ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.10.18【日記】

ニューリリース:グレンキース 1993-2017 23年 "ゴルゴ13 ゴールドラベル" #82830 49.5%

ゴルゴっぽさは置いておいて、綺麗なバーボンカスクでした。

 

グレンキース GLENKEITH 1993-2017 23yo "GOLGO 13 Gold Label" #82830 49.5%
one of 154 bottles, hogshead



香りは華やか、フレッシュオレンジ、青リンゴ、バニラ、リッチなオーク。
飲んでも香りの印象通り。品の良い柑橘や青リンゴとバニラ、少しピリッとスパイシー、ほどよい甘味と酸味、重さのない綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


最近小学館から発売された、ゴルゴ13の50周年記念としてボトリングされたグレンキース1993、23年熟成です。
この金色のラベルとは別に、白ラベルのファークラスもあります。
樽の選定はドイツのウイスキーエージェンシーのカーステン氏と小学館の山岡さんが行っており、樽の出元はエージェンシーと思われます。

良いバーボン樽の影響を受けた華やかな香味で、フルーティでバニラっぽく、綺麗でした。
スパイシーさもありますがこなれており、甘味と酸味のバランスも良く、優しく美味しいバーボン樽のウイスキーとして素直に美味しいボトルでした。

華やかで綺麗で、ちょっとゴルゴのイメージとは外れる印象でしたが、美味しいことに変わりはありません。
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2017.10.16【日記】

プルトニー 1991-2007 オフィシャル #0029 57.9%

やはり近年のプルトニーは美味しいものが多いですね。

 

プルトニー PULTENEY 1991-2007 OB #0029 57.9%
one of 210 bottles



香りはカスタード、オレンジやリンゴ、バニラ、オイル、オークやナッツ、淡くカモミールティーと潮風。
飲むとじわじわとスパイシー、やや粘性あり、オレンジオイル、心地良いオーク、蜂蜜、コクのある甘味と強い塩気、オイリーで長い余韻。

【Very Good】


2007年にボトリングされた、オフィシャルシングルカスク(#29)のプルトニー1991、およそ16年の熟成です。

オイリーで粘性があり、強いコクと甘味があり、塩気もしっかりと感じられるプルトニーらしい香味でしたが、それに加えてベースの樽感も非常に良く効いていて過剰な味付け感もありませんでした。
さらに、特別なプルトニーに感じられることの多いカモミールのような華やかなニュアンスもわずかながら確実に伴っていたのも印象的でした。

近年プルトニーに欲しい味がすべて入っているタイプで、非常に美味しかったです。

プルトニーは古いものより90年代以降のものが美味しい蒸留所の典型のひとつだと思います。


 
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2017.10.14【日記】

ノースポート 1966-2002 36年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 50%

多彩で非常に満足感のある東ハイランドモルトでした。

 

ノースポート NORTH PORT 1966-2002 36yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 114 bottles



香りはしっとり甘やか、シナモンの効いた焦げたアップルパイ、アプリコットジャム、じわじわと土っぽいピート、非常にリッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、非常に複雑、アプリコットジャムとミント、コクのある甘味と絶妙に味を深めるタンニン、ジャコウのような妖艶さ、潮っぽさのない独特のピート。

【Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクからノースポート1966、36年熟成です。
ボトリング前に6か月間、シェリーカスクでフィニッシュされています。

ボトリング後15年が経過しており、フィニッシュの影響は露骨で無い程度に溶け込んでいました。

香りには熱濃縮したような多彩なフルーツ感があり、香りからは特にシナモンも感じたことからアップルパイのようなニュアンスとして感じられました。
また、少し遅れて東ハイランドらしいピートも主張してきました。

飲んでも複雑で妖艶さも兼ね備えており、コクのある甘味にタンニンが効いており味わいを深めていました。また、独特のピート感も健在でした。

長熟ながらボディも十分に残っており、かなりアグレッシブな香味で満足感は相当高かったです。
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2017.10.13【日記】

ブローラ 1981-1999 18年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 50%

80年代ブローラらしい香味で美味しかったです。

 

ブローラ BRORA 1981-1999 18yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 263 bottles



香りはワックス、アプリコットジャムと樹液、オイル、淡く金属感、心地良いモルティ、少し鋭さもある強いスモークのあるピート。
飲むとじわじわと染み込み噛み応えもあるテクスチャー、少しヒリヒリとスパイシー、香り同様にワックスと樹液、アプリコットジャムのコクのある甘味、オイル、濃いめの旨味、ピーティで長い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクからブローラ1981、18年熟成です。

80年代のブローラらしく、香りにおいても味わいにおいても金属的でピーティさが前面に出た作りではなく、アプリコットジャムや樹液、そして独特のワクシーな要素など、クライヌリッシュに近いニュアンスが強く感じられるタイプでした。

ブローラでしか味わえない特徴的な旨さがあり、70年代のものとはまた別の満足感がありますね。

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2017.10.11【日記】

ニューリリース:ティーニニック 1999-2017 17年 オフィシャル 200周年記念 55.9%

楽しみにしていたバイセンテナリーボトリングでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1999-2017 17yo OB Celebrating 200 years 55.9%


香りは華やかで優しい、りんご、軽やかなモルティやジンジャー、淡くシナモン。
飲むと優しい口当たりからピリッとスパイス、徐々にクリーミーなテクスチャーになる、りんごジュースのような優しい甘味と淡い酸味、噛み応えのある旨み、淡いニッキのある余韻は美しい。

【Very Good】


1917年創業で、今年めでたく200周年を迎えたティーニニック蒸留所から、オフィシャルボトルがリリースされました。
毎年リミテッドリリースを出してくる業界最大手のディアジオですが、このリミテッドにティーニニックが過去にボトリングされたことはないと思います。
オフィシャルとして記憶にあるのは花と動物シリーズとUDレアモルト、あとは非売品のマネドラくらいですかね。
ボトラーズからのリリースはたまにあり、少し前のヴィンテージにはニッキのような独特のニュアンスがあるイメージです。
今年はいわゆるバイセンテナリーイヤーですから、前々から記念ボトルがリリースされるのではないかと噂されていましたが、期待通り出してくれました。
ややマイナーな蒸留所でも、愛好家市場にこういうものを出してくれるのは嬉しいですね。

さて、肝心の内容ですが、意外にも軽やかに開いている部分が大きく、ボトリング直後からそれなりに仕上がっているタイプだと感じました。

ハウススタイルとして認識しているニッキ・シナモンっぽさも著明ではありませんが感じられ、フルーツの優しい甘味と酸味が綺麗な飲み心地を演出していました。
また、ミディアムボディですが旨み自体は噛み応えがあるほどに結構強めに感じられたのも良かったです。

ディアジオのリミテッドで、それも熟成の長くないものは特に、樽感が薄くチルフィルタリングもきっちりされていて、詰めたてはドライで頑なな印象のものが多いのですが、今回のティーニニックは、バイセンテナリーイヤーに開けて飲んでも美味しい近寄りやすいタイプでした。

去年のリミテッドや同じバイセンテナリーのラガヴーリンなどの香味を鑑みると、リミテッドリリースの樽選びが少しマイルドな方向にシフトしてきているのかもしれませんね。

本数もそれなりにあるようなので、恐らく来年には日本にも入って来ると思います。
個性的な蒸留所ですし、この200周年記念ボトルをきっかけにティーニニックを好きになるドリンカーが増えるといいですね。

ティーニニック蒸留所の創業200周年を心からお喜び申し上げます。

 
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2017.10.10【日記】

スプリングバンク 1970-2003 32年 オフィシャル #2966 53.1%

期待以上の素晴らしい陶酔感でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1970-2003 32yo OB #2966 53.1%
one of 216 bottles



香りは華やかでまさに香水のよう、熟しすぎたアプリコットや桃、穏やかだが心地良いオーク、ナッツ、ニッキ、穏やかなピート、厚みもありうっとりしてしまう。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる。梅や桃で作ったジャム、コクがあり心地良い甘味、引き締める香木感のあるオーク、じわじわと強まるブリニー、染み込むような旨味、強い陶酔感のある余韻。

【Excellent】


2003年にボトリングされたオフィシャルシングルカスクのスプリングバンク1970、32年熟成の#2966です。

香りはのっけから昔のスプリングバンクに期待する華やかな香水のような強い芳香があり、フルーティでオーキーさも心地良く、淡いピートもあって多彩でうっとりしてしまいます。

飲んでもほどよくこなれていて芳醇かつ多彩でした。
濃厚なフルーツ感に加えてローカルバーレイに感じたような香木感も淡く感じられ、非常に強い陶酔感があります。
長い余韻をいつまでも楽しんでいたくなりました。

瓶内変化も明らかにポジティブに作用しており、飲み頃感もあって大満足でした。
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2017.10.08【日記】

ニューリリース:グレンモーレンジ オフィシャル "アスター" 2017リリース 52.5%

初めてアスターを飲んだ時の感激が蘇りました。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "ASTAR" 2017 RELEASE 52.5%


香りは強く華やか、オレンジオイル、バニラ、カスタードクリーム、ナッツ、心地良いオーク。
飲むと心地良いスパイシー、メリハリのある強い味わい、熟したオレンジ、バニラ、蜂蜜のコクのある甘味と淡く引き締めるオーク、余韻も心地良い。

【Very Good】


グレンモーレンジのオフィシャル、アスター。
お家芸とも言えそうなモーレンジのデザイナーズカスクにこだわって作られたリリースで、
「ミズーリ州オザークマウンテン北斜面のホワイトオーク、1インチに8~12の年輪が入っているものを厳選。それを18か月(2002年以降は24ヵ月)天日乾燥させてからブルーグラスクーパレッジにてヘビリートースト。さらに20~30秒ライトチャーし、ジャックダニエルを4年間詰め、払い出した後の樽を100%使用。」
というのが発売初期の説明でした。
とにかく、最高のバーボンカスクを手間隙惜しまず独自に作ったということです。
実際、現行品のバーボンカスクのウイスキーといえばこれと皆が認めるボトルでした。

終売になりしばらく作られていなかったようですが、2017年リリースとして久しぶりにボトリングされ、今回テイスティングすることができました。

上記の如く非常に華やかでメリハリのある主張の強い味で、天日乾燥をしっかり行っているためか生木臭さがなくバーボンカスクの良いところだけを抽出したような香味です。

初めてアスターがボトリングされたときの印象そのままで、モーレンジのこだわりの素晴らしさを改めて実感しました。


そういえば、ずいぶん前から公式にはグレンモーレンジィといわれている、というか自ら名乗っていますよね。
私はこのネーミングがどうも好きになれず使っていないのですが、オシャレ全開な企業が付けたにしては、・・・ダサくないですか?
スコッチとしてもそうですが、特にハイランドモルトにしてはずいぶんチャラい感じがしますし、「ィ」が入ることで「ー」部分が間抜けな感じがします。
そしてカタカナ表記の問題だけで、発音は結局グレンモーレンジとほぼ一緒です。
どうしても小さい「ィ」を使いたいならグレンモレンジィなら字面も発音も間延びした感じが無く締まっていて良いような気がしますが。。。
まぁ私個人の感覚ですし、モーレンジィにとっては余計なお世話ですね。(笑)


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2017.10.07【日記】

ニューリリース:カリラ オフィシャル 蒸留所限定 2017年ボトリング 58.8%

思った以上にねっとり系でした。

 

カリラ CAOL ILA  OB DISTILLERY EXCLUSIVE BOTTLING 58.8%
one of 3000 bottles, BOTTLED IN 2017



香りは厚みがありフルーティ、熟したアプリコット、魚介ダシと旨そうな麦芽、スモーキーでヨードもあり強いピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムの強いコクのある甘味、ナッツ、厚みのあるピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


今年ボトリングされたカリラの蒸留所限定ボトルです。

ノンエイジのボトルですが、カリラにしては鋭さやクールさが控えめで、熟したフルーツや厚み、そして粘性を帯びたまったり系のテクスチャーが印象的でした。

コクのある甘味があり、迫力のあるピートもあり、いつものスタイルとは異なるような気もしましたが、蒸留所限定としてリリースされたことが納得できる完成度の高いアイラモルトでした。


 
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2017.10.05【日記】

ブルイックラディ 1964 17年 オフィシャル 53%

やはりすごい。私のベストブルイックラディです。

 

ブルイックラディ BRUICHLADDICH 1964 17yo OB 53%
one of 1200 bottles



香りは芳醇でリッチ、妖艶さがある、焼きリンゴ、アプリコットジャム、シナモン、ハーブティー、高貴なオーク、旨そうなモルティ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、加熱したリンゴ、コクのある甘味、ハーブティーの淡い酸味と少しヒノキっぽさのあるウッディネス、セクシーで陶酔感もある長く心地良い余韻。

【Excellent】


オフィシャルのブルイックラディ17年,1964のヴィンテージ表記のあるボトルです。
同じ1964ヴィンテージ17年の加水タイプもあるのですが、これは53%のハイプルーフのボトリングです。
イタリア向けで、ムーンインポートの表記があります。

6年前に飲んで以来、私のベストブルイックラディとして君臨しているボトルですが、今回もやはり素晴らしかったです。

この時期のブルイックラディらしい加熱したリンゴのようなニュアンスや、アプリコットジャムなどの加熱フルーツのニュアンスがありました。

また、キツすぎると引っかかるのですがこの時期に感じることの多いヒノキっぽいウッディネスもほどよく味を深めるところにとどまっていました。

樽は不明ですが、リフィルシェリーを含むヴァッティングと思われ香味は多彩です。

ハーブやスパイス、素敵なオークのニュアンスもあり、非常に複雑でリッチ、そしてそこはかとない妖艶さがあって陶酔感がありました。

やはりベストブルイックラディの座は譲りませんね。

素晴らしい。


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2017.10.04【日記】

ニューリリース:マクダフ 27年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー キャンベルタウンロッホ向け #11493 52.9%

フルーツ感も多彩で良質なシェリー感でした。

 

マクダフ MACDUFF 27yo DOUGLAS LAING XTRA OLD PARTICULAR for Bar Campbeltoun Loch #11493 52.9%
one of 102 bottles, SHERRY BUTT



香りはしっかりとシェリー、プルーン、レーズンに加えて皮ごと絞ったブドウ果汁も少々、黒糖、アグリコールラムやハーブリキュールのニュアンス、クローブやシナモン、少し炙ったようなモルティとクリーム。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様の濃縮フルーツ、品のある強めの甘味と引き締める優しいタンニンとウッディネス、奥から良いモルティと淡いジンジャー、ミディアムボディ、バランスがとれた心地良い余韻。

【Very Good】


有楽町キャンベルタウンロッホさんがボトリングした、ダグラスレインのブラグシップシリーズでもあるエクストラオールドパティキュラーからのマクダフ27年(1990蒸留)です。

まず、シェリー感は支配的ではないですが結構しっかり目に主張してきました。
そしてそこからつながる多彩な濃縮フルーツに加え、甘やかなラムっぽいニュアンスもあり、スパイスやモルティなニュアンスも感じられました。

香りの印象通り度数よりも滑らかな口当たりで、濃い目ながら品の良さを保った甘味と引き締めるタンニンのバランスも良く、とても美味しいマクダフでした。
主張の強い要素がいくつもありながら、全体としてはミディアムボディできれいにまとまっていたのも好印象でした。

味はもちろんスペックだけを考えても値段もそれほど高くなく、さすがのナイスリリースだと思います。

そういえば、同じフラグシップシリーズでもハンターレインのオールド&レアは超強気な高額ボトルで味も突き抜けたものが多い一方、ダグラスレインのこのXOPはややハードルを下げている印象があります。
内容も良いため、コスパが良いと思えるものはXOPに多いですね。


なおこのボトル、以前に飲んで掲載した2015年詰めの#10954で払い出した残りをそのまま2年ほど追加熟成させたものとのことです。
#はてっきり樽の番号だと思っていたのですが、ダグラスレインやハンターレインは、樽ではなくボトリングごとに番号をつけているようですね。今まで知りませんでした。

追加熟成され、前回のものよりもだいぶ柔らかく穏やかになった印象で、香味も結構違いました。
言われなかったら同じスペックと知っていても同じ樽だとは気づかなかったと思います。あまり似ていないシスターカスクかなと思ったでしょう。

明らかに柔らかくフルーティになっていましたが、熟成期間が延びたのにコーヒーのようなビターさが抜けていたのも意外でした。
モルトウイスキーはボトルの開栓後に柔らかくフルーティになると同時にタンニンっぽい渋味が減ってくることがしばしばあると認識していますが、払い出し後の空気の多い樽で追加熟成したことがこういう変化に影響しているのかもしれません。

さらにこのボトル、開栓後も序盤と終盤で飲みましたが、同系統の変化がさらに進んだような印象を受けました。
美味しいだけでなく、そういった意味でも非常に興味深くいただいた1本でした。


 
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2017.10.03【日記】

現行品:ロイヤルブラックラ 21年 オフィシャル 40%

少しグラッシーでしたが熟成感はしっかりありました。

 

ロイヤルブラックラ ROYAL BRACKLA 21yo OB 40%


香りは心地良い熟成感、オレンジ、アプリコット、紅茶、穏やかなモルティ。
飲むと香りよりフレッシュな柑橘と強い草っぽさ、優しい甘味、ボディは軽め。

【Good】


現在流通している、オフィシャルのロイヤルブラックラ21年です。

オルトモアやクレイゲラキなどもそうですが、バカルディ社の所有する蒸留所からは,ここのところ長熟も含めた熟成年数違いのシングルモルトがリリースされています。
業界の流れは熟成年数表記のリリースが減ってノンエイジが増えていく傾向ですから、それと逆行する形でシングルモルトへの意気込みが感じられます。

加水ということも手伝ってか、香りにはなかなかの熟成感があり、フルーティさが前面にでています。
ハイランドというよりスペイサイドっぽい香りだと思いました。

飲むと香りよりは若さを感じ、グラッシーなニュアンスがかなり強く感じられて少し引っかかりました。
とはいえライトボディで全体的には綺麗な香味で、序盤に飲むのに適した美味しさだと思います。

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2017.10.02【日記】

タリスカー 1986-2005 19年 リンブルグウイスキーフェア #1485 45.9%

ハウススタイルをたっぷり感じられるタリスカーでした。

 

タリスカー TALISLER 1986-2005 19yo The Whisky Fair #1485 45.9%
one of 252 bottles, Bourbon Hogshead



香りは蜂蜜レモン、スモーキーでパワフルなピート、バニラ、心地良いモルティ。
飲むと穏やかな口当たりからじわじわとスパイシーになる、オレンジピール、コクのある蜂蜜の甘味、草を噛んだほろ苦さ、燻製した魚、少しダシっぽい旨味、ピートは重めで強く余韻にも残る。

【Good/Very Good】


リンブルグウイスキーフェアから2005年にボトリングされたタリスカー1986、19年熟成です。

樽も強くなく、それほど多彩な香味があるわけではありませんが、特に飲んだ時に感じるスパイシーなニュアンスはタリスカーらしいものだと思います。

胡椒のようなスパイシーな感覚は、樽が強かったり度数が高かったり詰めたてだったりするとわかりにくいことが多いように思いますが、このボトルは樽感が淡く、度数もスペックのわりに低く、そしてボトリング後10年以上経っていたので、このピリッとしたニュアンスはハウススタイルなんだということを実感できますね。

プレーンな香味ですがコクがあり旨みは豊富で、瓶内変化もあるのかこなれた感じも帯び始めており、この系統のピーティなモルトとして個人的には結構好みでした。


 
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2017.09.30【日記】

ニューリリース:クレイゲラキ 1995-2017 21年 エディションスピリッツ ファーストエディション #HL13305 59.0%

こちらはバリシェリーに完全に支配されていました。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1995-2017 21yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #HL13305 59.0%
one of 282 bottles, SHERRY BUTT



香りはリッチで強いシェリー、枝付きのレーズン、ビターチョコレート、黒糖、バルサミコ酢、奥から焦がした麦、ハーブリキュール。
飲むと粘性あり、芳醇に広がる、レーズンなどの濃縮フルーツのコクのある甘さ、ハーブなどの心地良い渋味、味を深めるウッディネス、長く心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションから今年ボトリングされたクレイゲラキ1995、21年熟成です。
今回、昨年ボトリングされた同ヴィンテージの20年と同時に飲むことができました。

以前にご紹介した20年熟成のものよりも色も濃く、テイスティングしてみるとやはりこちらはシェリー樽の影響がかなり強いタイプでした。

枝付きレーズンバルサミコ酢、ビターチョコレートやハーブリキュールなどの甘苦そうなニュアンスなど、この系統のシェリー樽にしばしば感じられる要素がかなりしっかりと主張してきました。

飲むとフルーティな強めの甘味があり、思いのほか渋味やウッディネスは強くなく、バリシェリーのモルトとして飲み心地も良かったです。

シェリー感はとても好ましいのですが、20年熟成のものよりもさらにハウススタイルは感じられず、これはブラインドでもまず当たらないでしょう。

個人的にはどうせわかりづらいならサルファリー要素がほとんどなくシェリー感が好ましいこちらの21年のほうが好みでした。


 
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2017.09.28【日記】

近年リリース:クレイゲラキ 1995-2016 20年 エディションスピリッツ ファーストエディション #HL12362 54.4%

らしさは隠れ気味ですが、リッチなシェリーカスクです。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1995-2016 20yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #HL12362 54.4%
one of 305 bottles, SHERRY BUTT



香りは優しく全体を包む近年シェリー、アプリコットジャム、シナモンの効いたアップルパイ、焦がした麦芽、少し硫黄。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、プラムジャムやミルクチョコレートのコクのある甘味、深みを出す穏やかな渋味、モルティな旨味、シナモンケーキ、サルファリーもあるが甘やかな余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからクレイゲラキ1995、20年熟成です。

少し硫黄っぽいサルファリーなニュアンスが香りにも味わいにも感じられますが、全体を包み込むようなシェリー感があり、加熱したフルーツやミルクチョコレートのような甘味やシナモンのニュアンスがあり、洋菓子っぽい美味しさがありました。
サルファリー要素も数年したら抜けそうです。

最近だとマッシュタンさんやゼニスさんがボトリングした1994に著明だった、クレイゲラキらしいワクシーさが無くはないのですが、シェリー感にマスクされていてやや感じにくくなっていました。
結構個性的な香味なんですが、支配的でないシェリー感でも結構マスクされますね。

蒸留所のスタイルよりも樽の香味を楽しむモルトだと思いました。


 
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2017.09.26【日記】

ニューリリース:スキャパ 2006-2017 10年 オフィシャル 蒸留所限定 #2173 59.2%

珍しいバリバリシェリーのスキャパでした。

 

スキャパ SCAPA 2006-2017 10yo OB THE DISTILLERY Reserve Collection #2173 59.2%
one of 888 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りは強いシェリー、コーヒー、レーズンやデーツなどのドライフルーツ、黒糖かりんとう、焦がした麦芽、しっかりめのウッディネス。
飲むと芳醇、じわじわと刺激的になる、ドライフルーツや黒糖のコクのある甘味、しっかりめのウッディネスやハーブ、その渋味と淡いエグ味、リッチで甘やかな長い余韻。

【Good/Very Good】


スキャパ2006、オフィシャル10年熟成のシングルカスク・カスクストレングス。
オークニー島にあるスキャパ蒸留所を訪れないと入手できない1本です。

のっけからものすごく強いシェリー感で、濃縮感のあるフルーツや黒糖の強い甘味があり、ウッディネスとタンニンもしっかりと感じられました。

ほとんど原酒の個性は感じられず、樽が支配的なボトルではありますが、この規格外の珍しいスキャパをあえて蒸留所限定で出してきたのはわかる気がします。


 
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2017.09.25【日記】

近年リリース:ボウモア 9年 オフィシャル シェリーカスクマチュアード 40%

近年蒸留で近年シェリーのボウモアという感じでした。

 

ボウモア BOWMORE 9yo OB SHERRY CASK MATURED 40%


香りは重さのある強い近年シェリー、プルーン、チョコレート、ハーブリキュール、雑穀っぽいモルティ、磯っぽさと強いピート。
飲むと柔らかい口当たり、プラムとパッションフルーツ、ジャム系の優しい甘味、少し紙っぽさを伴う雑穀感のあるモルティ、ピーティ、余韻は長くないがフルーティ。

【Good】


最近リリースされた、ボウモアのオフィシャル9年。シェリー樽で熟成されています。

サルファリー要素の少ない近年の小粋なシェリー感と、しっかりめのピートやトロピカルフルーツ、それに紙っぽさを伴う近年のボウモアの香味が感じられる1本です。

ピートで若々しさはマスクされており、さらに40%まで加水されているためか、ニューリリースにしては樽感が浮いた感じがしないのも良かったですね。

個人的にはこの近年ボウモアの紙っぽさは得意でなく、また、モルティさの中に感じた雑穀っぽいニュアンスが引っかかるところではあったのですが、これは単なる好みだと思います。

このあたりが気にならない人にとっては、加水ヴァッティングらしく比較的安価に味わえるシェリー系のアイラモルトとして、しっかりと存在価値のあるボトルだと思います。
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2017.09.24【日記】

近年リリース:ラフロイグ 1999-2016 モルツオブスコットランド WHISKY&CO,ウイスキーアンティーク向け #16025 57.2%

樽感と原酒の個性が良いバランスでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1999-2016 MALTS OF SCOTLAND for WHISKY&CO AND WHISKY ANTIQUE #16025 57.2%
one of 235 bottles, Refill Sherry Hogshead



香りはアプリコットやプラムのジャム、ヨードのある強いピート、じわじわと旨そうなモルティ、魚介ダシ、オイル。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、ジャム系の濃縮フルーツとその甘味、引き締めるほどよいタンニン、魚介ダシの旨味、スモークとヨードのしっかり効いた強いピート、長めの余韻。

【Good/Very Good】


ドイツのモルツオブスコットランドからラフロイグ1999、およそ17年の熟成です。
WHISKY&COとウイスキーアンティークの2社に向けてボトリングされたシングルカスクという記載ですが、よく見るとウイスキーアンティークの綴りが間違ってますね。

中身には間違いが無く、リフィルらしく全体に淡く効いたシェリー感とラフロイグらしいピートやダシっぽさが共に無理なく感じられました。

樽感のおかげで適度に乗ったフルーツの甘味とタンニンのバランスも良く、詰めたてから十分に美味しいラフロイグでした。

こういうものはオフィシャルではあまり見ないタイプですね。


 
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2017.09.22【日記】

オスロスク 1978-1991 13年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 95.1 58.3%

プレーンでSMWSに散見される香味でした。

 

オスロスク AUSROISK 1978-1991 13yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 95.1 58.3%


香りはフレッシュシトラスと淡く青リンゴキャンディ、生姜、フレッシュさを残したモルティ、樽感は薄くプレーン。
飲んでもプレーン、ジワジワとスパイシー、シトラスと強いモルティ、クリアでクセのない味わい、度数のわりにライトボディ。

【Good/Very Good】


スコッチモルトウイスキーソサエティから95番=オスロスク1978、1991ボトリングの13年熟成です。
1番表記ですから、ソサエティの詰めた最初のオスロスクということです。

樽の影響が少ないプレーン系のモルトで、70年代後半蒸留の15年前後の熟成となると、ケイデンヘッドの緑瓶やこのSMWSを連想します。

このSMWSのオスロスクもその例に漏れない香味でした。

フレッシュな柑橘に生姜っぽさを伴う強いモルティがあり、スパイシーですがあまり引っ掛かりのないクセのない香味です。

ハイプルーフで熟成感もそれほどなく、そのぶんモルティさが前面にでているのにそれほど旨味が伴っておらず、度数のわりにボディが軽かったことなどは、蒸留所の個性なのかもしれません。

やや玄人向けとはいえもちろん美味しいのですが、複数本飲むときにどのタイミングで飲むべきなのか迷う酒ですね。



この1杯は、三越前のIANさんでいただきました。

 
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2017.09.21【日記】

近年リリース:アードベッグ 1993-2015 22年 ケイデンヘッド シングルカスク 55.3%

昔の味もうっすらと感じるシェリーのアードベッグでした。

 

アードベッグ ARDBEG 1993-2015 22yo CADENHEAD SINGLE CASK 55.3%


香りは全体を包むシェリー、薄めのプルーン、アメリカンコーヒー、キャラメリゼしたナッツ、ハーブ、奥から塩素と金属感、磯っぽさ、鋭く強いスモーキーなピート。
飲むとパワフルなアタック、心地良いシェリー、プラムジャムやキャラメルのコクのある甘味、心地良く味を引き締めるコーヒーのタンニン、金属感や塩素っぽさは強い、鋭く強いピート、濃縮フルーツと金属とピートが残る長い余韻。

【Very Good】


ケイデンヘッドのシングルカスク、いわゆる金ラベルのアードベッグ1993、22年熟成です。
日本への入荷はかなり少なかったということで、私も初めて飲みました。

香りにも味わいにも、支配的でない程度に効いたシェリー感があり、アードベッグらしい塩素や金属を感じる独特のニュアンスや鋭いピート感もしっかりと感じられました。

プルーンやジャムといった濃縮フルーツやキャラメルのような甘味と、それを引き締める渋味のバランスも良かったです。

フルーティでミネラリーでピーティな独特の余韻も長く印象的でした。

現時点でも結構仕上がっているシェリーカスクのアードベッグですが、今後、シェリーとピートと金属感の融合が進むと、ミルロイの詰めた1975のシェリーカスクのような古いアードベックに近い香味になっていくのではないかと思いました。



この1杯は、三越前のIANさんでいただきました。

 
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2017.09.19【日記】

更新頻度に関するお知らせ

2012年のブログ開設以来、よほどのことが無い限り連日更新してきましたが、今年4月に引っ越して以降、BARでじっくりとモルトと向き合える時間が減ってしまいました。

さらにここのところ仕事やら家庭のことやらで時間がとれなくなっており、こういう時のために大量にストックしていた記事もいよいよ枯渇してきました。

長期休載するほどではないと思いますが、しばらく更新頻度が落ちてしまいそうです。

いろいろと一段落したらペースを戻しますので、ご覧くださっている皆様、ご理解いただけますよう宜しくお願い致します。

T. Matsuki

 
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