ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.07.25【日記】

ダルユーイン 1971-1987 16年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 41.1 57.9%

ダルユーインの1番。深く滋味深いモルトでした。

 

ダルユーイン DAILUAINE 1971-1987 16yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 41.1 57.9%


香りは心地良いオールド感、アプリコットや梅のジャム、埃っぽさ、淡くオールドマールのニュアンス、海苔、滋味深いモルティ。
飲むと滑らかな口当たりからスパイシーに芳醇に広がる、舌に染み込むようなモルトの旨味、ドライアプリコット、コクのある甘味、モルトの旨味がしっかり、深遠でうっとりする余韻。

【Very Good, Interesting】


スコッチモルトウイスキーソサエティから41番=ダルユーイン1971、1987ボトリングの16年熟成です。
1番表記ですから、ソサエティの詰めた最初のダルユーインということですね。

ソサエティらしい味付け感のない樽でこの熟成年数ですから、ボトリング当初は太い酒質と荒々しさが目立つものだったのではないかと推測します。
それがボトリング後およそ30年を経て、荒々しさがこなれてコクや旨味が染み込んでくるようなテクスチャーに変わり、フルーツ感も感じやすくなり、さらに古いマールのような独特の雰囲気を帯びたのではないかと思います。

時間を飲んでいるような錯覚に陥る滋味深い深遠な香味に、うっとりしながらいただきました。


 
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2017.07.24【日記】

ニューリリース:トマーティン 2002-2016 14年 オフィシャル ROBBIE'S WHISKY MERCHANTS #1800 54.3%

若さと度数を感じない美味しさです。

 

トマーティン TOMATIN 2002-2016 14yo OB for ROBBIE'S WHISKY MERCHANTS #1800 54.3%
one of 213 bottles



香りは華やか、オレンジとリンゴ、淡く洋梨、バニラ、強めのモルティ、オーク、淡くシナモンやココナッツ。
飲むと度数よりキツさがない、オレンジ、焼きの甘いアップルパイ、薄めた蜂蜜の甘味、ほどよいオーク、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ROBBIE'S WHISKY MERCHANTSというショップ向けに詰められたトマーティン2002、14年熟成のシングルカスクです。
ラベルによると、ウイスキーフェスティバル向けとも書いてあり、詳細はよくわかりません。

私は知らなかったのですが、調べてみるとスコットランドのエアという町(エアシャーのあたり)にある、ネット販売もやっているショップでした。

2000年以降の蒸留で決して熟成期間も長くありませんが、度数もほどよく落ちており良い熟成感があって複雑な香味です。

若いだけあってモルティさは強いですがキツくはなく、多彩なフルーティさとも相まって総合的には焼きの甘いパイのようなニュアンスとして感じられました。

この年数で結構仕上がっていて、良い樽を選んだなという印象です。
ネットのショップもたまに覗いてみようと思いました。

 
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2017.07.23【日記】

ロングロウ 1987-2002 15年 サマローリ #115 55%

数あるサマローリの1987カスクの中でもパワフルな1本でした。

 

ロングロウ LONGROW 1987-2002 15yo SAMAROLI #115 55%
one of 312 bottles



香りはこなれたシトラス、青リンゴ、バニラ、ややクセのあるチーズ、しっとり湿った毛皮、ミネラル、燻製の魚介、焦がした麦芽と強いピート。
飲むとパワフルに広がる、香り同様のシトラスとチーズ、シロップの甘味と強いミネラルと塩気、貝殻のミネラル、滋味深く濃い麦芽の舌に染み込むような旨味、長く心地良い余韻。

【Very Good】


サマローリが大量に樽詰めしたロングロウ1987、そのうちの1本で2002年にボトリングされた15年熟成です。
カスクナンバーは115で55%のハイプルーフです。

サマローリのロングロウ1987はどれもブルーチーズ系のニュアンスなど似た個性があり、香味的には恐らくプレーンに近いリフィルのバーボンカスクを持ち込んでボトリングしたと思われます。

このボトルもそんな個性に加えて、ロングロウらしい湿った毛皮のようなニュアンスや、貝殻のミネラルと塩気、そしてスモーキーなピートもも感じられました。

また、多彩な旨みが濃厚で、経年変化もあってそれが舌に染み込むようなテクスチャーを帯びていたのが好印象でした。

そして何より、同スペックの中でもハイプルーフらしいパワフルさが特徴的で魅力的でした。

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2017.07.22【日記】

ニューリリース:ダルモア 1997-2017 オフィシャル 蒸留所限定 54.8%

蒸留所限定の特別なバーボン樽というのが伝わってきました。

 

ダルモア DALMORE 1997-2017 OB DISTILLERY EXCLUSIVE 54.8%


香りはオレンジオイルとパイナップル、強いバニラ、クリーム、ナッツ、蜂蜜、焼きたてのパンのようなモルティ、淡く生姜やココナッツ、リッチなオーク。
飲んでもパイナップル系のトロピカル感を含む強いフルーツ、オレンジオイル、噛み応えのある強いモルティ、スパイシー、コクのある蜂蜜の甘味、オイリーでリッチな余韻。

【Good/Very Good】


今年の5月に購入された、蒸留所限定販売のダルモア1997です。
恐らくは今年のボトリングでしょうから、およそ20年の熟成です。

オフィシャルボトラーズを問わず、バーボンカスクのダルモアにはトロピカル系のパイナップルや桃のようなフルーツ感を強く感じるものがあり、このボトルにはそれが顕著に感じられました。

記載はありませんが、良質なバーボンカスクで熟成されたと思われ、バニラやリッチなオーク感、コクのある蜂蜜っぽさなど、バーボンカスク由来の要素が充実しているにもかかわらず、木材っぽさやエグ味が全くと言っていいほど感じられませんでした。

蒸留所限定販売のために特別に選んでくれたことがひしひしと伝わってくるナイスカスクでした。


 
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2017.07.21【日記】

グレンエルギン 1971-1985 サマローリ 50%

やはり素晴らしい蜂蜜系モルトでした。

 

グレンエルギン GLENELGIN 1971-1985 SAMAROLI 50%
one of 1200 bottles



香りはこなれている。オレンジとハチミツ、こなれたバニラクリーム、ドライフルーツ、淡くワックス、滋味深いモルティと淡いがしっとりしたピート。
飲むと柔らかな口当たりから芳醇に広がる、淡い粘性、ハチミツのコクのある甘味、オレンジオイル、淡い酸味が味をさらに深める、こなれたモルティとその旨味、ワックス、長く心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】


サマローリが1985年にボトリングした、グレンエルギン1971です。
フラングメンツオブスコットランドのスペイサイド表記のエルギンと同スペックの50%です。

何度も飲んだ大好きなボトルですが、期待通りの蜂蜜系のコク深い甘味と、加水にも関わらず太さも感じるモルティさとボディが印象的なエルギンでした。

やはり80年代ボトリングのサマローリは素晴らしいものばかりですね。


 
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2017.07.20【日記】

ニューリリース:ボウモア 1999-2017 18年 オフィシャル ハンドフィルド #146? 51.0%

ジューシーで嫌味もなく、美味でした。

 

ボウモア BOWMORE 1999-2017 18yo OB HAND-FILLED THE FEIS ILE COLLECTION #146? 51.0%
FIRST FILL BOURBON HOGSHEAD



香りは華やかでフルーティ、パッションフルーツとグァバ、パイナップル、バニラ、潮風とピート。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、香り同様のトロピカルフルーツ、滴るような果汁感のある甘味と酸味、淡い磯っぽい旨味、しっかりピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


ボウモア蒸留所で訪問者がボトリングするハンドフィルド、これは恐らくは最新の樽です。
ヴィンテージは1999で、ファーストフィルのバーボンホグスヘッドで約18年間熟成されています。

良質なバーボンホグスのファーストフィルらしくバニラ系の樽感も効いていますが生木臭さはなく、ボウモアらしいジューシーなトロピカルフルーツがしっかりと感じられました。
果汁っぽい甘味と酸味が心地良く、アイラモルトらしい潮っぽさとピートも十分に主張してきました。

バーボン樽の良いところと原酒の良い個性がしっかりと感じられる、この系統のお手本のようなボウモアで、美味でした。

ただ、このハンドフィル、ここのところカスクナンバーが栓を封するシール部分にしか記載されておらず、しかも記載された部分がちょうど封を切る高さにあるため番号がわかりにくいことが多いです。
今回のものは結局最後まで下一桁がわかりませんでした。。。



 
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2017.07.19【日記】

タムデュー 8年 オフィシャル 70年代流通

陶酔感も伴うシェリー感を帯びていました。

 

タムデュー TAMDHU 8yo OB 40%
70年代流通



香りは心地良いオールド感、古いカラメル、濃くいれた紅茶、陶酔感もあるオールドシェリー、ドライアプリコット、プラムジャム、クリーム。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、舌に染み込むようなテクスチャー、香りより強いオールドシェリー、干し柿、きつくないカラメルソース、穏やかで心地良い甘味と染み渡る麦芽の旨味、陶酔感もある心地良い余韻。

【Very Good】


70年代流通と思われる、オフィシャルのタムデュー8年です。

60年代以前の蒸留と思われる高貴なニュアンスを帯びたオールドシェリーが効いた香味で、加水で長い時間を経ていると思えないヒネのなさも印象的でした。

加水とも思えない芳醇さもあり、劣化要素はほとんどないのに舌に染み込むようなテクスチャーは感じられ、陶酔感もあって、その日の序盤に飲んだのにそこでかなり満足してしまいました。

さすがの素晴らしいオールドスタンダードボトルで、この感じは現行の良いシェリーが経年変化を経ても出てこないのではないかと思います。


 
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2017.07.18【日記】

ニューリリース:アードベッグ Ar7 スペシャリティドリンクス エレメンツオブアイラ 56.3%

しっかりシェリーのアードベッグで個性的な美味しさです。

 

アードベッグ ARDBEG Ar7 SPECIALITY DRINKS ELEMENTS OF ISLAY 56.3%


香りは甘やかで強いシェリー感、プラムジャムとレーズン、ビターチョコレート、魚介の燻製、淡い金属感と強く鋭いピート。
飲むとパワフルで芳醇、やはり強いシェリー、まったりと甘いジャム感、引き締めるウッディネス、磯っぽさと魚介ダシ、力強いピートとシェリー系のフルーツの効いた長い余韻。

【Good/Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)のエレメンツオブアイラから,このシリーズ7回目のアードベッグ=Ar7です。

色からも想像できますが、テイスティングするとのっけからシェリー感がしっかりと感じられました。

ジャムのような濃縮フルーツやチョコレートっぽさのある甘やかな香りで、そこに独特の鋭いピート感や燻煙、そしてややシェリーにマスクされていますがらしい金属感も感じられました。

まったりと甘く飲みごたえもあり、渋味のあるウッディネスが味を深めていました。

魚介の旨味とピートの主張があり、濃縮フルーツと一緒に余韻の最後まで長く残りました。

アードベッグ好きにはたまらないシェリーカスクの個性ある1本ですね。


 
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2017.07.17【日記】

ラフロイグ 1990-2000 ムーンインポート “インザピンク” 46%

飲み頃で完成度の高い加水ラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1990-2000 MOON IMPOROT In The Pink #11684 46%
one of 320 bottles



香りは華やかで軽やか、フレッシュなグレープフルーツ、ひきたての小麦粉、乾ききっていない干し草、魚介パウダー、鋭く強いピート感。
飲んでも華やか、少し凝縮感があり舌に染み込むようなテクスチャーを帯びている、シロップのような上品な甘味、柑橘の酸味、麦芽と魚介の旨味、強いピートと心地良い余韻。

【Very Good】


ムーンインポートが2000年にボトリングした、ラフロイグ1990、およそ10年熟成で46%の加水ボトルです。

熟成が短く、ボトリング当時は加水といえどもやや粗さや若さが目立ったのではないかと思いますが、今は華やかなフルーツ感と経年変化でこなれたと思われるモルティさやグラッシーさ、そしてピート、これらが混然一体となっています。

どことなく品があり、舌に染み込むような旨みがしっかりと感じられました。

前に飲んだ時よりもさらに仕上がっている印象で、加水と経年変化でまさに今飲み頃となったボトラーズのラフロイグだと思います。


 
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2017.07.16【日記】

ニューリリース:オーヘントッシャン 1990-2017 26年 モリソン&マッカイ セレブレーションオブザカスク スコッチモルト販売向け #4971 53.9%

紙臭さは強くなく、興味深い香味でした。

 

オーヘントッシャン AUCHENTOSHAN 1990-2017 26yo CELEBRATION OF THE CASK for Scotch Malt Sales #4971 53.9%
one of 225 bottles, Hogshead


香りはマールっぽい独特のブドウ感、オレンジ、バニラ、雑穀感やふすまっぽさを伴う乾いたモルティ。
飲むと香りよりマールっぽさが強い、淡い紙っぽさ、じわじわとモルティな旨味、ドライで甘味は強くない、少し雑穀っぽいエグはあるが旨味のある余韻。


【Good/Very Good, Interesting】


モリソン&マッカイのセレブレーションオブザカスクからスコッチモルト販売さん向けにボトリングされた、オーヘントッシャン1990、26年熟成です。

最近のボトラーズが選ぶオーヘントッシャンには、紙っぽさとトロピカルフルーツの併せ技みたいなボトルが多いイメージで、個人的にはあまり好みでないため構えて飲んでみたのですが、全然想像と違う香味でした。

とにかくマールやグラッパみたいな独特の香味があったのが印象的で、だからといってスピリティかというとそうでもなく、でも甘味は控えめでオイリーなのに最後はサラッとしているという不思議なお酒でした。

スコモルさんが選んだ時のサンプルの段階でこの香味だったのかも含めて、非常に興味深いですね。

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2017.07.15【日記】

グレンリベット 1972-2009 37年 ウイスキーエージェンシー "パーフェクトドラム" 56.8%

エステリーな熟成感とボディが同居するナイスカスクでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1972-2009 37yo THE WHISKY AGENCY "THE PERFECT DRAM" 56.8%
one of 141 bottles



香りは華やかで多彩、長期熟成を感じるエステリー、洋梨、オレンジクリーム、ミルクティー、奥からスポンジケーキのような優しいモルティ。
飲むと芳醇に広がる、香り同様にエステリーな洋梨、オレンジ、カスタードクリーム、良いオークの効いたコクのある甘味、ボディを残した長く心地良い余韻。

【Very Good】


ウイスキーエージェンシーがパーフェクトドラムとしてボトリングしたグレンリベット1972、37年熟成。

エージェンシーの長熟には、昔のダンカンテイラーの長熟に典型的だったエステリーな洋ナシなどの華やかなフルーティが多彩に感じられるものが多いのですが、ややボディにおいてはピークを過ぎて枯れ感を伴うものも散見されました。

このボトルにもエステリーで多彩なフルーツやクリームなど、まるでフルーツケーキのようなニュアンスが感じられますが、枯れ感はあまり感じられず度数と一緒にボディも残っているようでした。

ボトラーを含めたスペックから想像するような過熟感を感じない、厚さを残した美味しい長熟スペイサイドモルトでした。


 
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2017.07.14【日記】

ニューリリース:クライヌリッシュ 1996-2017 20年 ハンターレイン オールド&レア 55.5%

高いレベルの安定感がありました。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1996-2017 20yo HUNTER LAING OLD&RARE 55.5%
one of 295 bottles, Refill Hogshead



香りは華やか、ワックス、洋ナシとアプリコット、樹液や蜂蜜、バニラクリーム、ややオイリー。
飲むと滑らかな口当たり、やや粘性あり、アプリコットジャム、ワックスとオイル、強いコクのある蜂蜜の甘味、深みも帯びておりリッチで長い余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのフラグシップシリーズである、オールド&レアからニューリリースのクライヌリッシュ1996、20年熟成です。

らしいアプリコットジャムのようなフルーツ感とワクシーでオイリーなニュアンスがあり、甘味にもコクがあって期待を裏切らない仕上がりでした。

それだけでなく、クライヌリッシュに感じにくい気がする洋梨などの熟成感のあるフルーツ感が香りに感じられたのは印象的でした。

その代わりなのか粘性は控えめにも感じられました。

ひと味違う樽としてハンターレインが選んだのがわかる気もする1杯でした。


 
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2017.07.13【日記】

オルトモア 12年 オフィシャル 80年前後流通

やはりこの個性は貴重です。

 

オルトモア AULTMORE 12yo OB 43%
80年前後流通



香りは華やか、心地良いオールド感、グレープフルーツのワタ、洋梨、奥から優しいモルティ、うっすらとオールドピートと埃っぽさ。
飲むと柔らかく舌に染み込むようなテクスチャー、香り同様の強いフルーティ、優しいフルーツの甘味、淡いオールドピート、美しい陶酔感のある余韻。

【Very Good】


1980年またぎで流通していたと思われるオルトモア12年,オフィシャルボトルです。

以前にもご紹介したことがあると思いますが、このオルトモアとドロナックのダンピー8年、そしてカーデュ12年、70年代後半から80年代という同時期に流通していたこの3本は、自分にとっては特別なところに分類されています。

初めて飲んだ時に驚愕したのは、ダンカンテイラーなどの60年代長熟ボウモアに通じるようなグレープフルーツのワタのニュアンスが、短熟オールドのボトルから感じられたからです。

いま改めて飲んでも、昔のボウモアと共通点のあるフルーティさがしっかりと感じられました。

オールド感はありますが引っかかりはなく、むしろ経年変化したと思われる昔のピート感が陶酔感を追加しているようにも感じました。

自分の感覚ではもう飲み頃のピークは過ぎていると思われ、あと何回良い状態で飲めるかわかりませんが、その機会を大切にしようと思います。
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2017.07.12【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2002-2017 14年 オフィシャル ヒースロー空港&免税店向け #2791 58.2%

しっかり選ばれたオフィシャルシングルカスクです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2002-2017 14yo OB for HEATHROW AND WORLD OF WHISKIES #2791 58.2%
one of 588 bottles, Refill Butt



香りは強いシェリー、プルーンと黒糖、ビターチョコレート、ハーブリキュール、良いモルティ、リッチなウッディネス、奥からスモーク。
飲むんでも良い近年シェリー、プラムジャム、チョコレートリキュール、コーヒー、濃厚なフルーツとその甘味、引き締める渋味、穏やかなスモーク、リッチで長い余韻。

【Very Good】


今年、ヒースロー空港と免税店向けにボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのハイランドパーク。
2002年蒸留で14年熟成のリフィルシェリーバットで、最近販売されていたものです。

当然ながらエドリントングループで使っている近年のシーズニングシェリーカスクのはずですが、サルファリーも含めて嫌な要素がほとんどありませんでした。

熟成年数のわりに香味も多彩で、味に深みもあってバランスも良かったです。

現時点でかなり美味しいと思える素晴らしいボトルで、オフィシャルが良い樽がこういうものだと認識しているなら、あまり印象の良くないエドリントンのシェリーカスクも今後には期待できるのではないかと思えるものでした。


 
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2017.07.11【日記】

バルミニック14年 セスタンテ フルプルーフ 57.5%

重厚でパワフル、説得力のある香味です。

 

バルミニック BALMENACH 14yo SESTANTE 57.5%


香りは力強く重い。心地良いオールド感と重厚なシェリー感、煮詰めた皮付きブドウ、プルーン、黒糖を入れて煮込んだ黒豆、煮詰め過ぎた紅茶、焦がした麦、クローブなどのスパイス、レザーと土っぽさ、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる。香り同様に濃縮されたフルーツの甘味とタンニンの渋味、コクあり、太さを残したモルティ、レザー、フルボディ、湿った土っぽいオールドピート、滋味深い旨味があり深遠な味わい。

【Very Good】


70~80年代に流通していたらしい、セスタンテのバルミニック14年、当時としては珍しい57.5%のフルプルーフです。

何度も飲んだボトルですが、今回もガツンとやられました。

ジューシーというよりは煮詰まった要素が強いシェリー系の重たいフルーツ感がずっしりと主張してきますが、太さのあるモルティも負けじと主張しています。

横綱2人ががっぷり四つといったイメージでド迫力のモルトですね。

強い酒質のためかオールド感はほどよいところに落ち着いており、深みは出してもまったく香味の邪魔はしません。

経年変化で原酒とシェリー感に一体感がでて、さらに複雑さが増してきたような印象で、飲み疲れするほどに強く濃厚なモルトでした。


古いシェリーカスクですが、私の中ではグラントやマッカランなどに多いいわゆる高貴なシェリーとは違うジャンルで、洗練された香味に陶酔するというよりも、無骨さや素朴さを伴った味わい深さを楽しむという感覚です。

セスタンテの古いシェリーカスクにはこういうものも散見されますね。

今回じっくり飲んでみると、現行のシェリーの一部がこうなるかもしれないと思える要素も持っているように感じられ、嬉しくなりました。


 
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2017.07.10【日記】

ニューリリース:スキャパ 2005-2017 ゴードン&マクファイル 蒸留所ラベル 43%

スキャパ2005には不思議な香味があるのでしょうか。

 

スキャパ SCAPA 2005-2017 GORDON&MACPHAIL Distillery Labels 43%


香りはフレッシュレモンやリンゴ、草っぽさ、バニラ、淡く松茸のお吸い物、ほどよいモルティ。
飲むと柔らかな口当たり、リンゴの優しい甘味、淡い塩気、少しアルコール感はあるが刺々しくはない。

【Good, Interesting】


GMが最近ボトリングして現地で購入されたスキャパ2005、およそ12年熟成の加水タイプです。

熟成は長くないですが加水の影響もあってキツさはなく、フレッシュな柑橘やバニラなどもあって、香りにも味わいにもリフィルバーボンカスク主体のヴァッティング加水っぽい要素が多く感じられました。

また、松茸のお吸い物っぽい独特のニュアンスがあったのも印象的で、これは昨年リリースされた同じスキャパ2005のメゾンドウイスキー向けにはより鮮明に感じられたものでした。
今回のボトルはヴァッティングで薄くなったのかもしれませんが、メゾンと同スペックのシスターカスクのような樽が入っているのかもしれません。

どういう経緯で出てきた要素なのかは不明ですが、個性的なのでまた別のスキャパ2005に出会ったときには思わず探してしまうと思います。


 
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2017.07.09【日記】

現行品:オーヘントッシャン 21年 オフィシャル 免税向け 43%

苦手要素も抑えられた完成度の高い1本でした。

 

オーヘントッシャン AUCHENTOSHAN 21yo OB 43%


香りはプラムとドライフルーツ、チョコレート、カラメルソース、シリアル感あり。
飲むと甘やかなプラムジャム、オレンジがけのチョコレート、柔らかく強い甘味、雑穀っぽさはあるが紙っぽさが抑えられた穀物感、淡い渋みがありバランスの良い味わい。

【Good/Very Good】


免税向けのリミテッドリリースですが、現在流通しているオーヘントッシャン、オフィシャルの21年です。
免税店で最近購入されました。

ヴァッティングと思われますが、結構シェリーカスクの個性を前に出したタイプで、色の濃いフルーツにチョコレートやカラメルソースという甘やかな香りが印象的でした。

また、オーヘントッシャンにはモルティさと一緒に苦手な紙っぽさを感じることがしばしばあるのですが、このボトルにはシリアル感や雑穀感は感じるものの、露骨な紙っぽさはなく私でもおいしくいただけました。

熟成感もありバランスも良く、安心感のある香味でした。


 
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2017.07.08【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 2006-2016 9年 オフィシャル 蒸留所限定 No.003 #536 56.9%

かなり変わった香味でした。スコシアは面白いですね。

 

グレンスコシア GLENSCOSIA 2006-2016 9yo OB SINGLE CASK DISTILLERY EDITION No.003 #536 56.9%


香りはジンのような柑橘感と青リンゴキャンディ、やや人工的なニュアンス、シャープでライト。
飲んでも香り同様にジンのジュニパーベリー、さっぱりした甘味と酸味、缶詰のフルーツのような金属感、度数を感じない。

【Interesting】


蒸留所限定のグレンスコシア2006、シングルカスクで9年熟成です。
蒸留所限定ナンバーが003、リリースが2016年5月と書いてありますから、シングルカスクなのに1年以上売っているということになります。
昨今のモルトブームでとなりのスプリングバンクにも観光客が結構来ていることを鑑みると、ちょっと寂しい感じがします。
また、001と002もあったはずなので、蒸留所限定は結構前からやっていたのでしょうか、ちっとも知りませんでした。。。

さて、気を取り直して肝心の中身ですが、非常に個性的です。

というか、ノージングのファーストインプレッションでジンのようなニュアンスのある柑橘感が強く感じられ驚きました。

このニュアンスは飲んでみても同様に感じられ、甘味と酸味もさっぱりしており、鋭くクールな印象でした。

深みや多彩さはあまり感じられず、樽熟成したブラウンスピリッツという感じがしませんでした。

決しておいしくないわけではないのですが、モルトだと思って飲むとどう味わって良いのかわからないほどに個性的でした。

ソーダやトニックで割って飲んだらかなり美味しいかもしれません。

最近のスコシアは、ミルキーでまったりしたボトルが多く、完全にそっちをイメージして飲んだために余計面食らったのかもしれません。

無くなる前にもう一度飲んでみようと思います。


 
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2017.07.06【日記】

ベンネヴィス 1970-2014 43年 ACLA SELECTION 44.7%

やはり重たく個性的な香味です。

 

ベンネヴィス BEN NEVIS 1970-2014 43yo ACLA SELECTION 44.7%
one of 297 bottles, BOURBON HOGSHEAD



香りはオイリーで重さもあるが、熟成感もあり、煮詰めすぎたアプリコットティー、強いバニラとキャラメル、ミルクチョコレート、しっかりとウッディでリッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、強いバニラとウッディネス、アプリコットジャム、長熟グレーンやバーボンに近いニュアンス、雑穀や紙っぽさを伴うモルティ、濃い甘味とウッディな割には淡いタンニン、重いが不思議と余韻はすっと抜ける。

【Good/Very Good】


Acla da Fansというところがボトリングしたベンネヴィス1970、43年熟成の長熟ボトルです。
どうやらスイスのボトラーズのようですね。

一時期長熟ベンネヴィスが乱発されていた時期があり、そのころにあまり得意でない香味なのに飽きるくらい飲んでしまったのですが、そういえば久しぶりに出会った気がします。

今回も想像通りの熟成感を伴う濃厚で重い香味で、濃縮フルーツにバニラやキャラメル、ミルクチョコレートと、まるでシェリーカスクの長熟のような要素が次々と拾えるのですが、ざっくり表現するなら長熟のグレーンウイスキーやバーボンのような香味です。

それに加えてベンネヴィスらしい紙っぽいというか油っぽいというか、独特の(ちょっと私の苦手な)香味がよく出ています。

最近ブラインドテイスティングをちっともやれていないので、その辺のスキルはかなり落ちているようにも思うのですが、それでも確実にわかるくらいベンネヴィスは個性的ですね。

ウッディネスの主張が強い割にはあまり渋さはなく、重い香味の割には後半から余韻には重さが感じられなかったのが興味深く、その独特の香味が引っかからなければ飲み疲れしないタイプなのかもしれません。
 
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2017.07.05【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 21年 オフィシャル 2017年詰め 46%

今年は複雑で完成度の高い21年でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 21yo OB bottled 2017 46%


香りは華やかで強い、イチゴジャム感もあるベリー系の濃縮フルーツ、ゴマ、ミルクチョコレート、淡くカラメルソース、旨そうなモルティ、リッチ。
飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、少し染み込むようなテクスチャー、アプリコットやベリーのジャムのコクのある甘味、味を深める優しい渋味や貝のミネラル、奥から穏やかな塩気とピート、余韻は心地良く長い。

【Very Good】


今年のスプリングバンク21年オフィシャルボトル。
逆算すると1996年くらいの蒸留と思われます。
昨年の21年は地域ごとにシングルカスクがカスクストレングスで詰められていましたが、今年はヴァッティングの加水に戻りました。

内容はというと、加水とヴァッティングの影響でいろんな要素が感じられ、多彩な香味を楽しむことができました。

シェリーカスクの良いスプリングバンクに感じられるようなイチゴジャム感もあり、甘味や渋味のバランスも良く、飲み心地も良かったです。

飲み応えや面白さであれば去年のものが、完成度と飲み心地であれば今年のものが優れていると思います。

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T.Matsuki

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