ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.08.23【日記】

グレンアラヒー 12年 オフィシャル 40% 80年代流通

滋味深いオールドボトルでした。

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE 12yo OB 40%
80年代流通



香りは深いオールド感、ドライフルーツのアプリコットやオレンジ、べっこう飴、滋味深いモルティと少し土っぽいオールドピート。
飲むと柔らかく染み込むようなテクスチャー、オレンジとスミレっぽいフローラル、べっこう飴のような優しいコクのある甘味、旨味のあるモルティ、綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


80年代に流通していたグレンアラヒーのオフィシャル12年です。

オールド感はしっかりめに感じられましたが劣化要素は少なく、濃縮フルーツやべっこう飴のようなコクを感じる甘味が香りからも味わいからも感じられました。

昔のオフィシャルスタンダードらしく、滋味深いモルティな旨みが舌に染み込んでくるようなテクスチャーを伴って感じられたのも好印象で、深みを感じる経年変化が綺麗に感じられるボトルでした。
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2017.08.22【日記】

ニューリリース:グレンロセス 2006-2017 オフィシャル 英国向け シングルカスクシリーズ バッチ#1 #5454 67.2%

このスペックでこの出来はすごいんじゃないでしょうか。

 

グレンロセス GLENROTHES 2006-2017 OB UK EXCLUSIVE SINGLE CASK SERIES BATCH#1 #5454 67.2%
one of 636 bottles



香りは強いリッチなシェリー、果汁感の残ったプラムジャム、オレンジオイル、キャラメル、しっかりめのウッディネス、若さも伴う強めのモルティ。
飲むと以外に穏やかな口当たりからパワフルに広がる、プラムジャムのコクのある甘味と引き締めるタンニン、味を深めるハーブとウッディネス、オレンジクリーム、旨味を残したモルティ、リッチで余韻は長い。

【Very Good】


オフィシャルが今年、UKの国内向けに新しいシリーズとしてボトリングしたグレンロセスのシングルカスクシリーズ。
これはバッチ1のリリースのひとつである2006年ヴィンテージです。
味とボトル本数的に、樽はシェリーバットかパンチョンでしょう。

およそ11年の熟成で大きな樽、そして67.2%という怒涛のハイプルーフ。。。
このあたりからは未熟感の強い荒々しいモルトをイメージして恐る恐るテイスティングしましたが、驚かされました。

どんなマジックなのかわかりませんが、多彩さもある熟成感があり、かなり仕上がっています。

香りには強いシェリー樽のニュアンスがあり、ジャムやキャラメルといった甘やかな要素がありますが、若さゆえかモルティさも負けじと主張してきます。

飲んでも香り同様にジャム系のフルーツ感があり、コクのある甘味と渋味のバランスも良く、モルティな旨味があり、深みを与える要素すら伴っています。

現時点でかなり仕上がってると感じますが、これはこのままもっと一体感が出て、淡く感じるクリーミーなニュアンスが強まってくると、相当完成度の高いモルトになるのではないかと思います。
現在はまだ陶酔感があるとまでは言えませんが、値段を考えるとかなり高評価できますね。

どうやらUK市場でも評価が高いようで、私が普段使っているUKのネットショップでは、このアウトターンなのにもう売っているところがありませんでした。

買って飲んでもよし、寝かせてもよしのナイスボトルだと思います。


 
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2017.08.21【日記】

ニューリリース:グレンロセス 2000-2017 オフィシャル 英国向け シングルカスクシリーズ バッチ#1 #2364 58.7%

新しいシリーズはワクワクしますね。

 

グレンロセス GLENROTHES 2000-2017 OB UK EXCLUSIVE SINGLE CASK SERIES BATCH#1 #2364 58.7%
one of 575 bottles



香りは甘やか、アプリコットやオレンジのジャム、キャラメリゼしたナッツ、リッチなオーク、淡くクリーム。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムのコクのある甘味と渋味、荒々しさもあるがボディは厚くふくらみがあり、濃い味の余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャルが今年、UKの国内向けに新しいシリーズとしてボトリングしたグレンロセス。シングルカスクシリーズと銘打たれ、これはバッチ1のリリースのひとつである2000年ヴィンテージです。
味とボトル本数的に、樽はシェリーバットかパンチョンでしょう。

嫌味の少ない近年シェリーが効いていますが支配的ではなく、アプリコットや柑橘のジャムのようなニュアンスが香りにも味わいにも強めです。
シングルカスク用とも思える良質なオークの影響が出ており、リッチでクリーミーです。

まだ詰めたてのカスクストレングスで、荒々しさはありますがちぐはぐなところはあまりなく、甘味と渋味のバランスも良くボディもあり、今後さらに美味しくなりそうな風格がありました。

オフィシャルが今持っている玉石混淆の膨大な樽の中で、これぞと選んだことが伝わってくるクオリティでした。


 
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2017.08.20【日記】

ボウモア 1994-2008 14年 BBR レトロラベル メゾンドウイスキー向け #1685 54.5%

露骨なほど仕上がってきてます。

 

ボウモア BOWMORE 1994-2008 14yo BBR retro label for La Maison du Whisky #1685 54.5%


香りは重厚、昔のニュアンスのあるシェリー、パイナップル、果汁感あり、エスプレッソ、オレンジ、腐葉土っぽいアーシーさやレザー、ヨードもあるが強いスモークのあるピート。
飲むとまったりと柔らかな口当たり、パイナップルやプラム、パッションフルーツ、コクのある甘味と味を深めるタンニン、レザーと腐葉土、磯っぽさや魚介ダシ、スモーキーでフルーティな長い余韻。

【Very Good】


BBRが2008年にフランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたボウモア1994、14年熟成です。
過去に自宅でも開けて記事にしており、そのボトリング後の変化があまりに素晴らしかったことに感激したボトルでもあります。

今回もやはりフルーティでピーティでアーシーで、その多彩さにテイスティングが楽しいのですが、何も考えずにその美味しさに浸りたくなったりもする不思議なモルトで、やはり素晴らしかったです。

ニューリリースの時にも話題になりましたが、もう10年近く経つんですね。。。

いつになく同じボトルを何度も掲載して、今回何が言いたいかというと、いよいよ未開栓の瓶内変化が過去の開栓後変化に追いついてきたということです。

以前から開栓後の変化をみることで、未開栓で長期保存したときの変化の予測ができるのではないかと書いてきましたが、このボトルはまさにその良い例になりました。

2008年のニューリリースから少なくとも数年間は、開けたてにサルファリー要素や椎茸っぽいオフフレーバーがあり、それが開栓後空気を含む瓶内で徐々に抜け、私の自宅では1年半で残り1/5になった段階で完全にピークとなり素晴らしい香味になっていました。
今回はというと、未開栓で約9年が経過していますが、開栓早々からオフフレーバーはほぼ感じられず、前回の1年半経ったピーク時の陶酔感や一体感まであと少しという印象でした。

無理矢理ピークに持っていった開栓後変化と比べ、未開栓でピークを迎えるのが香味やボディの抜け感も最小限と思われますので、未開栓のこのボトルがあと10年くらいしたら、伝説的な美味しさになっているということが今回確信に近いものとして感じられました。

今飲んで非常に美味しいボトルがニューリリース時にどういう味だったのかは、マスターやモルト愛好家の先輩方に聞くしかないことが多く、そのお話と今を比較していろいろ検討してきました。
ニューリリース時に自らが開栓ボトルを繰り返し真剣にテイスティングしてきたボトルが、このように経年変化を経て明らかに変化し、それをまた自らテイスティングして検証できるケースはまだ私のレベルではそれほどありません。
同じ2008年ボトリングでも変化しやすいタイプとそうでもないタイプがありそうですが、今回は露骨に変化したボトルでそれが検証できて感無量でした。
モルト愛好家冥利に尽きますね。


 
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2017.08.19【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 25年 オフィシャル 48.8%

またスコシアがわからなくなりました。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 25yo OB BOTTLED 2017 48.8%
AMERICAN OAK BARRELS



香りは加熱したりんご、アプリコットジャム、シナモンやバニラ、不思議と爽やかなミントなどのハーブ。
飲むとこなれた口当たり、アプリコットジャムの甘味と若葉の爽やかさや塩気と酸味、ボディは軽めでスッキリした余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャルからニューリリースのグレンスコシア25年です。
2017年ボトリングの記載があり48.8%ですから、スモールバッチのカスクストレングスと思われます。
同じキャンベルタウンのスプリングバンクのように、毎年違うレシピで出してくるパターンでしょうか。

最近のスコシアは特徴的なクリーミーさを持つものが多く、先日飲んだジンのようなニュアンスのある蒸留所限定ボトルで驚いたのですが、この25年はまた違うタイプでした。

香りには加熱濃縮した甘やかなフルーツのニュアンスがある一方でミントっぽいフレッシュなニュアンスも感じられ、それは味わいにおいても近いイメージでした。

こなれた甘味に爽やかな塩気と酸味があり、全体としてはやや軽めの味わいでした。

逆算すると1992年以前の蒸留ということになりますが、近年とは明らかに香味の系統が異なるように感じられます。

年代で結構作りを変えているのでしょうか。興味深い1本でした。
スコシアはこれからこういうリリースが増えそうですし、興味深く飲んでいこうと思います。


 
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2017.08.18【日記】

ラフロイグ 1988-2008 20年 シンジケート 53.1%

期待通りの美味でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2008 20yo The Syndicate's 53.1%


香りは粉っぽく凝縮した柑橘感、オレンジオイル、乾いた強めのモルティ、アメリカンコーヒー、海藻、燻製、ヨードもある強いピート。
飲むと力強いアタック、じわじわと染み込むようなテクスチャーで噛み応えあり、凝縮した柑橘の甘味と酸味、濃い旨味、少し妖艶なフローラル感、引き締めるような強めのオーク、強いが心地良いピート、長い余韻。

【Very Good】


シンジケートという団体が詰めたラフロイグ1988、20年熟成です。
ボトリングはブルイックラディで行ったという記載があり、樽はマーレイマクダヴィッドのものではないかと思われます。
この団体はブレンデッドウイスキーのシンジケート58/6とは関係がないようで、裏ラベルにメンバーと思われる10名の名前が記載されていますが全員聞いたことがない名前です。
私が無知なだけかもしれませんが。

中身はどうかというと、美味しいものが多いイメージのある1988ヴィンテージへの期待を裏切らないハイクオリティでした。

期待通りの粉っぽく凝縮したような柑橘とその?み応えのあるようなテクスチャーがあり、経年変化もあってかそれがモルティな旨みと共にじわじわと染み込んでくるようでした。

らしいヨードも感じるピート感がありますがフルーティさも負けておらず、妖艶さも帯びており、非常に美味しかったです。


なお、シンジケートのラフロイグ1988は熟成年数ごとに何種類かあり、このボトルの前には12年熟成を飲みました。

テイスティングノートを残せなかったのが残念でしたが、個人的には12年のほうがオークのニュアンスが控えめでより好みでした。
ボトリング後の時間が経ってこなれてきているのも影響していたのかもしれません。

とはいえどちらも素晴らしいラフロイグで、他の熟成年数のものに出会うのも楽しみにしています。


 
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2017.08.17【日記】

ニューリリース:グレンタレット 1986-2017 30年 ヴィンテージモルト クーパーズチョイス #338 48.5%

フルーツケーキのようなニュアンスがあり、深みもありました。

 

グレンタレット GLENTURRET 1986-2017 30yo VINTAGE MALT WHISKY COOPER'S CHOICE #338 48.5%
one of 300 bottles, Bourbon Cask



香りは果汁感のあるオレンジ、淡く桃や梅ジャム、カスタードクリームの入ったフルーツケーキ、シナモン。
飲むと優しい口当たり、オレンジマーマレードのコクのある甘味、じわっとモルティな旨味、ほどよく引き締めるオーク、深みのある余韻。

【Good/Very Good】


ヴィンテージモルト社のクーパーズチョイスから最近リリースされた、グレンタレット1986、30年熟成です。

ボトラーズの30年熟成ですから当然のように熟成感はあり、みずみずしさを伴う柑橘を中心とした多彩なフルーツ感が香りからは感じられ、クリーミーさともあいまってフルーツケーキの様でもありました。
一時期ボトラーズから多くリリースされた、1977あたりに感じられたものにやや近いニュアンスです。

飲むと香りほどのフルーツ感は無いものの、コクのある甘味と良質なバーボンカスク由来と思われる深みのあるオーク感があり、モルティな旨みも十分に残っていたのも好印象でした。

麦芽由来の旨味や厚みは評価の高かった1977よりも強く感じられ、香りと味わいのギャップはありましたがどちらも高いレベルで結構好きでした。


 
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2017.08.16【日記】

ニューリリース:グレンファークラス 15年 オフィシャル ビミーリッジの戦い100周年記念 50.0%

やや時間が欲しいタイプでしたが悪くない香味でした。

 

グレンファークラス GLENFARCLAS 15yo OB for THE CENTENNIAL OF THE BATTLE OF VIMY RIDGE 50.0%
one of 1200 bottles



香りは全体を包む穏やかな近年シェリー、薄めたカラメルソースと蜂蜜、うっすらと硫黄、ほどほどに残ったモルティとオーク。
飲むとマーマレードなどのジャムや蜂蜜のコクのある甘味、しっかりめのタンニン、厚みもあるが少し木のエグ味を伴う余韻。

【Good/Very Good】


最近ボトリングされたグレンファークラスの15年で、蒸留所で購入されたものということです。
ラベルの記載によると「ビミーリッジの戦い(1917年)」からの100周年を記念してボトリングされたもののようで、ちょっと調べてみましたが、カナダとイギリスの連合軍が戦って勝利した戦いだったようで、ラベルには両国の旗が描かれています。
ボトリング総数は1200本と多めで、度数もぴったり50%です。恐らくヴァッティングの加水と思われます。

基本的には近年シェリーカスクのファークラスらしい香味で、濃縮感のあるフルーツやコクのある甘味が感じられました。
若干サルファリー要素やウッディネスに伴うエグ味も感じられますが、加水ヴァッティングのためかそれほど引っ掛かりはなく、これらの要素は深みにもなっているようにも感じます。

現時点でもそれなりに仕上がっていますが、もう少し時間が経ってから飲んだほうが美味しいのではないかと思います。


 
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2017.08.15【日記】

スキャパ 8年 GM 57% 70年代ボトリング

経年変化を経て、今素晴らしい状態です。

 

スキャパ SCAPA 8yo GM 57%
70年代ボトリング



香りは心地良いオールド感、オレンジやアプリコットのドライフルーツ、こなれているが強く旨そうなモルティ、蜂蜜とべっこう飴。
飲むと力強く広がる、香り同様の乾燥したオレンジの皮、白ワイン、淡くおしろい、滋味深く強いモルティが舌に染み込む、甘味は控えめだが穏やかなコクがある、直線的で長い余韻。

【Very Good】


GMが70年代にボトリングした、スキャパ8年の100プルーフです。
この時代にカスクストレングスをボトリングしたということにも敬意を表したいです。

樽はリフィルシェリーっぽいですがそれほど樽感は強くなくややプレーンな香味で、短熟でハイプルーフですから、ボトリングの頃は相当に荒々しい酒だったと思われます。

プレーンでハイプルーフな酒は、ボトリング後の瓶内でも熟成しづらいイメージではありますが、それでも約40年が経過して、やや濃縮したようなフルーツ感や白ワインのようなニュアンスを帯び、こなれた滋味深い麦芽が染み込むような旨さを堪能できます。

ボトリング後の時間を飲むような香味で、素晴らしいボトルでした。


 
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2017.08.14【日記】

ニューリリース:グレンロセス 1996-2016 20年 "BLUE GIANT SUPREME" #17 47.5%

優しいシェリー感で綺麗な香味でした。

 

グレンロセス GLENROTHES 1996-2016 20yo "BLUE GIANT SUPREME" #17 47.5%
Refill Sherry Butt



香りは穏やかに全体を包むシェリー、プラムとアプリコットジャム、ミルクチョコレート、良質なオーク。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムの甘味と心地良いオーク、少しクリーミー、ミディアムボディできれいな余韻。

【Good/Very Good】


最近リリースされた、グレンロセス1996、20年熟成です。
小学館からネット販売されたもので、小学館にお勤めで皆さんご存知の世界的ウイスキーコレクターである山岡秀雄さんと、ドイツのボトラーであるウイスキーエージェンシーのカーステン氏が樽選定したと記載されています。
ですから樽はエージェンシーから出てきたと思われます。

最近グレンロセスのシェリーカスクは高頻度に出てきているように感じますが、これはその中では珍しいタイプで、シェリー感は支配的でなく、淡く全体を覆っています。

押しつけ感のないフルーティさと良質なオーク由来のリッチな要素があり、熟成年数のわりに度数が低めのためかニューリリースにしては柔らかく滑らかなテクスチャーが感じられました。

詰めたてにしては一体感もあり、すでにかなり仕上がっているタイプで美味しくいただきました。


なお、個人的には漫画やゲームなどとのコラボラベルは、色気がないというかバックバーにあっても雰囲気を悪くするように感じてしまい正直好きじゃないのですが、この漫画は好きで何度も読んでいることや、山岡さんのチョイスということもあり、つい買ってしまいました。


 
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2017.08.13【日記】

グレンリベット オフィシャル エクスポートリザーブ 70年代流通 43%

陶酔感があって素晴らしい美味しさですね。

 

グレンリベット GLENLIVET OB EXPORT RESERVE 43%
70年代流通



香りには妖艶さがある。こなれて落ち着いたオールドシェリー、プラムジャムや高級チョコレート、滋味深いモルティ、ミントなどのハーブ、アンティーク家具、淡く土やレザー。
飲むと優しい口当たりから柔らかに芳醇に広がる、ジャムっぽい甘味と引き締め味を深めるウッディネスとその渋味、焦がし麦、レザーやハーブ、長く心地良い余韻。

【Very Good】


70年代に流通していた,グレンリベットのエクスポートリザーブです。

有楽町のマスターが好きなボトルということもあってか、レアボトルのわりに飲む機会は比較的多いのですが、何度飲んでも、妖艶さと陶酔感を感じる香味です。

深みのあるフルーティな甘味と渋味のバランスが突き抜けており、そのあたりはいつも同じような感想ではあるのですが、今回はオールドシェリーと一緒に滋味深いモルティさを強めに感じたのが特に印象深かったです。

また、シェリーカスクで加水、70年代流通となるとコンディションが心配ですが、今回も素晴らしい状態でした。


 
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2017.08.12【日記】

ニューリリース:キングスバーンズ 2年 オフィシャル "スピリットドリンク" 62.8%

新しいローランドモルトの赤ちゃんを飲むことができました。

 

キングスバーンズ KINGSBARNS 2yo OB "SPIRIT DRINK" 62.8%
one of 1800 1st Fill Bourbon Barrels



香りは若々しいモルティとスピリッツ感、浅漬けの白菜、バニラ、ココナッツオイル。
飲むとヒリヒリと刺激あり、シトラスと青草、バニラ、若々しいニューポット感もあるがしっとりした甘味、柑橘の酸味、さらりとした余韻。

【なし】


2014年にローランドで稼働した、ウィームスの蒸留所であるキングスバーンズ。
蒸留からボトリングまで蒸留所施設内で行われているようです。
今年、蒸留所限定でこのスピリットドリンクが発売されました。
ファーストフィルのバーボンバレルで2年熟成、1800本限定です。
2年でこの度数ですから、最近増えているというミドルカットをそのまま樽詰めするつくりではなく、伝統的な63.5%に加水調整して樽詰めしているのではないかと思います。

さて香味はというと、熟成の早いファーストフィルのバーボンバレルとはいえ、さすがに2年ですからニューポッティなスピリッツ感が強く、フェインツっぽさも残っておりウイスキーを飲んで感じはあまりしません。

とはいえ、バーボン樽らしいバニラやココナッツのニュアンスは出ており、柑橘系のフルーティもあり、極端なオフフレーバーもなく、熟成過程として現時点では良いのではないかと思います。

また、ローランドスタイルを目指しているという蒸留所ですから、このカスクストレングスにもかかわらず重さが無くさらっとしたボディなのは、意図している通りなのではないかと感じました。

今後熟成したものがどうなるのか楽しみです。

 
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2017.08.11【日記】

クライヌリッシュ 1972 30年 マーレイマクダヴィッド ミッション 46%

抜けていてもやはり1972の味がしました。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1972 30yo MURRAY MCDAVID MISSION 46%
one of 600 bottles



香りは華やか、アプリコットティー、蜜蝋ワックス、樹液、穏やかなオイル、ミント、穏やかなピート。
飲むと滑らかで粘性のあるテクスチャー、アプリコットジャムの甘味と優しい酸味、オイリーてワクシーだが加水のためか品がある、心地良い余韻。

【Very Good】


2002年頃にボトリングされたと思われる、マーレイマクダヴィッド・ミッションシリーズのクライヌリッシュ1972、30年熟成です。

私がクライヌリッシュ1972を好きなことをご存じで、マスターがラストショットを残しておいて下さったボトルでしたが、私が行くのが遅すぎて結構香味が抜けてしまっていました。

とはいえ、ワクシーでオイリー、アプリコットティーや樹液など、らしいニュアンスは健在で、加水で抜け感があってもこのあたりの個性はなかなか失われないということを実感することができました。

このボトルは、もし自分の家で開けてもすぐに飲み切ってしまうので、こういう経験はできないですね。

感謝です。



このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
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2017.08.10【日記】

ニューリリース:グレンリベット 14年 オフィシャル シングルカスクエディション "チャペラー" #653 60.5%

割高ですがやはりハイクオリティです。

 

グレンリベット GLENLIVET 14yo OB SINGLE CASK EDITION "Chapelhaugh" #653 60.5%


香りはオレンジオイルとバニラ、ココナッツ、蜂蜜、高級なオーク感、カスタード、シナモン、強いモルティ。
飲むとじわじわとスパイシー、オレンジマーマレード、コクのある蜂蜜の甘味と引き締めるオークのほどよいタンニン、しっかりめのモルティとその旨味、スパイシーでリッチな余韻。

【Good/Very Good】


グレンリベットのオフィシャル、シングルカスクエディションから日本向けの「チャペラー」、14年熟成です。
日本向けのシングルカスクは、これまでネイビーやアルダンフなどがありましたが、どれも高額ながら特別感のある樽でした。

今回のものもバーボン系の非常に良い樽が選ばれていると思いました。

良質なバーボン樽に感じることの多いオレンジオイルやバニラ、ココナッツ、カスタードなどのニュアンスがしっかりと感じられ、コクもあり、旨味もあり、味の締まりもありました。

樽感がしっかり出ているのに生木っぽさやエグ味がほとんど感じられず、しっかり長期の天日乾燥などの処理でアク抜きもできている良質なオーク材で作った樽なんだと思います。

しかしスペックのわりに高額という点は否めませんので、ちょっと考えましたが私も購入は見送りました。

また過去の日本向けリリースと同系統のように感じますし、次はすごいシェリー樽のものなんかが詰めてもらえると嬉しいですね。


 
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2017.08.09【日記】

アイルオブジュラ 1966-2000 33年 マキロップチョイス #1870 43%

ほぼ60年代ボウモア。久しぶりに飲みましたが突き抜けてますね。

 

アイルオブジュラ ISLE OF JURA 1966-2000 33yo Mackillop's Choice #1870 43%


香りは強烈にフルーティ、グレープフルーツのワタ、パッションフルーツ、マンゴー、滴るような果汁感、コニャック、奥に淡いピート、陶酔感あり。
飲むと穏やかな口当たりから広がる、香りと同系統のトロピカル感がしっかりとあるが、やや落ち着いたフルーツ感で白ブドウが強め、フルーティな甘味と酸味が残る余韻は心地良い。

【Very Good】


2000年にボトリングされたマキロップチョイスのアイルオブジュラ1966、33年熟成です。

のっけから強烈で滴るようなフルーティさがあり、パッションフルーツやグレープフルーツのワタ、マンゴーといった陶酔感のあるトロピカルフルーツ感が炸裂しています。
一言でいうなら60年代ボウモアの香りです。

飲むと深みや厚みこそそれほどありませんが、香り同様に素晴らしいトロピカルフルーツを含むフルーツ感が強く感じられ、気持ちの良い甘味と酸味がありました。

このボトルは今まで数回飲んでいますが、初めて飲んだ時に60年代ボウモアにそっくりで驚いたことをまだ覚えています。
その後も同様のスペックのボトラーズのジュラはいくつか飲みましたが、概ねこういう香味でした。

私にも60年代ボウモアの香味を追い求めていた時期がありました。
同系統の突き抜けたフルーティでも似て非なるものが多い印象ですが、60年代ボウモアに一番近いものはこれだと思います。

飲んで弾ける感じが少し弱い気もしますが、ブラインドで出てきて1択なら、まずボウモアと答えると思います。

突き抜けたフルーティさを持つジュラでした。


 
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2017.08.08【日記】

ニューリリース:グレンドロナック 1994-2016 22年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #320 54.1%

飲み進めるごとに深みが増してきます。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 1994-2016 22yo OB for THE WHISKY HOOP #320 54.1%
one of 736 bottles, Oroloso Sherry Puncheon



香りは少し重さのある穏やかなシェリー感、ドライオレンジやドライフィグ、プラム、蜂蜜のかかったデニッシュ、べっこう飴、ミルクキャラメル、強めのモルティと生姜、ナッツの入ったシナモンクッキー、リッチ。
飲むとじわじわと胡椒のスパイシー、噛み応えのあるテクスチャー、香り同様のドライフルーツやデニッシュ、蜂蜜のコクのある甘味、滋味深いモルティとその旨味、リッチなオークとキャラメリゼしたナッツ、余韻は長めで心地良い。

【Good/Very Good】


今年6月にウイスキーフープのメンバーに案内されたグレンドロナックのオフィシャルボトル2種、1993と1994。
前回の1993と比べると色の薄めの1994のテイスティングです。

シェリーはそれほど前面にでておらず全体に優しく効いていました。
そのためか香味は非常に多彩で、いろいろなドライフルーツに蜂蜜やべっこう飴、ミルクキャラメル、そしてしっかり残った旨そうなモルティさと前記の甘やかなニュアンスが融合してデニッシュやクッキーのようなニュアンスがありました。

モルティさに伴う生姜っぽさも結構特徴的で、これは香りにも味わいにも結構はっきりと感じられました。

甘味にはコクがあり、モルティな旨味もあり、深みが感じられ満足感がありました。


実は第一印象は、シェリーもそれほど出ておらず、良い樽だけどそこまでの特別感はないかなと思いました。
凄さがわかりやすいのは圧倒的に1993です。

その後1993と一緒に2本とも家でも開けて飲んでいるのですが、少しずつ胡椒のようなスパイシーさが和らぎ、飲むほどに多彩で滋味深い旨みが心地良くなり、熟成感もほどよく、ハイレベルで飲み飽きしないタイプだと実感しました。
付き合いたいタイプと結婚したいタイプのような違いでしょうかね。

最初は1993のほうが圧倒的に減るのが早かったのですが、開栓後1か月が経過し、1994がだいぶ追いついてきました。
結局同じくらいのタイミングで1本なくなりそうです。

1993と併せて飲むと本当に昔のオリジナルのような立ち位置のボトルで、2本同時にリリースされた意味が感じられる素敵なリリースでした。

ちなみに往年のオリジナル&シェリーは、こんなやつです。





 
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2017.08.07【日記】

ニューリリース:グレンドロナック 1993-2016 23年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #826 55.1%

期待以上の陶酔感に驚きました。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 1993-2016 23yo OB for THE WHISKY HOOP #826 55.1%
one of 506 bottles, Oroloso Sherry Butt



香りは洗練された強いシェリー感、ベリージャムと皮ごと絞った巨峰、焼きリンゴ、アメリカンコーヒーや高級な酸味のあるチョコレート、品のあるウッディネス、クローブなどのスパイスやシナモン、淡く腐葉土。
飲むとシェリー感に少し高貴なニュアンス、芳醇、滴る果汁感のあるブドウの強すぎない甘味と酸味、その皮の渋味、高級なウッディネスと淡く腐葉土、ミディアムボディでエレガント、淡い陶酔感のある余韻。

【Very Good】


今年6月、ウイスキーフープのメンバーにグレンドロナックのオフィシャルボトル2種、1993と1994の案内がありました。
希望者のみに先行販売し、数か月後一般販売するとのことです。
2種で往年のオフィシャル、オリジナルとシェリーを意識したリリースということでしたが、そのイメージがぴったりとはまっており、先に言ってしまいますがどちらも素晴らしいボトルでした。
2種並べてテイスティングしましたが、まずは色の濃い1993です。

上記のハイテンションなテイスティングノートからも伝わっていると思いますが、非常に多彩で陶酔感がありました。
過去のボトリングだと、もはや伝説的ともいえる1972の空き樽で熟成させたのではないかと思ったイタリアのベイヤフロール&シルバーシール向けにボトリングされた同ヴィンテージのものによく似た香味です。
昔の陶酔感のあるシェリーカスクにしか感じなかったような妖艶でエレガントな香味が含まれており、レザーや腐葉土のアーシーなどの味を深める要素も感じられました。
オフフレーバーがないだけの小粋なシェリーカスクとは一線を画した、突き抜けた美味しさです。

甘味と渋味、そしてみずみずしい酸味といった味わいのバランスも絶妙です。
欲を言うならこれにボディと余韻の長さがあれば完璧だったと思いますが、その場合仕上がりはもっと先になりそうですし、それがないぶん現時点でミディアムボディならではのエレガントさが演出されています。

ウイスキーフープのボトリングは、私も関係しているためやや思い入れが評価に反映される傾向がある(自覚もあるので極力そのことも記載しています。)と思いますが、今回はそれを抜きにしてもVG/Eに限りなく近いニューリリースのシェリーカスクだと思います。

シェリー樽といえば昨年のファークラス1989も素晴らしかったですが、それと比べるとボディでファークラス、エレガントさでドロナックという感じで、どちらも甲乙つけがたい魅力があります。
現状で、ニューリリースのシェリー樽にこれ以上はなかなか求められないと思えるような素晴らしいボトルでした。
サンプリングの時から良いとは聞いていましたが、予想を良い意味で完全に裏切られました。


 
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2017.08.06【日記】

ベンローマック 1965 14年 GM コニッサーズチョイス 40%

香りからオールドの魅力がたっぷり感じられました。

 

ベンローマック BENROMACH 1965 14yo GM CONNOISSEUR'S CHOICE 40%


香りはアプリコットジャム、オレンジマーマレード、干し柿、こなれたカラメル、煮詰まった紅茶、うっすらと古いマール、オールド感は強めにあるが嫌味がない。
飲むと舌に染み込むようなテクスチャー、優しいジャム系のフルーツ、抜け感はあるがボディは保たれている。

【Good/Very Good】


GMのコニッサーズチョイス、いわゆるブラックコニッサーズラベルのベンローマック1965、14年熟成です。
およそ1979年頃のボトリングで、ボトリング後約38年が経過しています。

さすがに古いニュアンスはしっかりありますが、いわゆる干し椎茸のようなヒネ感はほとんどなく、多彩な濃縮フルーツや紅茶っぽいニュアンスが魅力的な香りでした。

飲むとやや抜け感はありますがシャバシャバというわけではなくボディもギリギリ保たれていました。
それほど多彩さはありませんでしたが、優しい味わいで舌に染み込むようなテクスチャーは良かったです。

味も悪くありませんでしたが、特に香りをゆっくりと楽しみたいオールドボトルでした。



このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

 
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2017.08.05【日記】

近年リリース:ブレアアソール オフィシャル 蒸留所限定 2016年ボトリング 48%

非常に個性的な味わいに驚きました。

 

ブレアアソール BLAIR ATHOL OB AVAILABLE ONLY AT THE DISTILLERY 48%
bottled in 2016, one of 3000 bottles



香りは甘やかに熟したプラム、りんご飴、ミルクチョコレートのウエハース。
飲むと強くミルキー、コーヒーフレッシュ、ウエハース、オイル、まったりした甘味が長く続く。

【Good/Very Good, Interesting】


2016年にボトリングされ、たぶん今も販売されているブレアソールの蒸留所限定ボトルです。

まったりと甘やかな香りで、ビックリマンチョコのようなミルクチョコの入ったウエハースを連想させる香りも面白いです。

しかしもっと驚くのはその味わいで、エドラダワーのようなコーヒーフレッシュのような独特のミルキーなニュアンスがかなり強く感じられました。

香りと味わいのギャップも面白いですし、ブレアアソールに感じたことがない個性を強く含んでいる点も面白く、なぜこれを蒸留所限定ボトルとしたのかも含めてとても興味深いボトルでした。


 
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2017.08.04【日記】

グレンリベット GLENLIVET 1975-2010 34年 スコッチモルト販売 ケルティッククロス 46%

突き抜けたフルーティに驚かされました。

 

グレンリベット GLENLIVET 1975-2010 34yo SCOTCH MALT SALES CELTIC-CROSS 46%
one of 153 bottles



香りは強い熟成感のあるエステリーなフルーツ感、洋ナシや熟しすぎたマクスメロン、少しオレンジオイル、芳醇。
飲んでもエステリーで強い熟成感、オレンジオイル、じわじわと強まるパイナップル系のトロピカル感、優しいコクのある甘味と渋味のあるオークのタンニン、度数よりボディが残っており長めの余韻。

【Very Good】


スコッチモルト販売さんが2010年にボトリングした、グレンリベット1975、34年熟成です。
ケルティッククロスは加水のシリーズだったと思います。

このボトルは初めてではなかったと思いますが、香味はそれほど印象に残っていませんでした。

しかし今回飲んでみると、非常に熟成感のある多彩なフルーティさが炸裂しており、香りからは熟したマスクメロン、味わいにはトロピカルフルーツが強く感じられました。
それでいて、加水のわりにボディも保たれており、かなりハイレベルな加水長熟モルトでした。

熟成年数などのスペックの表記がないボトルでしたので、今回スペックを調べたのですが、当時12000円台で販売されていたようです。
当時は、同じ系統でもダンカンテイラーのカスクストレングス長熟度数落ちなども安く売っていたのでさほど話題にならなかったのかもしれません。

今の感覚で改めて飲んでみると、長熟度数落ちのカスクストレングスよりも、今回のリベットのようにボディの残った状態で加水されたもののほうが同じくらいの度数でもボディを感じるようにも思います。


 
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