ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.04.21【日記】

グレンリベット 21年 オフィシャル 43% 80年代流通

いつも以上に濃いシェリー感でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 21yo OB 43%
80年代流通



香りは無骨さのある重厚なシェリーがしっかり。プルーンやアプリコットジャム、シナモンの効いたアップルパイ、甘いハーブリキュールのニュアンスも見え隠れ。
飲んでもシェリー感がしっかり。香り同様の加熱リンゴとシナモンが強く主張、ハーブ感も香りより強め、長く芳醇な余韻。

【Very Good】


主に80年代に流通していた、グレンリベット21年オフィシャルボトルです。
私が学生時代からお世話になっている相模大野のオードヴィーさんの21周年で、集められた21年熟成ボトルのひとつとして開栓されました。
逆算すると60年代のボトリングと思われます。

これまでに何度も飲んでいるボトルで、シェリー感が強いイメージのボトルでしたが、今回のものはロットの違いだと思いますが特にシェリー感が重く強く感じられました。

複数のフルーツジャムやシナモンの効いたアップルパイといった加熱フルーツのニュアンスがあり、シェリー感ともあいまってハーブリキュールのようなニュアンスとも感じられました。

60年代蒸留のシェリーカスクといっても高貴なタイプではなく、セスタンテあたりに多い少し重さと無骨さを伴うようなシェリー感であり、度数より芳醇に感じられました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
21周年おめでとうございます!!

 
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2019.04.19【日記】

アイルオブジュラ 1993-2008 オフィシャル エレメンツ エアー 46% マンサニージャカスクフィニッシュ

すごいマンサニージャ感でびっくりしました。

 

アイルオブジュラ ISLE OF JURA 1993-2008 OB ELEMENTS Air 46%
one of 768 bottles, Manzanilla Finish



香りははっきりとマンサニージャのシェリー感、レーズン、甘やかさと酸、奥からモルティ。
飲むと柔らかい口当たり、まったりと平坦なジャム系の甘味、特徴的なほどしっかりした塩気、ハーブを伴う余韻。

 【Good/Very Good, Interesting】


アイルオブジュラのエレメンツシリーズから2008年にエアーとしてリリースされた、1993ヴィンテージ。
マンサニージャカスクで後熟されており、かなり個性的な香味でした。

香りには正直悪露どきました。マンサニージャそのもののようなシェリー感がはっきりと感じられたからです。
ここまで露骨に感じられるものに出会ったのは初めてかもしれません。

味わいはワインカスクフィニッシュらしいやや平坦な甘味がありましたが、これまたマンサニージャの影響か独特の塩気が強く感じられました。

この独特の樽感のせいか、他の要素が拾えないくらいで淡白なテイスティングノートになってしまいました。

個性的な1本として、非常に印象に残りました。

 
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2019.04.17【日記】

グレンバーギー 1995-2014 19年 スコッチシングルモルトサークル 46%

しっかり仕上がったバーボン樽でした。

 

グレンバーギー GLENBURGIE 1995-2014 19yo SCOTCH SINGLE MALT CIRCLE 46%
one of 151 bottles, Bourbon Barrel



香りは強めのオレンジオイル、プラムジャム、チョコレートとワックス、バニラ、少しバタートーストっぽさ。
飲むとやや粘性があり優しく広がる。オレンジマーマレードの甘味やコク、少しバニラクリーム、少し落ち着いたモルティ。

【Good/Very Good】


ドイツの愛好家団体、スコッチシングルモルトサークルが2014年にボトリングした、グレンバーギー1995、19年熟成です。

バーボンカスクの影響が強めに出ており、19年でも樽熟成としてはピークを迎えた印象のボトルでした。

穏やかな粘性があって優しい味わいながら、コクやボディは保たれていて、樽感もキツくありませんでした。
このあたりは、46%の加水が絶妙なバランスを演出しているようにも感じられました。

加水ですが、最初に飲むにはやや強い味わいなので、複数種類飲むなら2-3杯目にいいかなと思いました。

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2019.04.15【日記】

カリラ 12年 オフィシャル バロックレイド表記オレンジラベル 43% 80年代流通

ギリギリの飲み頃ですが美味でした。

 

カリラ CAOL ILA 12yo OB 43%
80年代流通



香りは心地良いオールド感、熟してしっとりしたグレープフルーツ、滋味深いモルティ、淡い金属感、土っぽさやナフタレンっぽさを伴う強いピート。
飲むと染み込むようなテクスチャー、萎びた柑橘、モルトの旨味とフローラル、スッキリした甘味と酸味で輪郭がくっきり、淡く炭っぽく、強いがこなれたピート。

【Very Good】


80年代流通のカリラ12年、オレンジラベル。当時のスタンダードボトルです。

経年変化でこなれてしっとりしたオールド感があり、萎びた感じもありますが決してミイラのように枯れたモルトではありません。

鋭さのある金属感や土っぽさがあり、アイラモルトらしいピート感はしっかりと感じられます。

滋味深く舌に染み込むような旨みも非常に魅力的でした。

経年変化でパフュームがでてくることがあるというのは以前から何度も書いていますが、そうなる一歩手前のフローラルさが淡く感じられたのも印象的で、非常に美味ですが飲み頃としてはギリギリかなと思いました。

こういうコンディションのボトルは、恐らく自分のストックの中には結構あると思われ、私はコレクターではないので飲み頃のうちに開けないとなぁと思いました。

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2019.04.13【日記】

クライヌリッシュ1971-2006 35年 ダグラスレイン オールド&レア 46.5%

やはり期待通りのねっとり感でした。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1971-2006 35yo DOUGLAS LAING Old & Rare 46.5%
one of 246 bottles



香りは重さがあり濃厚、アプリコットティー、強くオイル、薄めた樹液やワックス、白ワイン。
飲むとヌルっとした粘性、濃厚で噛み応えあり。まったりと甘やかでアプリコットジャムや蜂蜜のような強いコクあり。オイリーで淡いピートのある心地良い余韻。

【Very Good】


2006年にボトリングされた、ダグラスレインの高級レンジ、オールド&レアのクライヌリッシュ1971、35年熟成です。

1972ばかりがスポットライトを浴びがちですが、このあたりのスペックにも同じような個性がしっかりと感じられることが多いです。
このボトルも例外でなく、樹液、オイル、ワックス、粘性、といったキーワードは飲んでいて自然と出てきます。

強いていうと、同系統のモルトの中では若干ながら華やかさに乏しく、代わりに重さやオイリーなニュアンスが強めに感じられたように思いました。

といっても素晴らしく美味しく、私の大好きな香味であることには疑う余地がありません。

 
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2019.04.11【日記】

スキャパ 1978-2001 23年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 50%

押しつけがましさのない穏やかなシェリー感で美味しかったです。

 

スキャパ SCAPA 1978-2001 23yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 612 bottles, Finished in Sherry Cask



香りは良いシェリー感、プラムジャム、ドライフルーツ、バニラ、淡くレザー、焦がした麦芽。
飲むと多彩、少し噛み応えもある麦芽の旨味、赤いミックスジャムとミント、濃いめの甘味、淡い渋味、ボディは軽めだが甘やかな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのOMCから2001年にボトリングされたスキャパ1978、23年熟成。
最低6か月間、シェリーカスクで後熟させたと記載されています。

正直、ハウススタイルは全く分かりませんでしたが、味付け感のないなかなか小粋なシェリー感が全体を包んでいました。

ほどよいシェリー感に伴う濃縮系フルーツ、ちゃんと残ったモルティな旨味、甘味・酸味・渋味のバランスも良く、素直に美味しかったです。

瓶内での変化を経て一体感が増したのだろうと思いますが、今が飲み頃だと思います。


 
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2019.04.09【日記】

ダルユーイン 1982-2009 27年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド #809 46%

厚みがあってコク深いダルユーインでした。

 

ダルユーイン DAILUAINE 1982-2009 27yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland #809 46%
one of 230 bottles, Hogshead



香りは華やかだが重みもある、アプリコットティー、麦感は穏やかだが滋味深さがある、バニラ、淡くブランデーっぽい熟成感。
飲むと滑らかな口当たり、アプリコットジャムのコクのある甘味、少しミント、淡い焦げ感のあるモルティ、じわじわと旨味、ミディアムボディ。

【Good/Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)のシングルモルツオブスコットランドから、ダルユーイン1982、27年熟成です。
2009年のボトリングで、46%の加水でボトリングされています。

加水の妙なのか、少し重く野暮ったさを感じやすいダルユーインの香りに華やかなフルーツや、ブランデーや紅茶っぽいニュアンスを感じました。

飲むと香りほどの華やかさはありませんが、46%と高め加水ということもあってかコクのある甘味に麦芽の旨味もわりと残っており、美味しく仕上がっていました。

意図的かどうかはわかりませんし、ボトリング直後がどうだったのかもわかりませんが、そこまで特徴的でない原酒をこういう絶妙の加水加減で仕上げるのは凄いことだと思います。


 
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2019.04.07【日記】

グレンドロナック 1974-2001 26年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 47.5%

突き抜けたフルーツ感がありやはり美味でした。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 1974-2001 26yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 47.5%
one of 198 bottles



香りは華やか、柑橘の綿、エステリー、洋梨キャンディ、少し乾いたようなモルティ。
飲むと強く華やか、ジューシーで多彩なフルーツ、洋梨、綿つきの柑橘、こなれた心地良い甘味と酸味、じわじわと広がるモルティな旨味、淡くピート。

【Very Good】


ダグラスレインが2001年にボトリングしたOMCのグレンドロナック1974、26年熟成です。
通常50%に加水してボトリングされるOMCですが、このボトルは自然と50%以下に度数が下がっているためそのままのカスクストレングスです。

このボトルを飲んだのは初めてではなく、初めて飲んだ時には70年代流通のオフィシャルダンピー8年のようなフルーツ感があって驚いたのを覚えています。

今回のボトルも期待通りで、のっけからエステリーで陶酔感のある突き抜けたフルーティさが感じられました。

飲んでもジューシーで多彩なフルーティさが魅力的で、甘味と酸味のバランスも素晴らしかったです。

強いて言うなら、昔飲んだ時と比べると厚みのある酒が好きになっている今の嗜好だと、ややボディが軽く感じられることが惜しい点でしょうか。

ただ、度数が落ちることで増したり出てきたりしたフルーツ感があると思われますので、これはないものねだりでしょう。

少し線の細さは感じますが、それでもモルティな旨みや淡いピートもあって、完成度の高い素敵なドロナックでした。

現在の戦略もありシングルモルトのほとんどを占めているシェリーの効いたタイプも美味しいですが、この系統のドロナックも昔から大好きです。

現在シングルモルトとして出す予定のないノンシェリーの樽の長熟や、なんならそれが枯れた時でもいいので、こういうタイプが流通してまた飲めることに期待したいと思います。


 
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2019.04.05【日記】

ベンローマック 1968 27年 ハートブラザーズ 43%

突き抜けたフルーティで美味でした。 

 

ベンローマック BENROMACH 1968 27yo HART BROTHERS 43%
MATURED IN PORT WOOD



香りは高貴で最初オールドシェリーを思わせる。熟し過ぎたブドウの絞り汁、しっかりめのハーブ、香り高いチョコレート、ブランデーっぽいランシオもあり陶酔感あり。
飲むと優しい口当たりから芳醇に広がる。ブドウ果汁と枝ごと噛んだレーズン、ジューシーな甘味と加水にしては収斂性のある渋味、飲み心地が良く余韻は長い。

【Very Good】


ハートブラザーズがボトリングした、ベンローマック1968、27年熟成です。

ポートウッド熟成と記載がありますが、第一印象は良いオールドシェリーを思わせる高貴で果汁のようなフルーツがしっかりと感じられました。
ポートカスクも長期熟成と瓶内変化で、シェリーカスクとも同じような方向の香味に向かっていくのかもしれません。

加水ですが、それなりにタンニンや渋味が残っているためか軽さや薄さは感じず、顕著な果汁感と同時にドライフルーツのような濃縮感も味わえて非常に美味でした。


 
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2019.04.03【日記】

ポートエレン 1978-2004 25年 ダグラスレイン オールドモルトカスク #DL1709

こなれて美味しいアイラモルトでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1978-2004 25yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #DL657 50%
one of 604 bottles



香りはアプリコットティーとワックス、スモーク優位の強いピートと磯感、凝縮感のあるモルティ、少し金属感とクレゾール。
飲むと柔らかいが広がりあり。コクのあるアプリコットジャムや熟したオレンジの甘味、強くブリニー、カモミールティーと少し草っぽさ、フルーツとスモークが長く残る。

【Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクから2004年にボトリングされた、ポートエレン1978、25年熟成です。

リフィルのシェリーバットでしょうか、クライヌリッシュのようなアプリコットティーやワックスなどのニュアンスがあったのが印象的でした。

飲むとアプリコットティーよりもカモミールティーのような雰囲気になり、コクのある甘さがあるものの草っぽくキレもあり、しっかりとピーティでブリニー、金属感やクレゾールっぽさも伴っていました。

ポートエレンらしいかどうかはよくわかりませんが、加水でボトリング後14年経った変化もあり、こなれて旨いアイラモルトでした。

キレが良いためかいくらでも飲めそうです。

 
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2019.04.01【日記】

ロングモーン 1996-2013 17年 シグナトリー #72316 43%

なかなか良い近年シェリーカスクのスペイサイドモルトでした。

 

ロングモーン LONGMORN 1996-2013 17yo SIGNATORY VINTAGE #72316 43%
one of 861 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りは近年系の良いシェリー感、プルーンとチョコレート、ミント、クローブ、奥から少し焦げたモルティ。
飲むと滑らかで華やかに広がる。ベリージャムの甘味と度数の割にはしっかりめのタンニン、クローブなどのスパイスやハーブ、余韻はほどよいタンニンが残る。

【Good/Very Good】


シグナトリーから2013年にボトリングされたロングモーン1996、17年熟成です。

いわゆる近年のシーズニングシェリーカスクらしい香味で、濃縮フルーツやチョコレート、クローブなどのスパイスやハーブといった要素がそれぞれくっきりと感じられるタイプでした。

ファーストフィルでそれなりにタンニンがしっかり溶け込んでいましたが、加水でボトリングされているためかそこまで引っ掛かりはなく美味しくいただけました。

飲み心地も結構良かったですが、加水でのボトリング後5年が経過しており少しこなれて一体感もでていたのかもしれません。

 
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2019.03.30【日記】

グレンロッシー 1975-1989 14年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 46.2 59.5%

完全に経年変化の美味でした。

 

グレンロッシー GLENLOSSIE 1975-1989 14yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 46.2 59.5%


香りは 高貴なオールド感はないがこなれて妖艶さを帯びたシェリー、少しもったりしたジャム感、古いマール、ハーブ、丸みもあるが鋭さを残した強めのモルティ。
飲むとパワフルで芳醇に広がる。古いシェリー、染み込むようなモルティさとその濃い旨味、マール、コクのあるまったりした甘味と淡い渋み、少しピート、余韻は力強く長く心地良い。

【Very Good】


スコッチモルトウイスキーソサエティから46番=グレンロッシー1975、1989ボトリングの14年熟成です。

この頃のソサエティのボトルにはプレーンな樽感のものが多いのですが、これは濃厚シェリー樽です。

いわゆる高貴なオールドシェリー感ではありませんが、オールドマールっぽさも含めて恐らくは経年変化で出てきたような妖艶さを帯びたシェリー感でした。

香りにも味わいにも、濃厚ですがもっさりしたようなニュアンスがあったのですが、これはボトリング直後はサルファリーとも捉えられる要素だったのではないかと思います。

熟成年数が14年ということもあり、強いシェリー感に負けないモルティな旨味が残っていたのも好印象で、甘味と渋味のバランスも良く、パワフルで1杯の満足感がたっぷりあるモルトでした。

ロッシーかどうかは全く分かりませんが、このスペックで経年変化で美味しくなったものは結構あると思われ、古いものを選ぶ時に気にする要素のひとつにしています。


 
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2019.03.28【日記】

グレンアルビン 1977-1998 20年 シグナトリー #1958 43%

加水オールドの良いフルーティさが出ていました。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1977-1998 20yo SIGNATORY VINTAGE #1958 43%
one of 280 bottles



香りは心地良い熟成感、洋ナシ風味のシロップ、桃の天然水、青リンゴ、青いメロン、淡いメンソール。
飲むと優しく広がる。舌に染み込むようなテクスチャー、メロン果汁の上品な甘味と酸味、ボディは無いが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーが1998年にボトリングしたのグレンアルビン1977、20年熟成です。

樽感も淡く、押し付けがましさのない優しい香味で、特にメロン系のフルーツ感が出ていたのが印象的でした。

もともとはあまりクセのない、悪く言うと香味の出ない安めの樽で熟成されたものと思われ、恐らくはリリース当時はそれほど特徴のないモルトだったと思われます。

それが加水+ボトリング後20年の変化で樽熟成のニュアンスは無いものの優しいフルーツ感や柔らかなテクスチャーを帯びたものと推測します。

蒸留所に寄らず、シグナトリーのこのあたりのリリースに多い雰囲気ではありますが、今が飲み頃という感じの素敵なオールドボトルでした。

 
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2019.03.26【日記】

クライヌリッシュ 1972 37年 ウイスキーエクスチェンジ オンライン10周年記念 46%

やはりしっかりと1972の味がします。

 

クライヌリッシュ CLENELISH 1972 37yo THE WHISKY EXCHANGE 10 YEARS ONLINE 46%

香りは華やか、しっかりと蜜蝋ワックス、薄めた樹液、アプリコットティー、洋梨、りんご飴、熟した夕張メロン、うっとりする。
飲むと粘性があり舌に染み込む。香り同様に蜜蝋ワックスや樹液、アプリコットティーとオイル、コク深い甘味、強い旨味、ボディは少し抜けており長くは無いが非常に陶酔感のある余韻。

【Very Good】


2009年ごろにウイスキーエクスチェンジのオンライン10周年記念でボトリングされた,クライヌリッシュです。
ヴィンテージの記載はありませんが,当時の情報では1972年の蒸留で37年熟成ということでした。

加水46%ですが、当時のエクスチェンジのリリースしたクライヌリッシュ1972の度数を考えると加水は僅かだと思われます。

しかし意外に加水が効いているのか、ボトリングから約10年が経過したためか、他の1972やこのボトルのリリース当時の記憶と比べるとより華やかで優しさのある香味でした。

その一方でボディに少し抜け感があったのも加水+瓶内変化の影響かもしれません。

嗜好にも寄りますが、ボディを大事にする人に取ってはこのボトルもそろそろ飲み頃を過ぎているのかもしれません。

当然ながら粘性もあり、蜜蝋ワックスや樹液など、期待する香味もたっぷり感じられて大好きな味だったのは言うまでもありません。


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2019.03.24【日記】

ポートエレン 1979-1993 14年 ウィルソン&モーガン #1848 64.1%

70年代の短熟ハイプルーフ、もうなかなか飲めません。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1979-1993 14yo WILSON & MORGAN #1848 64.1%
one of 243
bottles


香りは強く鋭い。シトラス、青リンゴ、バニラ、若葉のグラッシー、潮風、金属感もあって鋭いピート。
飲むとヒリヒリとスパイシー、シトラスのさっぱりした甘味と酸味、噛み応えのある凝縮感のある麦芽の旨味、鋭さもおる強いピート、余韻は綺麗で長い。

【Very Good】


1993年にボトリングされた、ウィルソン&モーガンのポートエレン1979、14年熟成です。
14年とやや短めの熟成で64%というかなりのハイプルーフ、色も濃くなくすっぴんのポートエレンを楽しむボトルという感じのスペックです。

ボトリングから25年程度経過していますがまだまだ刺激はあり、樽熟成の影響もそこまで露骨には出ていないタイプということもあってやはり原酒そのものの個性が強く前に出ています。

荒々しいく鋭いピートや潮、そしてフレッシュシトラスや若葉などの爽やかなニュアンスも強く感じられました。

25年の歳月で、ボトリング当初よりはこれでも穏やかになって多彩な味も出てきているのだと思います。

特に、旨味が強く凝縮感のあるモルティさは、経年変化で感じやすくなったものではないかと感じました。

とはいえ飲み頃はさらに先なのかもしれません。

経験上、樽感の強くないタイプやチルフィルターを掛けているタイプは瓶内変化が穏やかな印象ですが、これは前者の理由でしょう。

個人的には、こういうストレートな美味しさのアイラモルトは好きですし、何よりボトリング当初の個性が多く残っているタイプは飲む機会も減っているのでありがたいと思っています。

特に閉鎖蒸留所のポートエレンとなればそのありがたみもひとしおですね。

楽しく美味しくいただきました。

 
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2019.03.22【日記】

グレンロッシー 1973-1990 17年 セスタンテ アンティカカーサマルケシスピノーラ 40%

まさかと思いましたが、アンティカの掲載は初めてでした。

 

グレンロッシー GLENLOSSIE 1973-1990 17yo SESTANTE Antica Casa Marchesi Spinola 40%


香りは甘やかで高貴なオールドシェリー、濃縮ブドウ果汁、チェリーブランデー、奥からレザー、淡く腐葉土、少し儚い印象。
飲んでも優しい口当たりから芳醇に広がる。陶酔感のあるシェリー感、ブドウ果汁の甘みと酸味、その皮のタンニンの渋味はしっかりだが味を深めている。時間と共に甘味が強くなり、心地良い余韻。

【Very Good】


イタリアのセスタンテがボトリングしたAntica Casa Marchesi Spinolaというシリーズのグレンロッシー1973です。
このシリーズは加水とカスクが混在していて、個人的には内容にもばらつきがあるように思いますが、愛好家の間では結構伝説的と言われるシリーズです。
このロッシーの他には、ミルトンダフ、ロングモーン、ポートエレン、トマーティン、それにグレンゴードン表記のボトルもあって合計6種類だったと記憶しています。

また、このシリーズを飲む機会はずいぶんあったのに、どういうわけかこのブログでは初めてのご紹介のようです。
意外に長い間飲んでなかったのかもしれません。

香りからはのっけからブドウっぽさのある魅力的なオールドシェリーカスクのニュアンスが感じられ、加えてチェリーブランデーのような要素も印象的に主張してきました。
40%と低めの加水で30年近い経年変化を経たためか、少し緩さや儚さのようなものも感じてしまいましたが、奥からは腐葉土やレザーのニュアンスも顔を出してきました。

飲むとさすがアンティカカーサ、度数以上の味わいの芳醇さや陶酔感を持ち合わせており、タンニンが味の深さを演出していました。
甘味と渋味のバランスも良く深みもありますが、やはり魅力の中心はシェリーカスクのニュアンスでしょうかね。

説得力のある美味しさに加えて加水の良さでもある優しさを感じる味わいで、やはり伝説的なシリーズの一端を担うボトルですね。


 
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2019.03.20【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1996-2018 23年 ウイスキーナーズ #63 48.0%

今回はこってりシェリーでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2018 23yo WHISKY NERDS #63 48.0%
one of 243 bottles, Fresh Sherry Hogshead



香りはこってりシェリー、黒糖、ベリージャム、淡くみたらしのたれ、奥から焦げ感。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる。こってりまったりした濃縮ベリーの甘味、意外に穏やかな渋味、濃い麦芽の旨味、じわじわとピーティで長い余韻。

【Good/Very Good】


オランダの愛好家団体であるウイスキーナーズが最近ボトリングした、スプリングバンク1996、23年熟成のシングルカスクです。
以前にも同ヴィンテージの21年熟成をリリースしていますが、今回のものはフレッシュシェリーの樽で色も濃いです。

香味もまったりこってりシェリーカスクのもので、黒糖やジャムのような甘やかさに加えて、みたらしのたれのようなニュアンスもありました。

しかしそこなスプリングバンク、ブリニーさこそわかりにくくなっていましたが、濃厚な樽感に負けじとモルティさやピーティさが主張してきたのは印象的でした。

スプリングバンクに限らずたまに出会う、このみたらしっぽさを伴うシェリー感は、使っているシェリーそのものが他のものとは違うのではないかと思うことがあります。

前回のものとは違ったタイプで、興味深いボトリングでした。

 
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2019.03.18【日記】

ニューリリース:プルトニー 1997-2018 オフィシャル エジンバラ空港ワールドオブウイスキーズ向け #1082 53.1%

ヴァリンチ系の華やかなプルトニーでした。

 

プルトニー PULTENEY 1997-2018 OB for WORLD OF WHISKIES AT EDINBURGH INTERNATIONAL AIRPORT #1082 53.1%
one of 207 bottles



香りは華やか、青リンゴやオレンジ、パイナップル、品のあるオイル、こなれた心地良いモルティ。
飲むと粘性があり芳醇に広がる。青リンゴやバニラ、薄めた蜂蜜の上品な甘味と酸味、オイリーで陶酔感もある長い余韻。

【Very Good】


エジンバラ空港にあるワールドオブウイスキーズ向けにわりと最近ボトリングされたプルトニー1997、およそ21年熟成のシングスカスクです。

近年のプルトニーはオイリーでコクがある甘味と塩気といったハウススタイルもあって美味しいものが多いですが、そんな中にも昔蒸留所のヴァリンチにしばしばみられたような特別にフルーティなものが出てきます。

今回のものもそういう突き抜けたフルーツ感をある程度伴ったタイプで、陶酔感もあって美味しかったです。

ボディと熟成感が共存しており、詰め時という感じの樽ですね。

こういうものが瓶内変化を経てどうなるかも楽しみです。


 
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2019.03.16【日記】

ニューリリース:ベンリアック 28年 ウイスキーエクスチェンジ ウイスキーショー2018向け ウイスキーショー10周年記念 48.8%

らしいトロピカル要素もあってフルーティさが際立っていました。

 

ベンリアック BENRIACH 28yo THE WHISKY EXCHANGE WHISKY SHOW 2018 "10th ANNIVERSARY" 48.8%
one of 106 bottles



香りは甘やかで強くフルーティ、熟したパイナップルやオレンジ、バナナクリーム、リッチなオーク。
飲むと滑らかな口当たりからじわじわと広がる。ケミカルさは少しあるが香り同様パイナップルのトロピカル感、少しメンソールと樹液、ジューシーな甘味、引き締めるオーク、フルーティな余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジがウイスキーショー10周年記念でボトリングしたベンリアック28年です。
逆算すると1991年くらいの蒸留ということになります。。

1976ヴィンテージのような突き抜けたものではありませんが、香りからも味わいからも、同様のケミカルさを伴うトロピカルフルーツが感じられました。

熟成が長いこともあり、やや樽由来の要素は強めで、私の嗜好だと少し味付け感が強めのようにも思えましたが、嫌味ではなくリッチな要素でもあるので、好きな人はかなり好きそうです。

リッチな樽感とフルーティな原酒の個性が同居しており、ハイレベルなスペイサイドモルトでした。

今回、同じラベルのウイスキーショー向けを3本飲みましたが、どれもしっかり選んだのがわかるクオリティで、このイベントに掛ける気概が伝わってくるようでした。


 
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2019.03.14【日記】

ニューリリース:アイルオブアラン 21年 ウイスキーエクスチェンジ ウイスキーショー2018向け ウイスキーショー10周年記念 50.2%

小粒ですが良いフルーツ感でした。

 

アイルオブアラン ISLE OF ARRAN 21yo THE WHISKY EXCHANGE WHISKY SHOW 2018 "10th ANNIVERSARY" 50.2%
one of 217 bottles



香りはアプリコットジャム、淡くアメリカンチェリーのクリーム、ミルクチョコレート、穏やかなモルティ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる。アプリコットジャムのコクのある甘味、優しく引き締める渋味、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジがウイスキーショー10周年記念でボトリングしたアイルオブアラン21年です。
逆算すると1998年くらいの蒸留です。

シェリーカスクだと思われますが、香りには濃縮感のあるジャム系のフルーティさがあり、チョコレートっぽさも感じられました。

高級感やスケール感こそそれほど感じられませんが、滑らかなテクスチャーでで甘味と渋味のバランスも良く、コクもあり、小粒ながらまとまった美味しさでした。


 
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T.Matsuki

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