60年代のような高貴で怪しい陶酔感のあるタイプとは異なりますが、少しこなれた多彩さと深みを帯びた強いシェリー感と十分に残った旨いモルティさの融合した鮮烈な香味です。

これだけ強烈な樽感と麦感ですが、奥には淡くワックスやオイリーな要素があり、これは原酒由来の個性でしょうか。

言葉にしづらい素晴らしさのあるシェリーカスクのモルトで、なんとか表現するなら一体感と鮮烈さが同居しているのが突き抜けた魅力だと思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2017.06.22【日記】

ラガヴーリン 16年 オフィシャル 80~90年代流通

素晴らしく濃厚で旨いアイラの巨人です。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 16yo OB 43%
1980~1990年代流通



香りは少し妖艶さのあるオールド感、滑らかなアプリコットや少し洋梨っぽいジャム、樹液、麦の旨味、凝縮した麦と魚介の旨味、ヨードのある力強いピート。
飲んでも重厚で旨味がたっぷり。粘性あり。プラムとアプリコットのジャム、オイル、コク深い甘味、魚介の旨味、ヨードのある強いピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】


80年代後半から1990年前後くらいまで流通していたラガヴーリン16年オフィシャルボトル。
微妙に違いますが今と近いラベルで、当時のスタンダードです。

粘性を伴うアプリコットジャムや樹液っぽさ、そしてリッチでコクのある甘味や魚介系の旨味を伴うパワフルなピート感、そういった現行にも感じるらしい要素がひときわ強く感じられました。

そして少しうっとりするようなオールド感も帯び始めていたのも好印象でした。

ラガヴーリンはスタンダードボトルがシェリー感の強い12年熟成から16年になって以降は、昔も今も同様の個性がしっかりと感じられ、スタンダードの中でも特に安定感のある美味しさだと思います。

しかし、経年変化もあるのか作りの違いなのか、やはりこのあたりのものは、現行品にも強く感じる濃厚さや深みにおいてさらに秀でているように感じました。

オールドのカスクストレングスを飲んだ後のような、かなりの満足感のある1杯でした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.06.21【日記】

カリラ 1974-1997 22年 ウィルソン&モーガン 46%

綺麗なのに濃縮感もある飲み頃のカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1974-1997 22yo WILSON & MORGAN 46%


香りは華やか、凝縮感のあるオレンジ、白い花、乾いたモルティ、潮のミネラル、スモーキーな強いピート。
飲むと滑らかな口当たり、凝縮して少し粉っぽい凝縮感、噛み応えのある旨味あり、上品な甘味と酸味、ピーティできれいな余韻。

【Very Good】


ウィルソン&モーガンが1997年にボトリングしたカリラ1974、22年熟成です。
加水でボトリングされており、およそ20年が経過しています。

華やかな香り立ちで、柑橘系のフルーツ感、フローラル感、こなれたモルティさ、そして海とピートのニュアンスが一体感を持って感じられました。

飲んでもやはりこなれていますが枯れた感じはなく、香りで感じたような一体感が味わいにもありました。

樽もあまり効いておらず、上品に仕上がっているのに凝縮感もあって非常に美味しかったです。

ブラインドで飲んだら美味しい70年代ポートエレンと迷いそうな仕上がりの良さでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.06.20【日記】

スプリングバンク 1969-1995 25年 ウィルソン&モーガン #95164-3 52.0%

突き抜けた思い出深いスプリングバンク。やはり素晴らしいです。

 

スプリングバンク SPRNGBANK 1969-1995 25yo WILSON&MORGAN #95164-3 52.0%
one of 420 bottles, sherry butt



香りは華やかでリッチ、しっかりイチゴジャム、熟したアプリコット、滋味深くこなれた麦感、湿った土、リッチ、妖艶さのある淡い磯っぽさとピート。
飲むと芳醇に広がる、噛み応えのあるテクスチャー、イチゴジャムのコクのある甘味と引き締める良いタンニン、滋味深い麦芽の旨味、遅れてミネラルと強めの塩気、こなれたピートも伴う長く心地良い余韻。

【Excellent】


ウィルソン&モーガンのスプリングバンク1969、25年熟成です。
以前有楽町でいただき、その素晴らしい香味に驚いて購入したのですが、久しぶりに飲みたくなり有楽町に持ち込んで開けていただきました。

恐らくはリフィルのシェリーバットと思われ、ナチュラルなイチゴジャム感があり、それだけでない濃いフルーツ感もあり、滋味深いモルティも感じられ、アーシーさやピーティさも感じる深い香りでした。

飲んでも芳醇で濃厚な味わいで、イチゴジャム感のある甘味とそれを深める心地良いタンニンのバランスが良く、モルティな旨みもあり、ブリニーさも感じられました。

全体に怪しく妖艶なニュアンスも帯びており、過度な熟成感もなく適度にこなれてきており、陶酔感のある素晴らしいスプリングバンクでした。

やはり自分は新旧問わずスプリングバンクが大好きだということを、改めて実感しましたね。


※ここのところ仕事が異常に忙しく、真剣に飲む時間も記事を書く時間もありませんでした。書き溜めた記事がブログ開設以来初めて底をつき、そのため更新が滞ってしまいました。本来ならアイラフェスの時期ですから、ご紹介したいボトルがありすぎて困ってしまう時期のはずなのですが。。。
そんな状態でしたが、やっと本業が落ち着いてきましたのでまた書けそうです。
心配してご連絡くださった方々に感謝いたします。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood11

2017.06.17【日記】

スプリングバンク 25年 オフィシャル 43% 1980年前後のボトリング

50年代の貴重な原酒です。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 25yo OB 43%
1980年前後ボトリング



香りはオールド感もあるが華やか、フリーズドライのヘタ付きイチゴとレモン、白い花、干し草と枯れたオールドピート。
飲むと埃っぽさのあるオールド感、スミレっぽいフローラル、くすんだレモン、さらりとした甘味と酸味、燻した藁と土っぽさのあるピートが残る。

【Good/Very Good】


スプリングバンク25年のオフィシャル、ペアシェイプボトル。
1980年前後のボトリングのようなので、逆算すると1950年代の原酒ということになります。

熟成は長いですがわりとプレーンな樽だと思われ、樽感は前面に出てきません。

ボトリングから35年以上経過しているため、それなりにオールド感やボディの抜けた感じもあり、それに伴って少しパフューミーな要素のうっすらと感じられました。
しかし、スプリングバンクらしい華やかな香味がしっかりと感じられ、また、さすが50年代の原酒だけあって奥から大地を感じるような土っぽさを伴う古いピートの主張が感じられました。
抜け感を逆算すると相当太い酒だったことが想像されます。

こういうものをじっくり考えながら味わうことは見識を深めるうえで非常に重要だと思われ、出会える機会があることに感謝です。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.06.16【日記】

ローズバンク 1974-1993 18年 ダンイーダン #5048 43%

もったりとしたテクスチャーのローズバンクでした。

 

ローズバンク ROSEBANK 1974-1993 18yo DUN EIDEANN #5048 43%
one of 600 bottles



香りはまったり甘やか、べっこう飴、アプリコットジャム、オイル、焦がした麦。
飲んでもまったりと滑らかな口当たり、べっこう飴のコクのある甘味としっとりとモルティな旨味、後半にはオイルと土っぽいピートが主張、余韻は長い。

【Good/Very Good】


ダンイーダンから1993年にボトリングされたローズバンク1974、18年熟成です。
70年代蒸留のローズバンクを飲む機会もだいぶ減ってきました。

古いものも含めれば、オイリー&ピーティなニュアンスを持つローズバンクには出会うことが結構ありますが、ここまでもったりとしたテクスチャーを持つものには出会った記憶がありません。
ブラインドでもまず予想しないと思います。

べっこう飴のようなまったりとした甘みがありコク深い美味しさがありました。
古いローズバンクに感じるようなオイリーでピーティなニュアンスに土っぽさも帯びており、加水ながら飲み応えも感じる1杯でした。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.06.15【日記】

タリスカー 1979-1998 19年 ケイデンヘッド オリジナルコレクション 46%

やはりこのヴィンテージのケイデンヘッドは旨いものばかりです。

 

タリスカー TALISKER 1979-1998 19yo CADENHEAD Original Collection 46%
one of 432 bottles



香りはこなれた強いモルティ、金属感と塩素っぽさ、魚の燻製、土、鋭く強いピート、奥からじわじわとアプリコットジャム。
飲むと噛み応えを感じる凝縮感からじわじわとスパイシーになる、こなれた濃い麦の旨味が舌に染み込む、甘味はほどほど、アーシーでスモーキー、余韻までスパイシーさは続く。

【Very Good】


ケイデンヘッド緑瓶の加水タイプ、オリジナルコレクションからタリスカー1979、19年熟成です。
1979のケイデンヘッド緑瓶は、カスクストレングスのものも含めて非常に美味しいものが多いので、これにもかなり期待して飲みました。

この頃のケイデンらしいプレーンな樽感ですが、加水ということもあってポジティブな経年変化もあり、全体的に凝縮感があり、こなれた舌に染み込むような旨みのある濃いモルティが感じられました。

もちろんタリスカーらしい強いピート感やスパイシーさがあり、ほどよくドライな味わいで淡くクールな金属感もあり、個性的な美味しさでした。

やはりこのスペックは鉄板ですね。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.06.14【日記】

ボウモア 1968-2006 37年 ダンカンテイラー ピアレスコレクション #3822 40.5%

やはり60年代ボウモアにしかない香味には替えがありません。

 

ボウモア BOWMORE 1968-2006 37yo DUNCAN TAYLOR PEERLESS COLLECTION #3822 40.5%
one of 145 bottles



香りは非常にフルーティ、強くグァバ、パッションフルーツ、セクシーなワキガ、奥からスモーキーなピート。
飲むと滑らかな口当たり、重さはないが粘性あり、香り同様のトロピカルフルーツ、甘味はまったり、淡く魚介の旨味、しっとりしたピート、ややオイリーで陶酔感のある余韻。

【Very Good】


ダンカンテイラーから、表記はなくなってますが通称ピアレスコレクションのボウモア1968、37年熟成です。
お約束通り度数は非常に低く、40.5%とウイスキーとして詰められるギリギリです。

上記の如くのっけから期待通りの強烈なトロピカルフルーツが炸裂しており、じわじわと湧いてくるピートにセクシーなニュアンスもあって陶酔してしまいます。

度数落ちのカスクストレングスらしい濃縮感があり、ボディが厚いとは言えませんが抜け感はほとんどありません。
度数があって熟成期間の長くないものでもこのトロピカル感はありますから、やはりボウモアにおいては酒がヘタレるのに伴って出てくるだけの要素ではないようです。

意外に魚介っぽい旨みやしっとりとした心地良いピートの主張もあり、極めてフルーティな余韻も決して短くありません。
フルーティだけに振れたモルトを意識的に飲む機会もあって認識を深めたためか、以前よりもこの度数落ちのダンカンテイラーにもフルーティ以外の要素を拾えている気がします。

数も少なくなり、いずれ伝説と言われそうな60年代ボウモア。
似て非なるものはいくつかありますが、代わりになるものはなかなかありませんね。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.06.13【日記】

グレンカダム 1972-2001 29年 シグナトリー サイレントスティル #7821 52.5%

非常にフルーティでハウススタイルも感じるナイスカスクでした。

 

グレンカダム GLENCADAM 1972-2001 29yo SIGNATORY VINTAGE Silent Stills #7821 52.5%
one of 298 bottles



香りは華やかでエステリー、洋ナシ、オレンジクリーム、バニラ、フルーツフレーバーティ。
飲むと穏やかな口当たりからスパイシーに広がる、香り同様のフルーツとクリーム、紅茶、コクもある甘味、奥に麦感、長い余韻。

【Very Good】


2001年にシグナトリーが閉鎖蒸留所シリーズであるサイレントスティルとしてボトリングした、グレンカダム1972、29年熟成です。
現在も操業中の蒸留所ですが、このボトルが詰められたタイミングはちょうど数年間閉鎖されていた時期だと思われます。

香りからはボトラーズの長期熟成ものに散見される、エステリーで多彩なフルーツ感が突き抜けたタイプで、同時にオレンジクリームのようないわゆるカダムのハウススタイルと言われるようなニュアンスも感じられました。

味わいも香りと同じような印象で、穏やかで度数は実際よりも感じません。

フルーティでクリーミーな香味で、洋菓子で紅茶を楽しんでいるような気持になる長熟モルトでした。


 
COMMENT(4)
この記事を評価するGood4

2017.06.12【日記】

ラフロイグ 1988-2005 16年 ダグラスレイン オールドモルトカスク リンブルグウイスキーフェア向け #1062 50.1%

やはり1988は特別な味がしますね。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2005 16yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask for The Whisky Fair #1062 50.1%
one of 151 bottles, Refill Butt



香りは粉っぽく凝縮したグレープフルーツのわた、乾いた旨そうなモルティ、潮風、ミネラル、ヨードもあるがスモーキー優位のピート。
飲んでもグレープフルーツやパイナップル、噛み応えのある凝縮感、魚介ダシの旨味、コクのある甘味、少し灰っぽさのある強いピート、余韻は長い。

【Good/Very Good】


ダグラスレインがドイツのリンブルグウイスキーフェア向けにボトリングしたOMCのラフロイグ1988、16年熟成です。

粉っぽく凝縮したような柑橘感にこなれた旨そうなモルティさも感じられ、当然ピートも強く感じました。
オフィシャルと比べるとややヨードよりスモークのほうが強く感じられるように思いました。

飲んでも凝縮感のあるフルーツがかなり強く感じられ、魚介系の旨味もあり、フルーティ系のラフロイグとして充実していました。

1988はエクスクルーシブモルツなど美味しいものが多い印象でしたが、このウイスキーフェア向けも少し1980年代前半までに感じたようなテクスチャーがあって美味しかったです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.06.11【日記】

ダラスデュー 1977-1996 18年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 58.5%

突き抜けたダラスデューで好きな味でした。

 

ダラスデュー DALLAS DHU 1977-1996 18yo CADENHEAD Authentic Collection 58.5%


香りは華やかでセクシー、凝縮したシトラスと小麦粉、ワックスと淡いオイル、白ワイン、奥からピート。
飲むと噛み応えを感じる凝縮感、香り同様にワクシー、柑橘の甘味と酸味、モルティな旨味、余韻は心地良く長い。

【Very Good】


ケイデンヘッド・オーセンティックコレクションのグリーン瓶でボトリングされたダラスデュー1977、18年熟成です。

特に1970年代半ばのダラスデューには、私はクライヌリッシュやクレイゲラキのようなワクシーでオイリーなニュアンスを感じることがあって好きなボトルも多いのですが、このボトルもそのニュアンスがしっかりと感じられました。

加えて美味しいラフロイグのような粉っぽく凝縮したニュアンスもあり、旨味も濃く、経年変化もあってかセクシーなニュアンスも帯びていました。

度数は高めですがこなれていて味わいのバランスも良く、かなり好みのダラスデューでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.06.10【日記】

近年リリース:ボウモア 2000-2016 15年 エディションスピリッツ ファーストエディション #12312 59.5%

ジューシーなトロピカルフルーツもあり、美味でした。

 

ボウモア BOWMORE 2000-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #HL12312 59.5%
one of 230 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはフルーティ、パッションフルーツとグァバ、グレープフルーツ、潮風、ミネラル、強いスモークのあるピート。
飲んでもみずみずしいパッションフルーツと柑橘、淡く桃、果樹感のある甘味と引き締める渋味、潮風とミネラル、ピーティでフルーティな余韻は長い。

【Good/Very Good】


ハンターレイン系列のボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからボウモア2000、15年熟成です。

香りは華やかで、パッションフルーツやグァバなど、この年代のボウモアらしいトロピカルフルーツのニュアンスがしっかり感じられる一方で、らしいピート由来の要素もしっかりと主張してきました。

飲むと果汁感のある多彩なフルーツがあり、心地良い甘味と渋味のバランスも良く、フルーティ&ピーティな余韻も心地よかったです。

現時点でもかなり仕上がったモルトと言えると思いますが、時間が経ってこのフルーツとピートがもっと融合すると、さらに度数を感じずいくらでも飲める酒に仕上がる予感がします。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.06.09【日記】

近年リリース:ラフロイグ 1998-2015 16年 ハンターレイン オールドモルトカスク #HL11528 50%

フルーティでボトラーズらしい美味なラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2015 16yo HUNTER LAING OLD MALT CASK #HL11528 50%
one of 236 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはグレープフルーツ、グァバ、乾いた粉っぽいモルティ、潮風や燻製した魚、海草っぽいヨードもある強いピート。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、香り同様のグレープフルーツとトロピカル要素、心地良い麦感と魚介ダシ、柑橘系の甘味と酸味、しっかり塩気あり、ピーティで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのOMCからラフロイグ1998、16年熟成です。

のっけからグァバやグレープフルーツなど、ボトラーズのラフロイグらしいフルーツ感がしっかりと感じられ、アイラモルトらしい潮っぽさやヨードやスモークのニュアンスも強く主張してきました。

飲んでも香り同様のフルーティさとピーティさがあり、嫌味は無く期待に応えてくれる味わいでした。

50%加水のためか飲みやすさがあり、それでいて美味しいのでするするとたくさん飲めてしまうタイプです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.06.08【日記】

ロングロウ 10年 オフィシャル ネクター向け 57%

ベルギー向けだから?ちょっと変わった雰囲気でした。

 

ロングロウ LONGROW 10yo OB for The Nectar Belgium 57%


香りはプラムやオレンジのジャム、ミルクチョコレートとミルクティー、旨そうな魚介ダシ、ミネラリー、しっとりとした強いピート。
飲むと芳醇に広がる、少し噛み応えあり、柑橘風味のミルクチョコレート、コクのある甘味と魚介ダシの旨味、やはりミルキー、しっかりミネラリーでブリニー、強いピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


ロングロウ10年カスクストレングス。ベルギーのネクター向けにボトリングされたオフィシャルボトルです。
今はこの10年カスク自体も終売になっており、樽に関する詳細は不明ですがこのネクター向けは2009年ボトリングのようです。

香りにも味わいにも、リフィルのシェリーカスクと思われるニュアンスがあり、濃縮したフルーツやチョコレートや紅茶といった多彩な要素のすべてにまろやかなミルクっぽいニュアンスが伴って感じられたのが印象的でした。

ミルキーな魚介というと牡蠣が海のミルクと言われていますが、そういえばモルト仲間でロングロウ大好きな方がよくロングロウには牡蠣っぽいニュアンスがあるとおっしゃっているのを思い出しました。

もちろんらしいピート感もしっかりと主張してきますし、ハウススタイルとプラスアルファの要素がマッチしており旨いモルトでした。



 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.06.07【日記】

グレンファークラス GLENFARCLAS 10yo OB 40% 80年代流通

期待通りのオールドシェリー感でした。

 

グレンファークラス GLENFARCLAS 10yo OB 40%
80年代流通



香りは強いオールドシェリー、古いカラメル、黒糖、みりんやかりんとう、コーヒー、甘苦いハーブリキュール。
飲むと優しく広がる、野暮ったさのあるオールドシェリー、プルーン、カラメルソースや黒糖の甘味、穏やかな渋味、土っぽさがあり甘やかな余韻。

 【Good/Very Good】


80年代に流通していたと思われる、グレンファークラスのオフィシャル10年です。

良い意味でも古さを感じるシェリー感がしっかりと聞いており濃厚な香味です。
ですがどこかあか抜けないというか野暮ったさも伴っていたのが印象的で、土っぽいニュアンスも感じました。
同じスペイサイドのシェリーカスクでも、高貴な雰囲気を残していた同時期のマッカランと比べてそこがもっとも異なる点かなと思うことがあります。
どちらも魅力的ですし、どちらが良いかは嗜好の問題ですね。

このボトルも40%とは思えない充実感で、濃縮果汁のまったりとした甘味とハーブリキュールのような渋味バランスも良く、説得力のある旨いファークラスでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.06.06【日記】

ロングモーン 1970-2006 36年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド #28 56.1%

やはりこの系統も追い求めてしまいます。

 

ロングモーン LONGMORN 1970-2006 36yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland #28 56.1%
one of 255 bottles, Sherry Cask



香りは心地良いシェリーと濃厚フルーツ、プラム、パイナップル、グァバ、高級チョコレート、コニャックのランシオ。
飲むと芳醇に広がる、陶酔感のあるオールドシェリー、プラム、果汁感を残したベリージャム、ジューシーで濃い甘味と高級なウッディネスの絶妙なタンニンの渋味、長く幸せな余韻。

【Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)のシングルモルツオブスコットランドシリーズとして2006年にボトリングされた、ロングモーン1970、36年熟成です。

高貴な雰囲気もある昔のシェリー感と、この時期のトロピカルフルーツも含んだジューシーで濃縮感もあるフルーツ感が見事に融合したボトルで、香りには長熟コニャックのような陶酔感がありました。

香りの印象通りのフルーティな甘味が魅力的ですが、それを過熟さを感じない高貴なウッディネスの絶妙な渋味が引き立てていました。

フルーティに振れたモルトとしては私が大好きな系統で、幸せ感に浸らせていただきました。

80年代ボトリングのものも過熟感が無く素晴らしいのですが、少しオールド感が強いものが増えてきました。
今陶酔感を覚えやすいものは、このくらいの長熟でもボディが保たれていて、かつ樽がキツくでていないボトルのような気もします。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.06.05【日記】

グレンドロナック 1975-1993 18年 オフィシャル 43%

陶酔感のあるシェリー感でかなり美味でした。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 1975-1993 18yo OB 43%


香りは陶酔感のあるオールドシェリー、ブドウ果汁、コニャックを思わせるランシオ、心地良いハーブ、少し土っぽさ。
飲んでも陶酔感あり、今尚みずみずしい濃縮ブドウ果汁とベリージャム、コク深い甘味、引き締めるブドウの皮の良いタンニン、余韻は長く心地良い。

【Very Good】


グレンドロナック1975、18年熟成のオフィシャルボトルです。

香りにおいても味わいにおいても、陶酔感のあるシェリー感が非常に印象的で、濃縮ブドウ果汁が感じられ、いわゆるランシオのニュアンスもしっかり主張してきます。
ドロナックらしい粘土に近い土っぽさも引っかからない程度に感じられ、深みを出しています。

甘味とタンニンの渋味のバランスも良く、最初から最後まで良い飲み心地でした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.06.04【日記】

ラガヴーリン 1997-2005 ハイスピリッツ "シングルアイラモルト 1" 46%

短熟なのにらしい粘性がありかなり美味しいです。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1997-2005 High Spirits "Single Islay Malt 1" 46%


香りは甘やかで丸みがある、アプリコットジャム、樹液、少しクリーム、魚介ダシ、強いピート。
飲んでもアプリコットジャムのコクのある甘味、粘性あり、ナッツ、魚介出汁と麦の旨味、パワフルなピートがありオイリー、余韻は長め。

【Good/Very Good】


イタリアのハイスピリッツ社がシングルアイラモルトシリーズの1としてリリースしたシングルモルトで、中身はラガヴーリンだと言われています。
1997ヴィンテージで2005年にボトリングされており、熟成年数は8年程度の短熟で、46%加水です。

加水と経年変化の影響か、香りも味わいも丸みや粘性を帯びており、アプリコットジャムや樹液といったらしいニュアンスがしっかりと感じられました。
もちろんアイラモルトらしい強いピートも健在です。

この粘性のあるテクスチャーは、オフィシャルだと12年にうっすら、16年でしっかり出てくるイメージですが、このボトルは8年程度の熟成なのにしっかりと感じられ、未熟感もなく十分に仕上がっていたのが印象的でした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.06.03【日記】

ニューリリース:レダイグ 2005-2016 10年 シグナトリー #900151 57.3%

ちょっとえげつない感じすらある強い香味でした。

 

レダイグ LEDAIG 2005-2016 10yo SIGNATORY VINTAGE #900151 57.3%
one of 650 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りは若いシェリー、キャラメル、若々しい麦感、オイルとナッツ、バーベキューの肉、少し醤油、硝煙、牡蠣、強いピート。
飲むと粘性あり、キャラメルの強い甘味、引き締める渋味、コクあり、香り同様にサルファリーでミーティ、少し浮いている若い麦感と強いピート。

【Okay】


シグナトリーのカスクストレングスコレクションからレダイグ2005、10年熟成です。

ファーストフィルシェリーバットですし、メゾン向けに詰められた似たようなスペックのものに近い香味なのかと思いきや、荒々しく雑味があり、硫黄や醤油っぽさの強いタイプで、ミーティでリッチですが私は苦手なタイプでした。

ただ、こういう強引でバラバラなものが20年~30年経ってどうなるのか気になるという気持ちがあり、高額でなければあえて買って置いておこうと思っています。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.06.02【日記】

オーヘントッシャン 10年 オフィシャル 43% 70年代ボトリング

良いオールドシェリー感が印象的でした。

 

オーヘントッシャン AUCHENTOSHAN 10yo OB 43%
70年代ボトリング



香りはオールド感のある強めのシェリー、カラメルソース、レーズンなどのブドウ感、ドライフルーツ、ビターチョコレート、奥からハーブ系の植物感。
飲むと滑らかな口当たり、ブドウの皮を噛んで出てくる果汁感、カラメルソース、濃いめの甘味と優しく良いタンニン、少しエグ味も感じるハーブ感が余韻に残る。

【Good/Very Good】


オフィシャルのオーヘントッシャン10年。
初めて見るボトルですが当時の日本の正規代理店である株式会社岡永さんの名前がラベルに記載されている当時のスタンダードと思われ、70年代終わりくらいのボトリングではないかということでした。

予想に反してかなり良いオールドシェリー感があり、カラメルソースやチョコレート、ブドウ感やドライフルーツ、そしてハーブなども感じられる多彩な香りで驚きました。

飲んでもブドウの皮を噛んだような果汁感があり、その甘味と渋みのバランスも良くかなり美味しくいただきました。

良質なシェリーカスクがゴロゴロしていた時代だったことを実感するようなボトリングでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

プロフィール

T.Matsuki

ブログ内記事検索

  • 2017年06月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

最新エントリー

カテゴリから探す

タグ一覧