ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.12.18【日記】

オールドラフロイグ 4種 アメリカ向け 80年代流通

来年1月21日に名古屋で行われる、ウィスキーラバーズ名古屋2018にブースを出すIANさんで、先行テイスティング会が行われました。
今回、幸いなことに都内で仕事のある日に時間が併せられましたので参加させていただきました。

限られた時間内で20種類もありましたから、さすがにすべてに詳細なテイスティングは出来ませんでしたが、今回から数回に分けてご報告させていただきます。
まずはメインとされている80年代流通のラフロイグです。


オールドラフロイグ 4種 アメリカ向け 80年代流通



プライムモルト表記 12年 ファイネストアイラシングルウイスキー表記
プライムモルト表記 12年 ラフロイグ表記

プライムモルト表記 15年 ファイネストアイラシングルウイスキー表記
10年 オフィシャル アンブレンデッド表記 アメリカ向け

上記4種を次々とテイスティングできました。
プライムモルトはアメリカ向けにボトリングされたラフロイグといわれています。

その中で印象的だった3種に関して。

まずプライムモルト12年のファイネスト表記ですが、香りはもろにオフィシャル10年の同時期のアンブレンデッド表記に期待するような凝縮感のあるタイプで、味わいの第一印象もその期待通りなのですが、中盤から後半にボウモアっぽい化粧香がありました。
この系統のパフューミーはラフロイグではあまり感じない要素であり、経年変化ででてきたものかもしれませんが興味深くいただきました。
昔のラフロイグに感じる粉っぽいグレープフルーツやメロンのようなフルーティな風味は、パフュームと紙一重のような部分もあるので、たまたまこのボトルでは経年変化でパフューム寄りに振れたんでしょうか。
とはいえ飲んだ後に強く残るようなパフュームではなく、ちゃんとらしさもあり、非常に興味深く美味しくいただきました。

一方で、同じプライムモルトの12年でもラフロイグ表記のあるものですが、こちらは香りも味わいもモロにアンブレのラフロイグに期待する粉っぽい凝縮感のあるタイプで、度数が少し高いこともあってかボディもあり、私の好みのど真ん中でした。思わず陶酔してしまいました。

この12年2本の飲み比べは、贅沢ですが非常に楽しかったです。

最後に、アメリカ向けのラフロイグ10年のアンブレ表記ですが、逆にこちらはアンブレの中ではシェリーが効いたタイプで、粘性もあってまったりしたテクスチャーだったのが印象的でした。
こういうロットもたまにあるという認識はありましたが、特にそっち寄りの香味でした。これはこれで素晴らしく美味しかったです。


今回の4種はアメリカ向けでなかなか手に入らないということもあり、どれも現在ではかなり希少なモルトで、驚くほど高額で取引されています。
大好きなラフロイグのこの年代を飲み比べできたのは非常に貴重な体験でした。
感謝です。


 
SELECTION No.1の下の表記が異なります。
 
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2017.12.17【日記】

クレイゲラキ1982-2003 オフィシャル クレイゲラキホテル向け #1416

やはり力強く好きな味でした。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1982-2003 OB for CRAIGELLACHIE HOTEL #1416 57.7%
one of 474 bottles



香りはプレーンだがパワフル、こなれて旨そうな強いモルティ、淡くアプリコットジャムやりんご、生姜、ナッツ、ニッキ。
飲むとヒリヒリとスパイシー、クリーンでくっきりとした味わい、噛み応えのある強いモルティな甘味と旨味、スパイシーだが美しい余韻。

【Very Good】


クレイゲラキホテルが2003年にボトリングしたクレイゲラキ1982,約21年の熟成です。

味付け感はそれほどありませんがナチュラルでそこはかとない熟成感があり、その中で麦芽の旨味が前面にでた香味でした。
フルーツ感はそれほど顕著ではなくスパイシーでプレーンですが飽きの来ない味わいで、いくらでも飲めそうです。

最近高評価されたワクシーでフルーティなタイプとは少し異なりますが、こういうクレイゲラキも好みです。

もともと大好きなボトルでしたが、クレイゲラキホテルには昨年2泊させていただいたのでますます愛着がわきました。

 
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2017.12.15【日記】

グレンロッキー 1977-1997 19年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 56.5%

レア蒸留所の味よりボトラーの味という感じでした。

 

グレンロッキー GLENLOCHY 1977-1997 19yo CADENHEAD Authentic Collection 56.5%


香りはフレッシュシトラス、和梨、鋭さを残す強いモルティ、淡くニッキ、プレーンな樽感。
飲むと凝縮したフレッシュシトラス、力強く噛み応えのあるモルティな旨味が長く残る。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションから1997年にボトリングされたグレンロッキー1977、19年熟成です。

グリーンケイデンに多い樽感が強くないタイプでプレーンな香味で、フレッシュで鋭く強いモルティさが強調されたモルトだと思いましたが、香りから和梨っぽいニュアンスを拾ったのが印象的でした。

グレンロッキーはこれだけ飲んでいてもあまりであることのない蒸留所で、すごく特別な香味の印象はありません。
しかし変なクセがあるものにも出会っていません。どちらかというと素朴で美味しいモルトという印象です。


 
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2017.12.13【日記】

グレングラント 38年 GM 蒸留所ラベル 70年代流通 40%

レモンのマスターが涙したボトルです。

 

グレングラント GLENGRANT 38yo GM Distillery Labels 40%
70年代流通



香りは妖艶なオールドシェリー、ベリージャム、ジューシーさを伴うぶどうの皮、ブーケガルニ、腐葉土のようなアーシーとレザー、オールドピート。
飲んでも陶酔感あり。とろみのあるテクスチャー、妖艶で素晴らしいオールドシェリー、ベリージャムの甘味とぶどうの皮を噛んだような心地よい渋味、湿った腐葉土と鞣し革、陶酔する長い余韻。

【Excellent】


70年代に流通したGMのグレングラント38年です。
逆算すると、最低でも40年代、もしかしたら1930年代の蒸留ということになります。
10年以上ぶりに飲みましたが、漫画「BARレモンハート」にでてきたボトルと同じラベルです。
マスターがスコットランドの酒屋さんまで買いに行き、その場で開けて飲んで涙し、現地で店主と一緒に全部飲んでしまったという結構好きな話でした。

香味のほうも、長熟で酒質が安定しているのか、ボトリング後およそ40年が経過しているとは到底思えない劣化要素のなさで驚きました。

妖艶としか言いようのないオールドシェリー感が炸裂しており、こなれてでてきた極めて複雑な要素の中に瑞々しい皮付きブドウのようなジューシーさを感じました。
オールドピートやアーシーなニュアンス、そしてレザー感もあり、この系統のオールドシェリーのモルトに私が欲しい要素がほとんどすべて含まれていました。

長熟で加水されているためか、各成分が突き抜けているのに全体としてはバランスが良く安定しており、10年以上前に飲んだ時と同じような素晴らしい陶酔感と感動がありました。

以前飲んだ時にもいつかまた飲みたいと思っていましたが、念願叶って幸せです。


 
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2017.12.11【日記】

グレンファークラス 1994-2005 10年 オフィシャル オーストリア "Potstill Vienna"向け #4726 58.6%

麦芽の旨味とシェリー樽の影響、これらが経年変化でまとまっていました。

 

グレンファークラス GLENFARCLAS 1994-2005 10yo OB for Potstill Vienna #4726 58.6%


香りは嫌味のない近年シェリー、カラメルソース、ミルクチョコレート、優しく主張するモルティ。
飲むと度数より滑らかな口当たりからスパイシーになる。まったりと強い甘味と淡く引き締めるタンニン、旨味のある優しいモルティ。

【Good/Very Good】


オーストリアのウィーンにある酒屋さんである、Potstill Viennaに向けて、2005年にボトリングされたグレンファークラス1994、10年の熟成です。

知らないリリースでしたが、強いシェリーカスクの影響とモルトの旨味が効いていました。

度数も高く、おそらくボトリング当時はもっと一体感が無く荒々しいモルトだったのだと推測します。
それが経年変化で融合しており、甘味と渋味のバランスが良く、けして複雑ではありませんが深みも帯びています。

短熟でも元の樽や酒質が良ければ経年変化で立派に美味しくなるという良い例のように感じました。
そこまで予測してボトリングしたとしたら、このウィーンの酒屋さんは相当な見識だと思います。


 
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2017.12.08【日記】

ニューリリース:ローズバンク 1991-2017 25年 ケイデンヘッド175周年記念 50.5%

コクのあるバーボンカスクのローズバンクでした。

 

ローズバンク ROSEBANK 1991-2017 25yo CADENHEAD'S 175 ANNIVERSARY 50.5%
one of 192 bottles, Bourbon Barrel



香りはしっかりとバニラクリーム、りんご、心地良いオーク、しっかりめのモルティ。
飲むと滑らかな口当たりで粘性のあるテクスチャー、じわじわと広がる、濃縮感あり、蜂蜜のコクのある甘味、余韻は長め。

【Good/Very Good】


今年175周年を迎えたケイデンヘッドが出した記念ボトルのひとつ、ローズバンク1991、25年熟成です。

良いバーボンカスクの影響をうけたローズバンクで、リンゴ系のフルーツ感とバニラクリーム、リッチなオーク、そしてちょうど良く残ったモルティさ、これらが嫌味を含まず主張してきました。

濃縮感もあってニューリリースにしてはこなれた感じもあり、コクもあって美味しかったです。

正直ブラインドでローズバンクとわかるかと言われれば否ですが、ほどよい良質な樽感で美味しかったです。

ケイデンヘッドは好きなボトラーですが、今回の175周年記念ボトルはあまり飲むタイミングに恵まれず今のところこれしか飲めていません。機会があれば他のものも飲んでみたいと思います。


そしてケイデンヘッド175周年、おめでとうございます。
次の記念ボトルは200周年でしょうか。今ある良い樽は古いものも含めてかなり払い出されてしまっているイメージがありますが、スプリングバンクを要するボトラーですし、素晴らしいリリースに期待します。

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2017.12.06【日記】

ラフロイグ1984 9年 ケインデンヘッド オリジナルコレクション 46%

かなりフルーティに振れたラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1984-1993 9yo CADENHEAD'S Original Collettion green bottle 46%


香りは突き抜けてフルーティ、グレープフルーツのわた、白ワイン、淡く桃、乾いたモルティ、スモーキーなピート。
飲んでもグレープフルーツのわた、しっかりスモーク、ほどよい甘味と酸味、塩気も強め、少し粉っぽく噛み応えもある旨味あり。

【Very Good】


ケイデンヘッドの加水シリーズであるオリジナルコレクションから、ラフロイグ1984、9年熟成です。

このヴィンテージのラフロイグはケイデンヘッドからいくつも出されており、どれも樽感が強すぎずフルーティで美味しいイメージでした。

このオリジナルコレクションの9年は、加水ということも相まってか特に柑橘系のわたが入ったようなフルーツ感が突き抜けて感じられました。

それでいて、私がラフロイグに期待する噛み応えがあって凝縮感のある旨みは健在で、フルーツから少し遅れてピートもしっかりと主張してきましたし、塩をつけたフルーツのような余韻まで満足感も十分でした。

このタイミングで詰めるなら加水でという判断だと思いますが、ボトリング後25年近く経ってもそれが正解と思える仕上がりでした。


 
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2017.12.04【日記】

現行品:グレンフィデック 21年 オフィシャル ラムカスクフィニッシュ 免税向け 43.2%

少し作為的な感じはありましたがしっかりフルーティでした。

 

グレンフィデック GLENFIDDICH 21yo OB RESERVA RUM CASK FINISH for Duty Free 43.2%


香りは甘くフルーティ、オレンジやアプリコットのキャンディ、少し薬っぽいケミカル感あり、ややしっかりめのオーク感。
飲むと少しまったりした口当たり、アプリコットキャンディの甘味とオークのほどよいタンニン、余韻は長くないがフルーティ。

【Good/Very Good】


免税向けにボトリングされて現在販売中のグレンフィディック21年、ラムカスクフィニッシュです。

フィニッシュと加水の影響か甘くフルーティなフィディックで、フルーツキャンディのニュアンスがしっかりと感じられました。
やはケミカルで作為的な味付け感もあるように思いましたが、オークもほどよく効いて深みをだしており、きっちりと仕上げてきた印象でした。

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2017.12.02【日記】

ノッカンドゥ 1969-1993 オフィシャル 43%

深い熟成感があり、やはりハイレンジのオフィシャルボトルですね。
 
 

ノッカンドゥ KNOCKANDO 1969-1993 OB 43%


香りは熟成感のある強めのウッディネス、甘やかなカラメルやアプリコットジャム、干し柿、淡くミントやシナモンロール、充実感あり。
飲むと優しくこなれているが濃厚、アプリコットジャムのコクのある甘味と引き締める良いタンニン、度数より濃い味でリッチ、長い余韻。

【Good/Very Good】


1993年にボトリングされた、オフィシャルのノッカンドゥ1969、およそ24年の熟成です。
ショートエイジのトール瓶と異なり、このロングエイジのオフィシャルは高級感のある角瓶です。
この時代のノッカンドゥのラベルは大好きなのですが、デザイン的にはトール瓶のほうが好みです。

肝心の中身ですが、高級感のある樽感を伴う熟成感がしっかり出たタイプで、コクのある甘味とタンニンのバランスも良く深みを感じました。
オフィシャルのハイレンジらしくハイレベルなバランスがとれた香味で、加水ですが濃厚で充実感がたっぷりです。

一方で同じころのヴィンテージのトール瓶は樽感があまりなく、軒並みエステリーでフルーティな方向に振れています。
同時に抜け感も感じることが多いのですが、この角瓶にはそういうところが微塵もありません。

ショートエイジのほうがボトリングが早いということが大きいとは思いますが、樽が効いて熟成が長い方が香味に安定感があるように感じています。


 
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2017.11.30【日記】

ブルイックラディ 1986-2005 オフィシャル メゾンドウイスキー50周年記念 #2 46%

個性的な記念ボトルでした。

 

ブルイックラディ BRUICHLADDICH 1986-2005 OB for La Maison du Whisky 50th Anniversary #2 46%


香りは甘いアプリコットジャム、紅茶、オイリーなバタークッキー、レーズンサンド、リッチなオーク。
飲むとコクの強いアプリコットジャムの甘味、味を深めるオークのタンニンと淡いエグ味、オイル、うっすらとピート、リッチな余韻。

【Good/Very Good】


2005年にフランスのメゾンドウイスキーの50周年記念にボトリングされたブルイックラディ1986、およそ19年の熟成です。
このての記念ボトルとしては珍しく46%に加水されています。

ラベルにはジムマッキューワン氏の写真が使われており、2005年時点でお得意様への記念として渾身の樽選びだったのかなと想像します。

肝心の中身は、ブルイックラディらしく良くも悪くも雑味のある香味ではありますが、コンテンツは多彩で充実感がありました。

濃縮感のあるフルーツの甘味やオークのタンニン、そしてオイルとピートといった要素もあり、リッチで楽しい1本でした。


 
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2017.11.28【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1988/1989-2017 27年 オフィシャル リミテッドエディション 41.7%

度数が下がっていることから想像するのとは少し違う香味でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988/1989-2017 27yo OB LIMITED EDITION 41.7%


香りは強くフルーティ、グレープフルーツと桃、魚介ダシ、バニラ、シナモン、強めのオーク、少し松ヤニ、オイルで炒めたナッツ、ヨードのある強いピート。
飲むとスムーズだが度数のわりには力強く広がる、香り同様に強いグレープフルーツのわた、フルーティな甘味と酸味、塩気とピートがしっかり、松ヤニを伴うウッディネスは強めで余韻は長め。

【Very Good】


今年蒸留所からボトリングされた、ニューリリースのラフロイグ27年リミテッドエディションです。
蒸留は1988から1989とのことです。

結構長い熟成期間で度数がギリギリ近くまで下がっていることから、リリース当時はそのスペックからトロピカル要素も含み強烈にフルーティな代わりにボディがヘタレたタイプを想像していました。

しかし実際に飲んでみると、フルーティさはしっかりありますがトロピカル要素はあまりなく、その一方で枯れ感やヘタレた要素もあまり感じないタイプでした。

松ヤニっぽさを伴うウッディネスが強めに感じられるためか度数の割にはパワーも残しており、オフィシャルらしいヨードを伴うピートの主張も枯れておらずしっかりと感じられました。

典型的にはスコシアロイヤルのラフロイグのような、フルーティでライトなボトラーズ系の長熟ラフの香味を想像していましたが、そういうタイプではなくこれはこれで美味しくいただきました。


 
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2017.11.26【日記】

ニューリリース:ロイヤルブラックラ 1994-2017 22年 GM エクスクルーシブ JIS向け #8082 51.7%

珍しいスペックでシェリーのブラックラです。

 

ロイヤルブラックラ ROYAL BRACKLA 1994-2017 22yo GM EXCLUSIVE for JIS #8082 51.7%
one of 251 bottles, Refill Sherry Hogshead



香りはしっかりシェリー、アメリカンチェリー、レーズン、チョコレートや薄くいれたコーヒー、シナモンなどのスパイス、奥からしっかりめのモルティ。
飲むとリッチなシェリー、プルーン、レーズン、ゆっくりとスパイス、濃いめの甘味とそれに負けない渋味、やはり奥にはモルティな旨味があり余韻は長い。

【Good/Very Good】


日本のジャパンインポートシステムさんに向けて最近ボトリングされた、ロイヤルブラックラ1994、22年熟成です。

見るからに色が濃くファーストフィルのシェリーホグスかと思ったのですが、リフィルの表記でした。

しかし中身にはしっかりシェリーが効いており、熟した色の濃いフルーツやドライフルーツ、コーヒーやチョコレート、そしてスパイスなど、香りの時点で結構多彩です。

飲んでも良いシェリー感があり、濃い甘味とバランスの取れた渋味がありました。それでいてモルトの旨味は残っており、完成度の高い旨いシェリーカスクでした。

さすが中身で選ぶJISさん、面白く美味しいナイスなボトリングでした。


 
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2017.11.24【日記】

ニューリリース:ロングロウ 1998-2017 19年 オフィシャル ウィスクイー向け 56.0%

レアなものを日本向けに詰めてもらいましたね。

 

ロングロウ LONGROW 1998-2017 19yo OB for WHISK-E 56.0%
one of 540 bottles, Refill Sherry Butt



香りは甘辛いタレの焼き鳥、みたらし、焦げ感を伴うモルティ、アメリカンコーヒー、スモーキーでミーティ、魚介ダシ、腐葉土、リッチで複雑。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ジャム系の強いコクのある甘味と味を深めるタンニン、ジューシーな肉の旨味と磯っぽさ、強い塩気、ピーティでリッチな長い余韻。

【Good/Very Good】


今年ボトリングされた、ロングロウ1998の19年熟成です。
オフィシャルのシングルカスクで、リフィルシェリーバットで熟成されています。

ロングロウ、というかスプリングバンク蒸留所のシェリーカスクは、ハウススタイルの塩気ともあいまってダシ醤油っぽく感じるサルファリー要素が前面に出ていることがあり、それが個人的に苦手なのでちょっと警戒していただきましたが心配は無用でした。

露骨なダシ醤油っぽさはなく、他の成分との関連でみたらしや焼き鳥のたれのようなニュアンスとして感じられ、多彩で濃縮感のあるシェリー感とロングロウらしいモルトと貝っぽい旨味成分、そして土っぽさやピートといった個性的な要素が複雑に絡み合った香味でした。

ごくうっすらと焦げたゴムのようなサルファリー要素は感じなくもないですが、私の嗜好ではマイナスに捉えない程度に留まっており深みを形成する要素のひとつになっていました。

現時点でも美味しくいただきましたが、まだ多彩な香味がごちゃごちゃした部分があり、これから一体感が出てくるとさらに美味しくなると思います。

シェリーカスクでこの熟成年数だとなかなか詰めさせてもらえないスペックだと思いますが、正規の輸入元としてしっかりひと樽日本に入れてくれたことに感謝です。

家でも開けて、変化も含めてじっくり楽しもうと思います。


 
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2017.11.22【日記】

トマーティン 25年 オフィシャル 43%

らしいフルーツ感がちゃんと感じられました。

 

トマーティン TOMATIN 25yo OB 43%


香りは強いフルーティ、パイナップルや桃、少しグァバ、少し薬っぽいケミカル感。
飲むと穏やかな口当たりから広がる、香り同様にケミカルもトロピカルもあるが露骨で無い程度、少しコニャック、ほどよくまとまった甘味と酸味、想像よりはボディがありフルーティな余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャルのトマーティン25年、2000年頃の流通だと思われます。

逆算すると70年代半ばくらいの蒸留と思われ、1976などのトロピカル感の突き抜けたものが作られていたのと同時期ですね。

そこまで突き抜けるほど露骨なフルーツはありませんが、そのぶん子供の薬のようなケミカルさも控えめで、わりとナチュラルな熟成感だと思いました。

抜け感に伴ったフルーツでないためなのか加水43度のトマーティンとしてはボディも感じる仕上がりで、安定したフルーティモルトでした。


 
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2017.11.20【日記】

ノッカンドゥ 1974-1986 オフィシャル 43%

安定の美味しいオールドボトルでした。

 

ノッカンドゥ KNOCKANDO 1974-1986 OB 43%


香りは心地良いオールド感、ドライアプリコット、リンゴジャム、カラメル、シナモン、滋味深いモルティ、奥に淡くピート。
飲むと柔らかな口当たり、少し萎びたオールド感があるが抜け感は無い、アプリコットやリンゴのジャムの優しい甘味、舌に染み込むモルティさ、後半に少しマールのニュアンス。

【Good/Very Good】


約30年前の1986年にボトリングされたノッカンドゥ1974、約12年の熟成です。

60年代蒸留の同蒸留所のトールボトルと比べると突き抜けた華やかなフルーティさはありませんが、濃縮感のあるフルーツ感がしっかりと感じられました。
度数以上に濃い味で、オールドボトルらしいこなれたテクスチャーで舌に乗って染み込む感じも良く、最後にちょっと古いマールのようなニュアンスもあって面白く、美味しくいただきました。

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2017.11.19【日記】

ハウスモルト 1990-2014 23年 ウィルソン&モーガン #17 48%

ラガというよりブナの味でした。

 

ハウスモルト HOUSE MALT 1990-2014 23年 WILSON&MORGAN #17 48%
Sherry Butt



香りは全体を覆う強いシェリー、プルーン、チョコレート、ハーブやグローブなどのスパイス、甘辛く煮た肉、強めのピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様にプルーンや黒糖の強い甘味、キャラメリゼしたナッツ、コクあり、淡い渋味、磯っぽさ、ピートあり、余韻は長め。

【Good/Very Good】


2014年にウィルソン&モーガンがハウスモルトの表記でボトリングしたシングルアイラモルト、ヴィンテージは1990で23年熟成です。

香りにも味わいにもプルーンや黒糖などのこってり系の甘いニュアンスがしっかりと出たシェリーカスクで、ミーティなニュアンスも感じられました。

野暮ったさはあるのですが、強い甘味があり、アイラモルトらしい磯っぽさやピートも感じられ、ややオイリーで余韻も長かったです。


このボトル、ボトラーズで蒸留所名を明かせないということもあってかラガヴーリンという噂でした。

確かにピートの強さ的にはラガヴーリンでいいようにも思いますが、野暮ったさを強く感じたためか直観的にはピーティに振れたブナハーブンという印象でした。


 
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2017.11.17【日記】

バンフ 1974-2007 32年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 47.8%

熟成感たっぷりでした。

 

バンフ BANFF 1974-2007 32yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 47.8%
one of 272 bottles



香りは少しエステリーで熟成感がしっかり、洋ナシのコンポート、バナナの入ったカスタードクリーム、紅茶、奥に穏やかなモルティ。
飲むと滑らかな口当たりで味は濃厚、バナナクリームのコクのある甘味と煮詰めた紅茶のようなタンニン、心地良く長めの余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクからバンフ1974、32年熟成です。
自然に度数が50%を割り込んでおり、OMCですがカスクストレングスでボトリングされています。

非常に熟成感があり、多彩なフルーティさ、特にバナナや洋ナシを使ったフルーツケーキのようなニュアンスが魅力的でした。

とろりとした甘味とほどよいタンニンのバランスも良く、余韻の最後までフルーティでした。

度数がやや保たれているためか、抜け感を伴った長熟フルーティとは異なるタイプだったもの良かったです。
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2017.11.15【日記】

アードベッグ 1979-2005 GM コニッサーズチョイス 43%

安定の70年代ですね。

 

アードベッグ ARDBEG 1979-2005 GM CONNOISSEURS CHOICE 43%
Refill Bourbon Barrels



香りは独特のクレゾールや金属、カスタード、りんご、レザーとオイル、湿った砂利、穏やかなモルティ、鞣し革。
飲むと優しい口当たりから少しずつヒリヒリとスパイシーになる、オレンジ、あっさりした甘味とほどよい酸味と塩気、香り同様の独特のピート感は長く続く。

【Good/Very Good】


GMから2005年にボトリングされた、アードベッグ1979です。

加水シリーズのコニッサーズチョイスのボトルで、当時としては特別なものではないと思われますが、金属や塩素、独特の砂利のようなニュアンスなど、期待を裏切らない70年代のアードベッグの個性がしっかりと感じられます。

ややライトボディではありますが、ピーティなニュアンスも含めて唯一無二の個性は長く残りました。

 
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2017.11.13【日記】

カリラ 1983-2015 ウィームス 46%

熟成感のあるカリラで、厚みもありました。

 

カリラ CAOL ILA 1983-2015 WEMYSS MALTS 46%
one of 280 bottles, Hogshead



香りは熟したオレンジやアプリコット、バニラ、畳っぽいグラッシー、潮風、スモーキーで金属感を伴う鋭いピート。
飲むとじわじわとスパイシー、バニラ、オレンジ、草や金属感、濃い目の甘味と魚介ダシの旨味、スモーキーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ウィームスが2015年にボトリングしたカリラ1983、およそ32年の熟成です。

ここ数年では、長期熟成のアイラモルトというとブナハーブンがメインになってきており、カリラのリリースはだいぶ減ってきた印象でしたが、久しぶりに近年リリースの長熟ものをいただきました。

カリラは特にオフィシャルがそうですが熟成期間が長くても熟成感が出にくいものが多いイメージでしたが、このボトルは樽の影響かなかなかの熟成感がありました。

また、鋭く冷たい印象のものが多いカリラですが、このボトルはまったりと甘やかで暖かさも感じられました。

もちろんピーティな個性は十分に残っており、長い熟成でいろいろな要素が付加されたのが感じ取れるボトリングだと思いました。


 
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2017.11.12【日記】

グレンリベット 1971-1999 27年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 50%

かなり良いシェリー感で美味でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1971-1999 27yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 371 bottles



香りは高貴なシェリー感で陶酔感あり、果汁感もある巨峰、高級なキャラメルやチョコレート、心地良いウッディネス。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ブドウのフルーツ感と心地良い甘味、優しく気持ちの良い渋味、淡いピート、淡くレザー、長く心地良い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインが1999年にボトリングしたOMCのグレンリベット1971、27年熟成です。

記載はありませんが明らかにシェリーカスクの影響を受けたモルトで、高貴さも感じるオールドシェリーのニュアンスがありました。

ブドウやチョコレート、そしてウッディネスにも高級感があり、甘味渋味酸味もそれぞれ心地良く、淡いピートやレザー感も味わいを深めていました。

主に樽の個性を楽しむボトルですが、オールドシェリーのニュアンスを楽しむことができました。


 
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