ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.04.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1996-2016 20年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー #1494 53%

安定感のある美味しさでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1996-2016 20yo DOUGLAS LAING XTRA OLD PARTICULAR #11494 53%
one of 280 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りは濃縮感あり、オレンジやプラムのジャム、蜂蜜、少しクリーム、奥から良い麦感とピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、香り同様の濃縮したフルーツや蜂蜜のコクのある甘味と引き締めるオーク、優しい麦の旨味、淡くゴマっぽさ、スモークも感じるリッチな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインの高級レンジであるエクストラオールドパティキュラーから、ニューリリースのハイランドパーク1996、20年熟成です。

濃縮感があってわりと多彩なフルーツ感があり、樽感もほどよく深みを出しており、蜂蜜っぽい甘味やコクがしっかりと感じられました。

また、らしいピーティなニュアンスもしっかりと感じられ好印象でした。

このエクストラオールドパティキュラーは、今はハンターレインの高級レンジになったオールド&レアと比べると、やや特別感が無いものの高すぎず、CPは明らかに良いものが多いイメージです。
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2017.04.24【日記】

タリバーディン 1964-1992 27年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 51.2%

蒸留所とボトラーの個性がともに感じられました。

 

タリバーディン TULLIBARDINE 1964-1992 27yo CADENHEAD Authentic Collection 51.2% 


香りは力強く素朴感もある麦感、八ツ橋っぽいシナモン、淡くプラムジャム、淡く土っぽさやレザー。
飲むとスパイシー、全体を包むシェリー、プラムジャム、強めの麦の旨味、シナモン、少しミーティ、リッチ、良い甘味と渋味。

【Very Good】


1992年にケイデンヘッドがボトリングした、オーセンティックコレクション緑瓶のタリバーディン1964、27年熟成です。

記載はありませんが、全体を支配的でなく包むシェリー感があり、それに伴うジャムっぽいフルーツ感がありました。

タリバーディンらしいと思える八つ橋っぽいシナモン感があり、ケイデンヘッドらしい素朴な麦感も同時にしっかりと感じられました。

また、60年代前半らしい土っぽさやピートのようなニュアンスもうっすらと奥から感じられ、それも印象的でした。

それぞれの個性がある程度まとまっており、かなり美味しいのですが、開栓後しばらくしてから飲んだほうがさらに美味しくなるであろうと思われました。

開栓前ならあと10年くらいは瓶内で寝かせても良い気がします。

 
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2017.04.23【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 1992-2016 23年 オフィシャル 中国向け #5745 55.7%

これもさすがのMHDクオリティでした。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1992-2016 23yo OB for China #5745 55.7%
one of 420 bottles, BODEGA SHERRY EUROPEAN OAK



香りはアプリコットやプラムのジャム、熟したプラム、チョコレート、豊かなモルティ、魚介ダシ、アーシーさを伴う滋味深く強いピート。
飲むと芳醇に広がる、プラムジャムなど香り同様に濃縮したフルーツ、コクのある甘味と引き締める淡い渋味、ダシの旨味と心地良い麦の旨味、滋味深いモルティ、じわじわと強いピート、長い余韻。

【Very Good】


昨年リリースされたオフィシャルシングルカスクのラガヴーリン1992、23年熟成です。
BOYAO ZHAOという中国の方が選んだ樽という記載があります。
ラガヴーリンの日本向けのシングルカスクなんてボトリングされた記憶がなく、どれだけ力がある人なのかわかりませんが悔しいです。

リリースは知っていたのですが、中国向けのボトルなので買う術がなく、飲む機会は無いだろうと思っていたのですが、有楽町のお客さんで購入してくれた方がおり、飲むことができました。

記載ではボデガシェリーヨーロピアンオークとされていますが、ディアジオで大量に購入しているという噂もあるソレラシステムの樽だとすると基本はアメリカンホワイトオーク製であるはずで、どういうスペックの樽かちょっとよくわかりません。

肝心の中身ですが、ほどよいシェリー感が効いていますが豊かなモルティな要素や滋味深さを感じるピーティさがしっかりと主張する香りでした。

飲んでもやはり芳醇な広がりがあり、心地良いシェリー感が全体を包んでいました。甘味と渋味のグッドバランスも楽しめ、ディアジオらしいモルティさも残っており旨味も十分でした。
アイラのカスクストレングスらしいピーティさも強く、アイラのシェリーカスクとしてバランス良く仕上がったモルトだと思いました。


昨年ボトリングされた近い年代のラガヴーリンのシェリーカスクだと、バイセンテナリーの25年、エクスチェンジ向けのシングルカスク1991チャリティボトル、そしてこの中国向けの3本があり、どれが好みかは意見の分かれるところだと思います。

個人的にはエレガントさが際立ったヴァッティングのバイセンテナリー25年、同系統ながら厚みと輪郭の明確さが際立ったチャリティの1991、そしてシングルカスクらしからぬバランス感覚の今回の1992という印象でした。

そして、どれも極めて美味しかったですが、私の好みはその順番でした。

この3本に関しては、バイセンテナリーの年にボトリングされたということもあり、今後もずっと語られていくように思います。

飲む機会をいただけて本当にありがたかったです。


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2017.04.22【日記】

ミルトンダフ 1966-1988 22年 セスタンテ 58.4%

まだ劣化要素のない不思議なオールドボトルでした。

 

ミルトンダフ MILTONDUFF 1966-1988 22yo SESTANTE 58.4%


香りは心地良く包む古いシェリー、プラム、素朴さのあるこなれた強い麦感、少しアーシー。
飲むとじわじわスパイシー、舌に染み込むような強い麦の旨味、噛み応えあり、心地良い甘味、香りよりプレーンな樽感、麦感のある長い余韻。

【Very Good】


1988年にボトリングされたセスタンテのミルトンダフ1966、22年熟成のカスクストレングスです。

香りには淡いオールドシェリー感があり、それに伴うフルーツ感もあるのですが、こなれた力強いモルティのほうが前に出ています。
意外に瓶内変化に伴て出てきそうなニュアンスは多くありませんでした。

飲んでもまだ生き生きとしており、ハイプルーフらしいスパイシーさも残っています。
香り良りも樽感は淡いのですが、香りから期待する通りの、こなれて舌に染み込むようで噛み応えもある強い麦の旨味が魅力的でした。

ボトリングから30年近く経っていますが、劣化要素はもちろん瓶内でのポジティブな変化に関してもゆっくりな印象でした。
グリーンケイデンやソサエティとかもそうですが、緑瓶は劣化も変化もしにくいような印象です。

とはいえきっとボトリング当初は相当荒々しいハイプルーフモルトだったことは想像にたやすく、きっとかなり飲みやすくはなっているのだと思います。
個人的にはこういうものは複雑でなくても好みですね。

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2017.04.21【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1995-2016 GM マクファイルズコレクション ジャパンインポートシステム向け #1500 43%

思い出深い樽がJISさんから出てきたようです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2016 GM THE MACPHAIL'S COLLECTION for JAPAN IMPORT SYSTEM #1500 43%
one of 351 bottles, Refill Remade Hogshead



香りはバニラ、オレンジ、パイナップル、蜂蜜、柔らかなオーク、炒ったナッツ。
飲むと優しい口当たりだが膨らみがある、香り同様にオレンジや蜂蜜のコクのある甘味と引き締める淡いオーク、淡いが暖かいスモーク。

【Good/Very Good】


GMがJISさん向けに加水でボトリングした、ハイランドパーク1995、およそ21年熟成です。


バニラやオレンジなど良いバーボン樽のニュアンスと、ナッティで蜂蜜っぽいハイランドパークらしいニュアンスが一緒に感じられる香りでした。

飲むと加水らしい優しさがありますが酒としては太さを持ったふくらみがあり、コクもあって甘く、温かいピート感も良かったです。

実はこのボトル、私が去年スコットランドに行ったときにボトリング候補として選んでいたボトルだったようです。
現地では皆かなり高評価で、ウイスキーフープでのボトリングを検討していたのですが、すでにハイランドパークはボトリングしていたこともあり、見送られました。
美味しかったので、私はてっきりフープで詰めるのかと思っていました。

でもそれが日本向けにボトリングされたのは嬉しいことですね。

現地で飲んだ時は、もっとパワフルで厚みがあり、ピートももっと効いていた印象でした。
恐らく43%まで加水したためだともいますが、優しい香味になって近寄りやすくなったように思います。
とはいえ元の酒の太さは十分に感じられる旨さで、加水としてはずいぶん満足感のあるモルトでした。


 
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2017.04.20【日記】

ブラドノック 1966-1989 23yo DUN EIDEANN #1636 50.8%

やっぱり素晴らしいモルトでした。

 

ブラドノック BLADNOCH 1966-1989 23yo DUN EIDEANN #1636 50.8%


香りは心地良いオールドシェリー感、枝付きのレーズン、プラムやアプリコットのジャム、奥からこなれた麦感、古いウッディネス。
飲んでもオールドシェリー、皮ごと噛んだブドウ、スミレっぽいフローラル、果汁の甘味、バランスの良いブドウの皮の渋味、長い余韻。

【Very Good/Excellent】


ダンイーダンが1989年にボトリングしたブラドノック1966、24年熟成です。
ダンイーダンは現在まで極端に大きなラベル変更はないですが、この頃は蒸留所やスペックの表記が手書きでした。

さて今回のボトル、個人的にもモルト仲間の間でもベストブラドノックの呼び声が高く、結構久しぶりに飲むことができました。

経年変化も含めて昔のシェリーカスクのニュアンスがしっかりと感じられ、深みがあり、香りにおいてはレーズンなどの濃縮感のあるフルーツの主張が強く感じられました。

飲むとまだ皮ごと噛んだブドウを連想させる果汁っぽさを感じ、奥の方には少しスミレっぽいフローラルな要素が見え隠れしていました。
いわゆるパフュームに分類される要素で、ブラドノックにはしばしば出てくるニュアンスなのですが、このボトルに感じたのは初めてでした。
とはいっても嫌な要素になるほどの主張ではなく、むしろ多彩さを与えてくれているようにも思えました。

ジューシーな甘味とタンニンの渋味のバランスも絶妙で、陶酔感のある長い余韻が楽しめました。

やはりベストブラドノックですね。


 
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2017.04.19【日記】

ニューリリース:カリラ 1984-2014 30年 ケイデンヘッド スモールバッチ バーバーンズ15周年記念 & キンコー 52.9%

ナチュラルな熟成感のあるかなり良いカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1984-2014 30yo CADENHEAD SMALL BATCH for BAR BARNS 15th Anniversary and KINKO 52.9%
one of 162 bottles, Bourbon Hogshead



香りは凝縮したフレッシュシトラスとハーブ、魚介ダシ、心地良いモルティ、バニラ、貝殻のミネラル、奥から土っぽさ、しっかりとスモーキーなピート。
ヒリヒリとスパイシーな口当たり、シトラスと林檎、バーボンカスクらしいバニラや蜂蜜感、コク深い甘味と引き締めるオーク、強い塩気、磯っぽさと魚介ダシの旨味、リッチ、ピーティで長くパワフルな余韻。

【Very Good】


2014年に名古屋のバーンズさんの15周年と薩摩の酒屋のキンコーさん向けにボトリングされたケイデンヘッドのカリラ1984、30年熟成です。

カリラらしく露骨な熟成感はなくナチュラルですが、香りにも味わいにも凝縮感がしっかりでており、柑橘やバニラ、魚介ダシや麦芽の旨味がしっかりと感じられました。

また、貝のようなミネラル要素や磯っぽさ、そして強いピートと塩気も感じられ、飲み応えもあり、アイラ島の旨いモルトを飲んでいるという感覚を強く覚えました。

キンコーさんと名古屋の名店が記念ボトルに選んだだけある、美味しいカリラでした。


バーンズさん、15周年おめでとうございます。
名古屋に行く機会があればまた訪問したいと思います。

 
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2017.04.18【日記】

ロングモーン 1972 30年 キングスバリー ケルティックラベル #1100 50.2%

やはり素晴らしい陶酔感で旨いですね。

 

ロングモーン LONGMORN 1972 30yo KINGSBURY CELTIC LABELS #1100 50.2%
one of 312 bottles, Sherry Cask



香りはトロピカルフルーツも含む強烈なフルーツ感、プルーン、ドライフルーツ、苦そうな皮付きのブドウ果汁、カラメルやコーヒー、奥からオールドピート、リッチ。
飲むと芳醇に広がる、香り同様に濃縮したフルーツ、皮ごとの濃縮ブドウ果汁、濃厚な甘味と渋味、淡く腐葉土っぽいアーシーさとピート、なめし皮、長く陶酔感のある余韻。

【Very Good/Excellent】


キングスバリーのケルティックラベルからロングモーン1972、30年熟成です。

やや渋味が立っている部分はありましたが、果汁感もある強烈なフルーツ感が香りにも味わいにも滴るほど濃厚に感じられました。
アーシーな要素やなめし皮っぽさ、そして淡いピートのニュアンスも味を大いに深めていて、陶酔感もありました。

ロングモーンらしい原酒由来の要素と、良質なオールドシェリーの要素がともに強く主張してくるモルトで、経年変化でより一体感を帯びているものと思われました。

1972のシェリーというと、古くはインタートレード、比較的近年ではスリーリバーズさんのライフシリーズなんかが本当に突き抜けた存在ですが、やや樽がきつめではありますが今回のケルティックラベルにも同系統の魅力を感じました。
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2017.04.17【日記】

ニューリリース:アードベッグ オフィシャル "ケルピー" 2017スペシャルコミッティーエディション 51.7%

今年はわりと正統派の若いアードベッグの香味でした。

 

アードベッグ ARDBEG OB "KELPIE" 2017 SPECIAL COMMITTEE ONLY EDITION 51.7%


香りはシトラスと若々しいモルティ、フレッシュなオークやハーブ、ナッツ、少し金属感がありクール、海藻っぽさのある強いスモーク。
飲むとスパイシーでヒリヒリじわじわと広がる、若々しいモルティ、リッチさもあるオーク、ナッツ、じわじわと強まる甘味と酸味と塩気、鋭い金属感、魚介の燻製、ピーティで長い余韻。

【Good/Very Good】


毎年恒例のアードベッグ限定リリース、今年はケルピーと銘打たれたボトルでした。
どうやらバーボンカスクに加えて、黒海(アディゲ共和国)産のヴァージンオークの樽を使って熟成したものがヴァッティングされているようです。
例年通りだと、まずこのコミッティー向けの白ラベルカスクストレングスが出て、アイラフェスのタイミングで黒ラベルの加水が出てくるという流れなのですが、今年もそうなるのでしょうか。

さて肝心の中身ですが、香りにおいても味わいにおいてもモルティさの中に若さは感じるものの、フレッシュなオーク感にある程度マスクされており、らしいクールな金属感とスモークも強く感じました。

ヴァージンオークというと木材感やエグ味を強く感じるボトルが多く、わりと苦手な要素のため少しでもあると引っ掛かりを感じることが多いのですが、このケルピーには良いオーク感こそ感じましたが嫌味を感じませんでした。

そこはモーレンジで培ったビルラムズデン博士のカスクマネジメントの力なのでしょうか、こだわりの天日乾燥などできっとそういった要素を抜いた樽なんだと思います。

樽と原酒の一体感が出るまでもう少し時間をおいて飲みたい気もしましたが、若くても美味しく飲めるアードベッグでした。
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2017.04.16【日記】

グレンドロナック 18年 オフィシャル 日本向け 43% 80年代流通

説得力のある旨いシェリーカスクです。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 18yo OB for JAPAN 43%
80年代流通



香りは濃厚なオールドシェリー、まったり重たい、ベリージャム、プルーン、バルサミコ酢、ハーブやコーヒーのリキュール、黒糖、レザー、うっすら腐葉土のアーシー。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、香り同様の濃厚シェリーと多彩なフルーツ感に皮付きブドウ、ハーブリキュールのコクのある甘味、引き締めるブドウの皮の心地良い渋味、淡いピートやアーシーさもある余韻は長い。

【Very Good】


80年代に流通していたという、グレンドロナックのオフィシャル、クリア瓶のダンピーボトルの18年です。

香りからはのっけから濃厚で重さを感じるオールドシェリーのニュアンスが強く感じられ、ジャムっぽさなど濃縮感のあるフルーツ感やバルサミコ、それにレザーやアーシーなニュアンスもあったのが印象的でした。

飲んでもやはり濃厚シェリーのニュアンスが支配的ですが、濃厚で甘いフルーツ感を皮付きブドウやハーブリキュールのような渋味がうまく引き締めており深みのある味わいでした。アーシーなニュアンスやうっすらとピートもあったのも良かったです。

ダンピーボトルのドロナックに期待してしまうような、グレープフルーツの綿やマスカットっぽいニュアンスはシェリーに覆われてしまっているためかはっきりしませんが、非常に濃厚なオールドシェリーの魅力が堪能できるボトルでした。
濃厚な甘味とそれにバランスする渋味も心地良く、加水ということもあってかひっかかりもなく非常に飲み心地も良かったです。

説得力のあるオールドシェリーのドロナックでした。


 
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2017.04.15【日記】

ニューリリース:クライヌリッシュ 1995-2016 21年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー #11480 57.2%

安定感のある個性でした。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1995-2016 21yo DOUGLAS LAING XTRA OLD PARTICULAR #11480 57.2%
one of 270 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはオレンジやアプリコットのジャム、ワックスと樹液、バニラ、オイル、じわじわと麦感。
飲むとぬるりと滑らかな口当たりから広がる、コクのあるアプリコットジャムや蜂蜜の甘味、淡く引き締めるオーク、ワクシーでオイリーな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインの高級レンジであるエクストラオールドパティキュラーから、ニューリリースのクライヌリッシュ1995、21年熟成です。

オフィシャル、ボトラーズ問わず感じられることの多い、独特のワクシーでオイリーなニュアンスが香りからも味わいからもしっかりと感じられ、期待通りのアプリコットジャムっぽさもありました。

ぬるっとした独特のテクスチャーがあり、コクのある甘味と麦感、そして良質なバーボンカスクのニュアンスもあって美味しいクライヌリッシュでした。


 
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2017.04.14【日記】

トミントール 12年 オフィシャル 43% 70年代流通

これは初めてのボトルでした。濃厚でびっくりしました。

 

トミントール TOMINTOUL 12yo OB 43%
70年代流通



香りは穏やかで少しこもっている、こなれているがオールド感は意外なほどない、滋味深い麦感、オレンジピール、紅茶、うっすらビターチョコレート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、意外なほど濃厚で芳醇、アプリコットやオレンジのジャム、コクのある甘味、旨味のある心地良い麦感、淡い噛み応え、抜け感がなくボディあり、心地良い膨らみを感じる余韻。

【Very Good】


70年代に流通していたらしい、オフィシャルのトミントール12年です。
ややマイナーな蒸留所ですが、化粧品のような容器に入ったオールドボトルなどは目を引くためかよく知られています。
今回のトール瓶は初めてでした。

香りの第一印象は少しこもっている様子でしたが、加水の70年代流通とは思えないオールド感のなさに驚きました。
昔のスタンダードらしい滋味深い麦感が強く感じられ、オレンジピールやしっとりした紅茶のニュアンスがありました。

飲んでも劣化要素は皆無で、滑らかな口当たりから濃厚に芳醇に広がってきました。加水と思えないふくらみを感じたのでした。
香りよりも明確なジャム感のあるフルーティがあり、コクのある甘味に噛み応えを感じるような旨みのある濃い麦感がかなり好印象でした。

かなりのオールドボトルですが箱入りで動かされず保存されており、かなり状態が良かったんだと思います。
こなれた一体感があるのに劣化要素はなく、オールドの良いとこどりという感じでかなり美味しかったです。


 
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2017.04.13【日記】

ニューリリース:バルブレア 1997-2016 オフィシャル ウイスキーフープ向け #1111 58.6%

かなり良いバーボンカスクだと思います。

 

バルブレア BALBLAIR 1997-2016 OB for THE WHISKY HOOP #1111 58.6%
one of 216 bottles, Ex-Bourbon barrel



香りは強いオレンジオイル、バニラ、しっかりした麦感、バナナの入ったクレームブリュレ、シナモン、リッチなオーク。
飲むとパワフルでスパイシー、オレンジマーマレードと蜂蜜のコクのある甘味、引き締めるオーク、バニラ、ナッツ、麦の旨味もありリッチな余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープが最近リリースした、オフィシャルのバルブレア1997、およそ19年の熟成です。

ノージングすると、のっけからこれぞ近年の華やかなバーボンカスクという印象で、オレンジやバニラ、クレームブリュレなどの洋菓子っぽいニュアンスがしっかり感じられました。

味わいにも香り同様にバーボンカスクの良いところがしっかり出ており、蜂蜜のようなコクがあり、モルティな旨味もしっかり残っていて美味しかったです。

なお、香りにも味わいにもオークの主張が強めで非常にリッチでした。
個人的には過剰にオーキーなものは好みではないのですが、これが嫌味に感じられるギリギリにとどまっていたのが好印象でした。


 
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2017.04.12【日記】

タムデュー 1962-2006 GM マクファイルズコレクション 43%

60年代長熟のこの味はますます貴重になっています。

 

タムデュー TAMDHU 1962-2006 GM The MACPHAIL'S COLLECTION 43%


香りはGMらしい高貴なシェリー感、スミレっぽいフローラル、レーズンを含むドライフルーツ、高級ビターチョコレート、ミント、果汁感のあるブドウ感、クローブなどのハーブ、淡い土っぽさ。
飲むと丸みのある口当たりから芳醇に広がる、香り同様に高貴なシェリー、皮ごと絞ったブドウ感、ジューシーな濃い甘味、心地良く引き締めるハーブとウッディネスのタンニン、長い余韻。

【Very Good】


GMが2006年にボトリングしたタムデュー1962、およそ44年の超長熟です。
43%に加水されてボトリングされています。

のっけからこれぞGM60年代というような高貴なシェリー感があり、スミレっぽい魅力的なフローラル感を伴っていました。
レーズンなどの濃縮果実に加えてブドウ果汁っぽさもあり、ビターチョコレートやハーブ、スパイス、それに土っぽさもあって複雑でした。
ジューシーな甘味と熟成年数の割には強くない渋みがあり、芳醇で心地良い余韻は長く続きました。

加水とはいえこれだけの熟成期間でシェリー感が強いのに渋みがこの程度ということは、アメリカンホワイトオークのシェリーカスクでしょうか?
GMは蒸留所に自分たちの用意したシェリー樽を持っていって原酒を詰めてもらっていたといいますし、どういうスペックの樽を持ちこんだのか興味がありますね。


 
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2017.04.11【日記】

ニューリリース:スペイサイドリージョン 1975-2016 41年 スコッチモルト販売 "ローガ" 52.8%

華やかでボトラーズの長熟らしい魅力がありました。

 

スペイサイドリージョン SPEYSIDE REGION 1975-2016 41yo SCOTCH MALT SALES "Rogha" 52.8%


香りはエステリーでかなりの熟成感あり、洋梨のコンポートやパイナップル、バニラ、栗、古樽のオーク感。
飲むと穏やかな口当たりから広がる、香り同様に熟成感のある強いフルーツ、杏仁豆腐、したたるようなフルーツの甘味と心地良い酸味、陶酔感があるが後半からの広がりはなく儚くすっと切れる。

【Very Good】


スコッチモルト販売さんから最近リリースされた、スペイサイドリージョン表記のシングルモルト、1975蒸留です。
蒸留所はグレンファークラスではないかということでした。

非常に熟成感のある華やかな香り立ちで、エステリーさを伴った洋ナシやパイナップルなどのフルーツ感がしっかり出ていました。

熟成が非常に長いこともあり、飲んでみると度数ほどの厚みは感じませんでしたが、それでも同系統のフルーティさが特徴的なダンカンテイラーの40%台前半のものと比べるとある程度のパワーが残っており、過熟による苦みも感じませんでした。
ジューシーさもあって、甘味と酸味も心地良く、こういう系統にしかない陶酔感がありました。

後半のふくらみはありませんが、その代わり儚くスッと切れていく美しさのあるスペイサイドモルトで、ボトラーズの長熟の良いものに期待する魅力がしっかりとあるボトルでした。


 
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2017.04.10【日記】

グレンスコシア 1977-1991 13年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 58.6%

ケイデンヘッドの短熟スコシアといわれて納得の香味です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1977-1991 13yo CADENHEAD Authentic Collection 58.6%


香りは強めの刺激、りんごと梅、強く鋭い麦感、シナモンや生姜、プレーンな樽感。
飲むと最初穏やかだがじわじわと刺激的なスパイシー、プレーンな樽感、加熱したりんご、梅、生姜とシナモン、クセのない甘味、強い麦感とその旨味、奥からミネラル、ドライでキレのある余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションからグリーン瓶のグレンスコシア1977、13年熟成です。

もともと影響の少ない樽だと思いますが短熟ということもあり、グリーンケイデンに多いかなりプレーンで原酒の個性を生かした香味構成です。

ボトリングから25年も経つのにまだ刺激的でオールド感は微塵もありません。
まだ強い刺激があり、鋭さも感じる麦感や生姜といった若いモルトに多いニュアンスを感じました。

キャンベルタウンらしいミネラル感も探せばあるものの、全体としてはまだドライでキレのあるプレーンなモルトという印象でした。

これでも口当たりは少し穏やかになっていると思われ、フルーツ感も瓶内で出てきたものが多いような印象ではありましたが、かなり生き生きとしていました。
モルトウイスキーはチルフィルタリングをすると変化しにくいというイメージを持っていましたが、ケイデンヘッドですから当然チルフィルはしていないと思われ、プレーンな樽感で度数が高いと変化しにくいという部分が大きかったんだと思います。


 
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2017.04.09【日記】

ラフロイグ 1969 19年 セスタンテ 40%

今までで一番コンディションの良いボトルでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1969 19yo SESTANTE 40%


香りは心地良いオールド感、プラム、オレンジ、淡く生ハムメロン、カラメルとバニラ、古びたオーク、生き生きした麦感、牡蠣っぽさも含む魚介ダシ、ヨードもあるこなれた強いオールドピート、燃え終わった焚き火のスモーク、強い土っぽさ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、少し萎びたオレンジ、淡く熟したプラム、コクのある甘味、牡蠣の旨味、ナッツ、少しミネラル、迫力もある強いピートが長めに残る。

【Very Good】


セスタンテのラフロイグシップラベル,1969の19年熟成です。

香りにも味わいにもオールド感は心地良い程度で、うっすらシェリーのニュアンスも感じられるプラムやカラメル、オレンジ、うっすらと生ハムメロン、そして意外なほど生き生きとした麦感もあり、アイラモルトらしい魚介ダシっぽさやラフロイグらしいヨードもしっかりある強いピートが感じられました。

甘味にはコクがあり、旨みも濃く、ピートもしっかりあって加水オールドにしてはずいぶん迫力が保たれていました。

このシップラベルは他のヴィンテージも含めて今まで何本も飲んでいますが、高額なのにコンディションの悪いものにしばしば出くわすイメージでした。

前回記事にした時にもずいぶん良い状態だと思いましたが、今回のものは特に抜けがなく今までで一番良いコンディションでした。
シップラベルに特に特徴的だと思っていた生ハムメロンのニュアンスは、このボトルではそれほど強くなく、経年変化で強く出てきたものだったようです。
ますますリリース当時の味が気になるところですが、フルーティなイメージと異なり、意外と正統派のラフロイグだったのかもしれません。


 
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2017.04.08【日記】

ブルイックラディ 18年 ダッシー 43% 80年代ボトリング

2度目でしたが今回のものはらしいニュアンスがありました。

 

ブルイックラディ BRUICHLADDICH 18yo DUTHIE 43%
80年代ボトリング



香りはしっかりめのオールド感、焼きリンゴ、紅茶、カラメル、淡く焦がした麦、少し干し椎茸。
飲むと滑らかな口当たり、加熱したリンゴ、リンゴジャムっぽいコクもある甘味、シナモン、穏やかな渋み、穏やかだがボディを感じる余韻。

【Good/Very Good】


80年代にボトリングされたダッシーのブルイックラディ18年、いわゆるマップラベルで43%の加水ボトルです。
逆算すると蒸留は60年代でしょうか。

第一印象から結構しっかりオールド感があり、干し椎茸のようなニュアンスも伴っていました。
しかし昔のブルイックラディらしい加熱したリンゴのようなニュアンスは、香りにも味わいにも感じられました。
また、ボトリング後の変化と思われる多彩な要素がある加水ボトルのわりに、味は濃いめでボディもありました。

オールド感が強めのものは、本来の実力とは異なる部分が大きいこともあるのであまりご紹介しないのですが、あえて今回掲載したのには理由があります。
らしいリンゴっぽいニュアンスもありボディも保たれていて美味しかったということもありますが、このボトルを前回飲んだ時と印象が全然違ったのです。

前回飲んだものは、今回のようなヒネ感のような劣化要素は無かったのですが、経年変化でボディや味が抜けたようなニュアンスと、それに伴って出てくることが多いエステリーな洋ナシのようなフルーツ感がありました。

劣化するのと抜けるのは必ずしも経年変化で同時に起こるものではなく、個別にも起こりうる変化なんだということを実感したのでした。


 
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2017.04.07【日記】

グレンドロナック 12年 オフィシャル 43% 70年代流通

やはりこの辺のドロナックのフルーツ感は良いですね。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 12yo OB 43%
70年代流通



香りは心地良いオールド感と心地良い陶酔感もあるフルーツ、穏やかな桃とマスカット、心地良いこなれた麦感、淡いピート。
飲むと優しい口当たりから舌に染み込むようなテクスチャー、桃やグレープフルーツのわた、心地良く優しい麦感、儚さのある抜け感があり心地良くフルーティな余韻。

【Good/Very Good】


70年代に流通していたグレンドロナックのオフィシャルダンピーボトルの12年です。

この頃のドロナックらしい突き抜けたフルーツ感があり、香りでは桃やマスカット、飲むとそれにグレープフルーツのワタのようなフレーバーが感じられました。
好きなのでグレープフルーツのワタのニュアンスにはわりと敏感なほうだと思うのですが、どちらかというとダンピー8年のほうに強く感じがちで、その代わりにこの12年には他のフルーツが満載という感じでした。

劣化要素はほとんどなく、舌に染み込むような心地よいテクスチャーがあり、儚く美しい抜け感がありました。
フルーツ感が特にそうですが、酒としては恐らくピークを過ぎて下り坂に差し掛かったところで出てくる香味だと思います。
だからこそ感じられる美しさを堪能できた気がしました。


 
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2017.04.06【日記】

アイルオブジュラ 1986-2000 14年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 59.8%

かなり個性的なジュラでした。

 

アイルオブジュラ ISLE OF JURA 1986-2000 14yo CADENHEAD Authentic Collection 59.8%
one of 702 bottles, Bourbon Butt



香りは熟したアプリコットとバニラ、素朴な麦感、淡くシナモンや野暮ったいアーシー。
飲むと噛み応えのある素朴な麦感とその旨味、コクのある甘味、土っぽさとタールっぽいピート、個性的。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションからジュラ1986、14年熟成です。
樽はバーボンバットというあまりイメージのわかないタイプです。ホグスヘッドならバレルを組み替えて作れると思うのですが、バットって作れるんでしたっけ?

肝心の中身はというと、ケイデンヘッドらしいと言えばらしい素朴な麦感がが香りにも味わいにも強く感じられ、野暮ったい土臭さのようなジュラらしいニュアンスも感じられます。

飲むと香りの印象よりもフルーツ感には乏しく、代わりにタールっぽいニュアンスが強く、コクのある甘味はあって美味しいは美味しいのですがかなり個性的です。

ボトリングから16年ほど経って60%近い度数とは思えないこなれたニュアンスになってはいるのですが、このボトルの詰めたては刺々しさもありもっと個性的だったと思いますが想像がつきません。


 
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