ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.05.30【日記】

アードベッグ 1996 GM スピリットオブスコットランド 51.7%

優しいシェリー感のあるアードベッグでした。

 

アードベッグ ARDBEG 1996 GM SPIRIT of SCOTLAND 51.7%


香りは優しいシェリー、アプリコットジャム、滋味深い麦感、魚介ダシ、淡い金属感とピート。
飲むと滑らかさのある口当たりから広がる、暖かいアプリコットジャムのコクのある甘味、淡くチーズ、少しクールな金属感、腐葉土も感じる土っぽさ、強い余韻のある余韻。

【Good/Very Good】


GMのスピリットオブスコットランドからアードベッグ1990、2001年のボトリングですので約11年の熟成です。
1997年にグレンモーレンジ社が買収する直前に蒸留された原酒です。
おそらく2000年台半ばくらいのボトリングで、10年弱くらいの熟成期間だと思われます。

記載はありませんが、優しいシェリー感が全体を優しく包んでおり、温かみのあるジャムっぽい甘味がありました。
それと同時に、やや淡いですがアードベッグらしいクールな金属感もあり、魚介っぽい旨みや腐葉土っぽいアーシーさも味わいを深めていました。

個人的に、シェリーのアードベッグは温かさと冷たさの融合が時間をかけて進んでくるイメージで、ボトリング直後だとちぐはぐに感じることがしばしばあります。
このボトルは少し時間が経って一体感を帯びてきていると思います。多彩さもあって美味しかったです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2017.05.29【日記】

アードベッグ 1990-2001 GM スピリットオブスコットランド #2766 50%

一体感が出てかなり仕上がっていました。

 

アードベッグ ARDBEG 1990-2001 GM SPIRIT of SCOTLAND #2766 50%


香りはアプリコット、ドライオレンジ、鋭さのあるミネラル、チーズ、魚介の燻製のスモーク、全体にクール。
飲むとやや粘性があり噛み応えあり、コクのあるオレンジの甘味、しっかりめのブリニー、淡く砂利っぽいアーシー、鋭い金属感とタールや強いスモークのあるピート。

【Good/Very Good】


GMのスピリットオブスコットランドからアードベッグ1990、2001年のボトリングですので約11年の熟成です。
1997年にグレンモーレンジ社が買収する以前の、生産量が今よりさらに少なかった時期の原酒です。

リフィルシェリーカスクでしょうか、少し温かみも感じるフルーツ感とそのコクのある甘味があり、それと同時にアードベッグらしい鋭くクールな金属感や少し砂利っぽいアーシーさが感じられました。
?み応えのある濃縮感もあり、スモーキーさにタールっぽさも伴う強いピートも十分に主張してきました。

加水ボトルでボトリングから15年以上たったためか、結構こなれており、温かみと冷たいニュアンスが矛盾せず共存している美味しいアードベッグでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood1

2017.05.28【日記】

カリラ 1979-2005 25年 オフィシャル 58.4%

素晴らしく仕上がったオフィシャルカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1979-2005 25yo OB 58.4%


香りはスウィーティやオレンジ系の柑橘、バニラ、しっとりした麦感、磯っぽい潮風と淡い金属感、良いバッティング感とその複雑さで意外なほど厚みあり。
飲むとじわじわと芳醇に広がる、オレンジピール、淡くクリーム、舌に染み込むような旨味、コクのある甘味と良い酸味、魚介ダシの旨味、パワフルで強いピート、複雑さと重厚さがあり余韻は長い。

【Very Good/Excellent】


2005年にボトリングされた、カリラ1979、25年熟成のカスクストレングスです。

ディアジオの長熟らしいというかカリラらしいというか、露骨な熟成感や突き抜けたフルーティさがあるわけではありませんが、香りには心地良い柑橘感があり、しっとりとこなれた麦感、らしい淡い金属感、アイラの潮風が感じられます。
王道のヴァッティングらしく複雑で深みのある香りで、厚みも感じました。

飲んでも普通のカリラにはあまり感じないような芳醇さがあり、熟成感に加えて経年変化もあるのか舌に染み込むような旨みが感じられました。
コクのある甘味に良い酸味、そして麦やダシの旨味が効いており、複雑かつアイラのカスクストレングスらしいパワフルさもある味わいでした。

安定して美味しいもののあまり突き抜けたボトルのないカリラですが、これは本当に素晴らしいですね。
まさにオフィシャルの王道を行く、特別なカリラという感じです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.05.27【日記】

クライヌリッシュ 1990-1998 8年 サマローリ #1015/1016 59%

20年近く経っても若々しいフレッシュさがありました。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1990-1998 8yo SAMAROLI #1015/1016 59%
one of 492 bottles



香りはフレッシュレモン、若々しさのあるモルティや若葉の植物感、淡くワックス。
飲むとスパイシー、スミレっぽいフローラル、シトラスと旨味のある麦感、サラリとした甘味、キレあり、プレーンな樽感で余韻はスッキリしている。

【Good/Very Good】


サマローリが1998年にボトリングしたクライヌリッシュ1990、8年熟成のカスクストレングスです。

熟成が浅く樽も強くないため、フレッシュな柑橘や若々しく鋭い麦感が強く感じられ、クライヌリッシュらしい粘性やワクシーでオイリーなニュアンスは見え隠れする程度でした。

ボトリングから20年近く経過していますが、オールド感はほとんどなくこなれたニュアンスがわずかにある程度で、フレッシュです。

プレーンで若い原酒の味がしっかりと感じられるボトルで、レアモルトやグリーンケイデンあたりに多いニュアンスなのですが、このボトルにはうっすらと経年変化で出てくることのあるパフューム要素があったのが印象的でした。
前に飲んだ時にはなかったと思うので、瓶内で出てきたフレーバーだと思います。
後に残ることもなく、全然嫌な要素ではなかったのですが、こういう熟成感の出にくいタイプでもそこだけがでてくることがあるんだなと興味深くテイスティングしました。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood1

2017.05.26【日記】

カリラ 1990-1998 8年 クライスデール #2531 57%

若くてもらしさがあり仕上がったカリラです。

 

カリラ CAOL ILA 1990-1998 8yo Clydesdale #2531 57%
one of 234 bottles



香りはオレンジとバニラ、フレッシュな麦感、少しキレあり、潮風と淡い金属感、魚介ダシ、スモーキーなピート。
飲むとサラリとした口当たりから広がる、凝縮して少し粉っぽいテクスチャー、バニラ、オレンジオイル、心地良い甘味、優しい酸味、麦の旨味、パワフルなピート、キレあり。

【Good/Very Good】


クライスデールが1998年にボトリングしたカリラ1990、8年熟成です。

8年と熟成期間は短いですが、嫌味のない良質なバーボン樽のニュアンスがあり強いピートもあるためか未熟感がほとんどありませんでした。
また、ボトリング後10年近く経っていることも良い影響を与えているのかもしれません。

美味しいラフロイグに感じるような、凝縮して粉っぽいようなテクスチャーも帯びており、甘味と酸味、そして旨みのバランスも良かったです。

鋭いピートと淡い金属感もあって、カリラらしさも十分に感じられる良く仕上がったアイラモルトでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.05.25【日記】

グレンリベット 30年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド アニバーサリーセレクション 55.2%

オールドシェリーも感じる高級感のあるボトルでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 30yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland ANNIVERSARY SELECTION 55.2%
one of 375 bottles, Sherry butts



香りは強く心地良い昔のシェリー、皮付きブドウ、プルーンやドライフルーツ、高級感のあるウッディネス、クローブなどのスパイス、ハーブ。
飲むと力強く芳醇に広がる、濃縮した皮付きブドウ、ミント、キャラメル、ジャム感もある濃いめの甘味と引き締めるウッディネスとその渋味、余韻は心地良く長い。

【Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)がボトリングしたグレンリベット30年です。
シングルモルツオブスコットランドの通常ラベルではなく、アニバーサリーセレクションと銘打たれています。
ヴィンテージの表記はありませんが、2000年代後半から2010年頃のリリースだったと思いますのでヴィンテージは1970年代後半だと思われます。

ボトリングからそこまで長期経過しているわけではありませんが、経年変化したオールドシェリーのようなニュアンスがあり、濃縮されたブドウのニュアンスや高級感のあるウッディネス、そしてスパイスやハーブのニュアンスがあり香味は多彩です。

甘味と渋味のバランスも良く、芳醇で複雑で深みのある長熟シェリーカスクのリベットでした。

熟成年数と熟成感のわりに度数も残っており、こういうものは満足感がありますね。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.05.24【日記】

グレンバーギー 1994-2012 17年 GM エクスクルーシブ ウイスキーキャッスル向け #10053 59.8%

良い近年シェリーのボトルでした。

 

グレンバーギー GLENBURGIE 1994-2012 17yo GM EXCLUSIVE for WHISKY CASTLE #10053 59.8%
one of 352 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りはプラムや薄めたカラメルソース、チョコレートがけのオレンジ、焦げ感もあるしっかりめの麦感。
飲むとじわじわとスパイシー、プラム、チョコレート、フルーティな甘味だが強くない、優しい渋味、生姜、シナモン、しっかりめの麦感とその旨味。

【Good/Very Good】


GMがウイスキーキャッスル向けにボトリングしたグレンバーギー1994、17年熟成です。

近年のシーズニングシェリーらしい香味ですが、ファーストフィルシェリーカスクだけあってその味が強く付いています。

バットのためかそこまでの熟成感はなく、生姜っぽさを伴う旨みのあるモルティさが強く残っていますが、それとシェリー感が同時に感じられるタイプでした。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.05.23【日記】

ニューリリース:アバフェルディ 18年 オフィシャル #133 53.8% 2016年ボトリング

オーキーでリッチな樽感とハウススタイルが主張してきました。

 

アバフェルディ ABERFELDY 18yo OB #133 53.8%
bottled in 2016, one of 648 bottles



香りは熟したオレンジ、バニラ、蜂蜜とワックス、オイル、しっかりめのオーク、滋味深いモルティ。
飲むと粘性のある口当たりから芳醇に広がる、オレンジオイル、バニラ、蜂蜜のコクのある甘味、モルティな旨み、強いオークとそのタンニン、リッチな余韻。

【Good/Very Good】


昨年ボトリングされたアバフェルディのオフィシャルシングルカスク、18年熟成です。
2016年ボトリングなので、1998年くらいの蒸留ですね。
こないだ飲んだウイスキーショップ向けと同じラベルですが、今回のものがどこに向けたシングルカスクなのかは不明です。

リッチで良いバーボン系の樽感で、オレンジオイルやバニラ、リッチなオークが強く主張してくるのと同時に、ハウススタイルであるねっとりとコク深い蜂蜜や、強いモルティさが感じられました。

生木っぽい嫌味は無くとても高級感のあるオーク感なのですが、個人的な嗜好としてはやや樽が強くタンニンがうるさいところが若干引っかかりました。

ポテンシャルはかなり高いものを感じますので、今後そのあたりが穏やかになり、樽感と原酒の一体感が出てくるともっと飲み心地が良くなると思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.05.22【日記】

クライヌリッシュ 12年 オフィシャル WHISKYTECA EDWARD & EDWARD(ジャッコーネ)向け バイカラー 56.9%

ほどよく熟れておりかなり美味しかったです。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 12yo OB bicolor label for WHISKYTECA EDWARD & EDWARD 56.9%
70年代ボトリング



香りは怪しいオールド感を帯びており華やかだが力強さも残している、アプリコットジャム、紅茶、露骨過ぎない蜜蝋ワックス、オイル、淡く腐葉土っぽさもあるオールドピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、舌に染み込むような麦芽の旨味のあるテクスチャー、アプリコットジャムやマーマレードの非常に強いコクのある甘味、引き締める穏やかなオーク感、土っぽさとじわじわとオールドピート、妖艶さのある長い余韻。

【Very Good/Excellent】


エドワードジャッコーネ氏とそのバーであるウイスキーテカ向けとして、1970年代にボトリングされたクライヌリッシュ12年ハイプルーフ。
バイカラーラベルのオフィシャルボトルです。

伝説的ボトルのひとつとも言われているものですが、クライヌリッシュにヌルヌルした粘性を求めがちな自分には、かなり美味しいとは思いつつも、今までは何度飲んでもそこまで伝説的なほどにはピンとこないボトルでした。

今回のボトルは、これまで飲んだ中では瓶内でこなれた印象の出ているボトルで、持ち前の素晴らしく良いモルティさに加えてらしいワクシーさ、そして妖艶さも持ち合わせているように感じました。

ものすごいポテンシャルを持ちながらも私の好みには媚びないような気丈な印象のボトルでしたが、今回少しだけ弱みを見せてくれたような、そんな気持ちになりました。



このボトルは、銀座のゼニスさんの10周年でいただきました。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.05.21【日記】

ポートエレン 1979-2005 26年 オールドボスウェル #3798 53%

華やかでほどよい熟成感のあるポートエレンで美味でした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1979-2005 26yo OLD BOTHWELL #3798 53%


香りは華やか、しっとりしたスウィーティっぽい柑橘、若い桃と若葉っぽい植物感、バニラ、心地良いモルティ、潮風、淡く塩素とミネラル、スモーキーな強いピート感。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、香り同様の柑橘と桃や植物感、染み込むようなテクスチャー、心地良い麦の旨味、心地良い甘味と酸味、穏やかなブリニーさ、潮とタール感のある強いピート、余韻は長め。

【Very Good】


オールドボスウェルがリリースしたポートエレン1979、26年熟成です。

らしい柑橘感にはしっとりしたニュアンスを伴っており、加えて淡く桃っぽさも感じる華やかでフルーティなポートエレンで、モルティやピーティな要素もアイラモルトとしてはそれぞれほどよく主張してきました。

味わいにおける甘味、酸味、塩気、そして旨みのバランスも良く、熟成を経たポートエレンとしては厚みもあるタイプで余韻も長く美味しかったです。



このボトルは、銀座のゼニスさんの10周年でいただきました。
お祝いにふさわしい華やかなポートエレンでしたね。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2017.05.20【日記】

ボウモア 1971 14年 セスタンテ 57.7%

充実したフルーティさと濃いピートが融合した突き抜けたボトルです。

 

ボウモア BOWMORE 1971 14yo SESTANTE 57.7%


香りは華やかだが厚みがある、オールドシェリー、イチゴやプラムのジャム、皮付きの濃縮ブドウ果汁、熟しすぎたパイナップル、カラメルソース、煮詰まった紅茶、パワフルなピート、腐葉土、鞣し革、複雑で香りは湧き上がるよう。
飲むと芳醇で力強く広がる、香り同様に強烈にフルーティ、ベリージャムと皮付きブドウを噛んだようなジューシーなブドウ感、ミントが鼻に抜ける、獣っぽさ、腐葉土、こなれているが太く強いピート、妖艶でセクシー、陶酔感のある長い長い余韻。

【Excellent】


セスタンテのボウモア1971、14年熟成です。
シェリーカスク熟成のカスクストレングスで、ボトリング後30年以上経過しています。

70年代の良いシェリー感がしっかりと感じられ、ジャムっぽさと皮ごと絞った濃縮ブドウ果汁、そして60年代のグァバっぽさとも異なるパイナップルっぽいトロピカル感もあって非常にフルーティでした。
フルーツ感だけでもかなりの多彩さで、トロピカル感はあくまで一要素でしかありません。

獣臭さや腐葉土っぽいアーシーなニュアンスを伴いつつもしっかりとパワフルさを残したピート感がかなり強く残っており、アイラのカスクストレングスらしいパンチ力も残していました。

ボトリング当時主張が強かった香味がほど良い経年変化でこなれて複雑さを増し、妖艶さを帯び、それでもそれぞれの香味要素の強さも残しているという感じで、最高に近い飲み頃感のあるボトルでした。

ウイスキーガロアのテイスティングの文字数も踏まえて最近はできるだけ簡潔に書こうと思っているのですが、湧き上がってくるような香味で思わず長々と書いてしまいました。



このボトルは、相模大野のオードヴィーさんの19周年記念で開栓されました。
おめでとうございます!
今年これだけハードル上げてしまって、来年の20周年が少々心配になりましたが、マスターは自信ありげでした。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood11

2017.05.19【日記】

スプリングバンク 25年 ケイデンヘッド 46% ブラックダンピーボトル 80年代ボトリング

状態最高で驚きました。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 25yo CADENHEAD 46%
80年代ボトリング



香りは心地良いオールドシェリー、イチゴジャム、香ばしさのあるモルティ、じわじわと厚みを感じる鞣し革と湿った土を伴うオールドピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、加水と思えない充実感、太さの残ったオールドシェリー、旨味を感じるモルティ、ジャム系のコクのある甘味、深みを出す淡い渋み、少しミネラルと塩気あり、香り同様に土っぽくレザー感あり、淡いオールドピートのある余韻は長く心地良い。

【Very Good/Excellent】


ケイデンヘッドが80年代にボトリングした、スプリングバンク25年熟成です。
ケイデンヘッドはスプリングバンク蒸留所と同資本ですので、ほぼオフィシャルボトルのような立ち位置のボトルですね。
そして中身は50年代蒸留の可能性が高いと思われます。

黒ケイデンは軒並みボトリング後30年以上経っており、中でも加水のリリースはブラウンコニッサーズ(同時期のGMコニッサーズチョイス)と共に状態が不安なボトルというイメージを持っていますが、今回のものはマスターの蔵出しだったこともあってか非常に良い状態でした。

心地良いオールドシェリー感があり、香りにも味わいにも深いイチゴジャム感がしっかりと感じられました。
良い経年変化もあって、しっとりしたレザーやアーシーなニュアンス、そしてオールドピートも伴っており、モルティな要素も適度に残っていました。

加水とは思えない充実した内容で、ボディも残っており、ハイレベルでバランスも良く、コンディションも含めて素晴らしいスプリングバンクでした。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんの19周年記念で開栓されました。
おめでとうございます!


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.05.18【日記】

ローズバンク 8年 オフィシャル 43% 70年代流通

枯れたオールド感がありましたが滋味深い美味しさがありました。

 

ローズバンク ROSEBANK 8yo OB 43%
70年代流通



香りはしっかりめのオールド感、淡いオールドシェリー、萎びたオレンジやプラム、カラメル、厚さは感じないが滋味深い麦感、少し土っぽさを含む枯れたピート。
飲むとややサラリとした口当たり、スパイシーでキレあり、クセの無いさっぱりした甘味、淡く干し草っぽさもある植物感、素朴な麦感、最後に淡く土とオールドピート。

【Good/Very Good】


ローズバンクのオフィシャル8年、70年代終わりくらいのボトリングではないかということでした。

加水オールドでシェリー感があるためか、それなりに枯れたオールド感がありましたが、負けじと主張する滋味深い麦の旨味や、昔のローズバンクらしい土っぽさやピートが感じられたのが印象的でした。
キレもあり、品の良い植物感があったのはローランドスタイルでしょうか。

しみじみと美味しさを噛み締めるようにいただきました。

こういう大地を感じるようなニュアンスは、枯れ感が強くなっても変わらず感じられることが多く、今回のものよりもさらに抜けて劣化臭の少ないオールドボトルは、土やピートの染み込んだ水みたいに感じることもあります。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.05.17【日記】

ニューリリース:ヘーゼルバーン 2003-2017 13年 オフィシャル オロロソカスクマチュアード 47.1%

ピートの薄いシェリーのスプリングバンクという感じでした。

 

ヘーゼルバーン HAZELBURN 2003-2017 13yo OB OLOROSO CASK MATURED 47.1%
one of 12000 bottles, Fresh and Refill Oloroso Sherry Casks



香りはまったりシェリー、プラム、アプリコットジャム、ミルクチョコレート、強めのモルティ、貝殻のミネラルや磯感、淡いピート。
飲むと噛み応えのある濃縮感、プラム、オレンジ、心地良い麦の旨味、優しいコクのある甘味と強いブリニー、ミネラル、貝の旨味、淡いピートのある余韻。

【Good/Very Good】


スプリングバンク蒸留所から最近ボトリングされた、ヘーゼルバーン2003、13年熟成です。
複数のオロロソシェリーカスクで熟成されたものがヴァッティングされています。

近年のスプリングバンクに多い、オフフレーバーとは言えない程度のダシ醤油っぽいサルファリー要素もうっすらと感じますが、シェリーカスク由来の濃縮フルーツやチョコレート等のニュアンスもしっかり出ています。

また、13年熟成でモルティな要素も強く残っていますが、荒々しさはそれほど感じず旨味をしっかり伴っており、優しい甘味と強い塩気、そしてミネラリーな磯っぽさなど、スプリングバンクらしい要素も樽感とは別にきちんと感じました。

やはりヘーゼルバーンもスプリングバンクの酒なんだということを実感しますね。

ピートは淡く感じますが近年のスプリングバンクに比べるとかなり穏やかで、ピートの弱い近年シェリーのスプリングバンクを飲んでいるような感覚でした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.05.16【日記】

ラフロイグ 1988 22年 クリエイティブウイスキー エクスクルーシブモルツ 5周年記念ボトリング #8301 49.6%

80年代前半の味がする稀有なボトルです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988 22yo  The Creative Whisky EXCLUSIVE MALTS 5th ANNIVERSARY BOTLING #8301 49.6%
one of 276 bottles



香りは凝縮感のある八朔やグレープフルーツ、アプリコットのジャム、抹茶、少し樹液、ヨードもある強いピート、リッチ。
飲むと芳醇で複雑、粉っぽい凝縮感があり少し舌に染み込むようなテクスチャー、皮付きの八朔、淡くマンゴーやパッションフルーツ、コクのある甘味、リッチなオーク、魚介ダシの旨味、ヨードもあるパワフルなピート、余韻は長い。

【Very Good】


クリエイティブウイスキー社の5周年記念ボトルのひとつとしてボトリングされた、エクスクルーシブモルツのラフロイグ1988、22年熟成です。
記念ボトルはこの他にベンネヴィス1968とトミントール1966がありました。

このラフロイグは、リリース当時にも結構話題になったボトルで、ボディやパワフルーなピート感を持ちながらもかなり突き抜けたフルーツ感がありました。

今回飲んでもやはり柑橘のワタのようなニュアンスや、少しトロピカルフルーツのようなニュアンスも持っており、粉っぽく感じるような独特の凝縮感のある旨みもあって非常に魅力的でした。

この感じは1984ヴィンテージくらいまでのものに感じることが多いのですが、1988でしっかり感じたのも当時からとても印象的でした。

ボトリングしたてから良かったボトルですが、今回も変わらず美味しかったです。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.05.15【日記】

ニューリリース:ダルウィニー 2000-2016 オフィシャル ディスティラーズエディション ダブルマチュアード 43%

上手に仕上げられた美味しさでした。

 

ダルウィニー DALWHINIE 2000-2016 OB THE Distillers Edition 43%
DOUBLE MATURED



香りはバニラとオレンジ、プラムとミルクチョコレート、ウエハースのような優しいモルティ。
飲むと優しい口当たりから広がる、やや粘性あり、熟したオレンジとプラム、コクのある心地良い甘味、淡い渋味、バランスの良い味わい。

【Good/Very Good】


MHDさんのスペシャルリリースのひとつ、ディスティラーズエディションから最新版である2016年リリースのダルウィニー2000。
およそ16年の熟成でディスティラーズエディションらしくダブルマチュアードで仕上げられています。

シェリーカスク仕上げでのダブルマチュアードだと思いますが、上手なヴァッティングと加水のためか強引な味付け感は感じず、バーボンカスク由来の柑橘やバニラ、シェリーカスク由来のプラムやチョコレートなどのニュアンスがともに感じられました。

飲み口には粘性があり、香りよりも熟したニュアンスの強いフルーツ感があり、味わいのバランスも良く若さの目立たないモルティな旨みもあって良かったです。

さすがにスケール感はないものの、なかなか多彩でまとまりの良いタイプで、コストパフォーマンスも良いと思いました。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.05.14【日記】

グレンゴイン1968 オフィシャル ヴィンテージリザーブ 50.3%

やはりゴインのヴィンテージリザーブは大好きです。

 

グレンゴイン GLENGOYNE 1968 OB VINTAGE RESERVE 50.3%
one of 4500 bottles



香りは華やかで陶酔感あり、酸味を残したアップルパイ、高級なオレンジティー、心地良いオーク、シナモンや生姜湯、心地良い麦感、複雑。
飲むと柔らかな口当たりから芳醇に広がる、アプリコットやリンゴのジャム、オレンジクリーム、高級な紅茶、コクのある甘味と淡い引き締め感もある心地良いウッディネス、エレガントで長く心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】


グレンゴインのオフィシャル、ヴィンテージリザーブから1968蒸留。25年以上の熟成期間と表記されています。

ヴィンテージリザーブの1969も非常に好きなボトルなのですが、このボトルも突き抜けた陶酔感のある素晴らしいものでした。

特に、1969と同様にシナモンの効いたアップルパイや高級な紅茶っぽいニュアンスがあったのも印象的で、陶酔感の元になっているように思いました。

分厚いボディや噛み締めるような麦の旨味を楽しむモルトではないと思いますが、ナチュラルに突き抜けたフルーティで複雑な熟成感を身に着けつつも、ボディも残っているというエレガントで芯のある香味でした。

前回飲んだ1969と比べると、やや樽感や引き締め感のあるウッディネスが強めでしょうか?
どちらも大好きです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.05.13【日記】

ニューリリース:ベンリアック 1997-2016 19年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #96957 56.0%

欲しい桃っぽさもあり、フルーティで美味しいベンリアックです。

 

ベンリアック BENRIACH 1997-2016 19yo OB for THE WHISKY HOOP #96957 56.0%
one of 203 bottles, BOURBON HOGSHEAD



香りは熟したオレンジオイルやアプリコット、リンゴジャム、バニラ、奥からじわっとモルティと桃感、クリーム、リッチなオーク。
飲むと華やか、香りの多彩なフルーツに加えて強めの桃、バニラクリーム、フルーティな甘味と淡い酸味、良いモルティ、引き締めるオーキーなタンニン、スパイシーな余韻。

【Good/Very Good】


4月に頒布された、ウイスキーフープのベンリアック1997、19年熟成。
バーボンバレルのシングルカスクです。

良質なバレル熟成と思われ、オレンジオイルやクリーム、バニラ、そしてリッチなオーク感が香りからも味わいからも感じられます。
それでいて生木っぽさやエグ味が無いのが好印象でした。

そして、こちらは原酒由来と思われる桃っぽさも、特に味わいにおいてはしっかり目に感じられ、フルーティな甘味と酸味のバランスも良く、リッチなオークのタンニンが味を深めてもいて、詰め時に詰めた完成度の高いベンリアックだと思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.05.12【日記】

ボウモア 1993-2010 16年 ウイスキーエージェンシー プライベートストック 54.1%

エージェンシーの1993では突き抜けています。

 

ボウモア BOWMORE 1993-2010 16yo THE WHISKY AGENCY private stock 54.1%
one of 188 bottles, EX-BOURBON HOGSHEAD



香りは強烈にフルーティ、みずみずしいパッションフルーツ、ライチやグァバ、バニラ、キツさのない麦感、少しクリーム、潮風、フルーツから少し遅れてしっかりとしたピート。
飲んでもジューシーなパッションフルーツ、グレープフルーツのわた、淡くセクシーなワキガや魚介ダシの旨味、果汁感のある甘味と淡い酸味、強いピートと突き抜けたフルーツのある長い余韻。

【Very Good】


ウイスキーエージェンシーがプライベートストックとして2010年にボトリングしたボウモア1993,16年熟成です。

エージェンシーからリリースされた1993は数あれど、非常にフルーティながらアルコール感が結構強く感じられるものが多い印象でした。

しかしこのプライベートストックの1993は、アルコール感がそれほどなく丸みや粘性を感じ、そのためかフルーツ感もより熟して感じられるように思いました。

フルーティでありながらアイラらしいピートや魚介ダシっぽい旨みもしっかり感じられ、非常に完成度の高いフルーティなボウモアです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood9

2017.05.10【日記】

グレンスペイ 30年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド アニバーサリーセレクション 54.5%

熟成感とどこか和風なニュアンスが面白いボトルでした。

 

グレンスペイ GLENSPEY 30yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland ANNIVERSARY SELECTION 54.5%
one of 455 bottles



香りは熟成感あり、和梨と焼きりんご、パイナップル、蜂蜜と心地良いオーク、栗、優しい麦感。
飲むとじわじわとスパイシー、和梨とりんご、意外に強めのミント、少し蜂蜜感のある上品で強すぎない甘味、心地よいオーク、綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)がボトリングしたグレンスペイ30年です。
シングルモルツオブスコットランドの通常ラベルではなく、アニバーサリーセレクションと銘打たれています。
ヴィンテージの表記はありませんが、2000年代後半から2010年頃のリリースだったと思いますのでヴィンテージは1970年代後半だと思われます。

香りには度数を感じないような熟成感があり、和梨や栗など和風のニュアンスを持ちつつも、多彩なフルーツ感がありました。
また、ほどよく麦やオークも感じられました。

飲んでもやはり熟成感のあるフルーツが感じられ、香りの印象よりミンティさを感じました。
甘味とほどよく引き締めるオーク感も良く、バランスのとれた優しい味わいでした。飲み心地も良かったです。

そういえば、同じボトルを前回飲んだ時には和風なニュアンスは気になりませんでした。
たまにあるのですが、私やボトルのコンディションで感じ方が変わるモルトのひとつなのかもしれません。
なくなる前にまた飲んでみようと思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

プロフィール

T.Matsuki

ブログ内記事検索

  • 2017年05月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

最新エントリー

カテゴリから探す

タグ一覧