ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.08.16【日記】

ベンリネス 1968-1987 19年 セスタンテ 57.1%

ラベルも中身も非常に良いです。

 

ベンリネス BENRINNES 1968-1987 19yo GM for SESTANTE 57.1%


香りは華やかさと素朴さが同居。強くフローラル、うっすらとアプリコットや洋梨、少しハッカの入ったパイナップルキャンディ、素朴だが経年変化でこなれた強いモルティ。
飲むと落ち着いたニュアンスはあるがじわじわと刺激、香りと同系統で混然一体となった穏やかなフルーツ、少しスミレっぽい華やかなフローラル、少しこなれて噛み応えのあるモルティとその旨味が芯にある、優しいコクのある甘味、最後まで華やかさと素朴さが共にある。

【Very Good/Excellent】


1987年にGMがイタリアのセスタンテ向けにボトリングしたベンリネス1968、堂々のフルプルーフです。
ちょっとワインっぽいですが、シンプルでエレガントで、私が一番好きなウイスキーのラベルのひとつです。

ボトリング当時はもっと刺激的で複雑さが無く、各要素の輪郭がクッキリとしていたのではないかと思います。

それが、ボトリング後約30年という経年変化で丸くなり、そこに奥から出てきたフレーバーも加わって混然一体となったという印象です。

こなれているのですが素朴で旨みのあるモルティさが芯にあり、そこにフルーツ要素、フローラル要素といった華やかでエレガントなニュアンスが不自然さ無く帯同していました。

過剰なオールド感や抜け感なくこの一体感を楽しめる今が、まさに飲み頃というボトルだと思われました。
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2018.08.14【日記】

インチガワー 12年 オフィシャル 43% 80年代流通

イチゴっぽさもある素敵なオールドスタンダードでした。

 

インチガワー INCHGOWER 12yo OB 43%
80年代流通



香りはしっとりしており穏やか。しっかりめのオールド感、カフェラテ、カラメル、甘やかなイチゴジャムと黒糖、焦がした麦芽、腐葉土や椎茸ダシ、ハーブやクローブなどのスパイス。
飲むと柔らかな口当たりから温かく滑らかに広がる、淡く噛み応えのあるテクスチャー、イチゴジャムやプルーン、舌に染み込むような麦芽の旨味、ポン菓子、穏やかなコクのある甘味、ほどよい渋味、後半は少しミルキー、香り同様にハーブと漢方薬っぽさのあるスパイス、湿った土や淡いピート、余韻は長め。

【Good/Very Good】


80年代に流通していたインチガワー12年、当時のオフィシャルスタンダードボトルです。
ご縁があり、自宅でじっくりといただくことができました。

オールド感はそれなりにありますが嫌味にはなってはおらず、黒糖っぽさに加えて少しイチゴジャムっぽいフルーツ感もあり、全体に暖かみのある甘やかな香味です。

ボトリング後の経年変化と思われる腐葉土っぽさやくすんだニュアンスを伴うピートもあり、何よりインチガワーらしいというべきか、少し漢方薬っぽいスパイシーさが香りからも味わいからも感じられたのが印象的でした。
加えて、オールドスタンダードらしいこなれた滋味深いモルトの旨味も染み込んでくるようでした。

オールド感に加えてハウススタイルもしっかり感じられる素敵なモルトでした。
ベルの名前がしっかりと記載されたラベルもとても素敵ですね。


このボトルは、自宅でいただきました。

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2018.08.12【日記】

ラガヴーリン 1979-1995 15年 シンジケート 59.2%

まだパワフルですが少しこなれてきたでしょうか。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1979-1995 15yo The Syndicate's 59.2%


香りはキツさのないこなれたフレッシュシトラスと滋味深いモルティ、若葉、 少し生ハムメロン、鋭く強いアイラのピート。
飲むとこなれた感もあるがヒリヒリと刺激あり。クセのない品のある甘味と噛み応えのある強い麦芽の旨味、スモーク優位のピート、魚介ダシが効いているがクリーンで心地良い余韻。

【Good/Very Good】


2005年にボトリングされた、シンジケートのラガヴーリン1979、15年熟成です。

ボトリングから20年以上経過して少しこなれてきてはいますが、ブレンデッド用に作ってボトラーに回った樽かなと思うようなプレーン系の樽感で、しかもハイプルーフということもあって、まだまだフレッシュでパワフルです。
オフィシャルであるディアジオのプレーンカスクとはちょっと違っていて、やや安っぽい樽感ですが、これはこれで個人的には結構好きだったりします。

アイラモルトらしい強いピートや魚介ダシの主張があり、どちらかというとラフロイグに感じることの多い生ハムメロンっぽいニュアンスを淡く感じたがの印象的でした。

まだまだフレッシュさのあるこのボトル、もう何年かしてから飲んでも良さそうです。

 
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2018.08.10【日記】

グレンカダム 1979-1996 17年 ケイデンヘッド 59%

珍しい濃厚シェリーのカダムでした。

 

グレンカダム GLENCADAM 1979-1996 17yo CADENHEAD 59%


香りは甘やかで濃厚なシェリー、プラムジャム、アメリカンチェリー、シナモンの効いたアップルパイ、少しバスサミコ酢とバーベキューソース。
飲むと粘性があり芳醇。ややもっさりしているが濃厚なベリージャムの甘味と深みを与えるほどよい渋味、かりんとう、少しミーティで麦芽の旨味もあり、長く心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドの緑瓶で1996年にボトリングされた、グレンカダム1979、17年熟成です。

かなり濃い色をしていて、香りの最初からシェリーが支配的です。ハウススタイルのオレンジクリームなどは探しても見つかりませんでした。

しかもちょっと大味でもっさり感のあるシェリーカスクで、この感じにサルファリーさを強く伴うものが昔は結構あったなと思うタイプでもありました。

逆にこの味でサルファリーさが全然なかったものも記憶になく、バーベキューソースのような感じともとらえられるこのミーティなニュアンスは、サルファリーの抜けた後の名残なのかもしれません。

全体に大味で、なんとなくですが力技で味付けしたアメリカの大衆的な食事を連想する香味のボトルでした。

今飲むとこれはこれでクセになりそうです。

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2018.08.08【日記】

シングルトン オブ オスロスク 1975 オフィシャル 43%

濃縮感のある温かいオスロスクでした。

 

シングルトン オブ オスロスク SINGLETON OF AUCHROISK 1977 OB 43%


香りは芳醇で暖かい。プラムジャム、チョコレートとレーズンバターサンド、少し香ばしいモルト。
飲むと香りから想像するように濃縮感あり、ジャム系のコクのある甘味と柔らかなタンニン、しっとりしたテクスチャーで麦芽の旨味あり、厚みもあり余韻は長め。

【Good/Very Good】


シングルトンの名前で流通していた、オスロスクのオフィシャルボトル、1975ヴィンテージです。
80年代後半くらいのボトリングだと思います。

全体に暖かみのあるモルトで、ほどよいシェリー感が全体を優しく包み込んでいるようでした。

濃縮感のあるジャム系の甘味と柔らかいタンニンのバランスも心地良く、モルティな旨味も感じられ、度数のわりに厚みもあり、完成度の高いモルトだと思います。

加水でシェリー感があるのに、ボトリング後30年程度経ってもヒネなどのオールドの劣化要素を感じなかったのも良かったです。

そんなにたくさん飲んでいるわけではないですが、思い出してみてもヒネたシングルトンって経験がないように思います。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

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2018.08.06【日記】

ハイランドパーク 1967-1991 オフィシャル 43%

知っているのとは違う味でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1967-1991 OB 43%


香りは心地良いオールドシェリー、ブドウの皮、乾ききっていないドライフルーツ、古いマールやコニャックのニュアンス、淡く腐葉土、鋭い金属感とタール、強いスモーク。
飲むと芳醇に広がる。果汁感のある品のある甘味と酸味、心地良く深みのある渋味、ピートは強くナフタレンやスモークがしっかり。余韻も長い。

【Very Good/Excellent】


1991年にボトリングされた、オフィシャルのハイランドパーク1967、およそ24年の熟成で、43%に加水調整されています。
ハイランドパークが大好きなオードヴィーのマスターが、今年の20周年記念のボトルとして最後に開けたものです。

同じラベルで同じ黒い木箱に入った、裏に輸入業者:松下電器産業株式会社と記載されたシールが貼ってあるものは自宅で開けたこともあり何度も飲んでいましたので、てっきりそれだと思っていました。

しかし飲んでみると、ロット違いがあったのか、(そうは思えませんが)状態の違いなのか、裏ラベルのないこのボトルは、全然私の知っているのとは全く違う味でした。

今まで家やバーで飲んだものは、もう少しシェリー感が穏やかで、優等生的で美味しいものの無難にまとまった感がありました。

一方今回のボトルは、これぞ60年代という陶酔感のあるオールドシェリーに加えて古いマールやコニャックのようなニュアンス、腐葉土っぽいアーシーさ、そして想定外なほど強いピートも感じました。

濃い味ですが加水ということもあってか極端な濃縮感がなく品の良い仕上がりで、滋味深さと品の良さが同時に感じられる突き抜けたハイランドパークでした。

想定外の美味しさに、完全に1本とられてしまいました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
改めて、20周年おめでとうございます。

 
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2018.08.04【日記】

ニューリリース:プルトニー 2004-2018 オフィシャル モダンモルトマーケット向け #220 50.2%

今年は日本向けが2本!続いて2本目です。

 

プルトニー PULTENEY 2004-2018 OB for MODERN MALT WHISKY MARKET #220 50.2%
one of 290 bottles



香りはオレンジオイル、ワックス、蜂蜜、少しキャラメル、キツさはないがしっかりと太さのあるモルティ。
飲むと粘性がありじわじわと刺激、アプリコットジャムや蜂蜜のコクの強い甘味とオークの引き締め感、強い塩気、若干の若さはあるが旨味もあるモルティ、オイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


前回のご紹介に続いて、日本の正規代理店の三陽物産向けにボトリングされたオフィシャルシングルカスのプルトニーです。

続いては2004ヴィンテージです。こちらも樽の種類の記載はありませんが、色的にはバーボン系かと思ったのですが香味的にはリフィルのシェリー樽のようです。

やはり、ハウススタイルであるオイルやワックス、蜂蜜のコク深い甘味や強い塩気がしっかりと感じられるボトルでした。
そしてその強いスタイルの奥から、シェリーカスク由来と思われるキャラメルっぽさやジャムっぽいニュアンスが強くはないものの主張してきました。

前回の2002年と比べると、度数がこちらの方が低いにもかかわらずやや若さと刺激が感じられる香味でしたが、少し時間を置くとシェリー感と一緒にこなれて一体化してくるのではないかと思います。
酒としての太さがあり、長期の瓶内変化にも開栓後変化にも耐えそうです。

現時点でも2本比べて飲むのは楽しいですし香味も決して悪くないのですが、少し時間をかけてあげたほうが真価を味わえるタイプだと思いました。

来年もぜひ日本向けのボトリングを続けてほしいと思います。

 
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2018.08.02【日記】

ニューリリース:プルトニー 2002-2018 オフィシャル モダンモルトマーケット向け #722 54.2%

今年は日本向けが2本!まず1本目です。

 

プルトニー PULTENEY 2002-2018 OB for MODERN MALT WHISKY MARKET #722 54.2%
one of 171 bottles



香りはオレンジオイル、ワックス、バニラ、少しバターを塗ったトースト、しっかりめのモルティ、淡くフレッシュハーブ。
飲むと粘性があるがじわじわと刺激、柑橘と少しマールっぽさ、噛み応えも感じる旨味のあるモルティ、コクのある蜂蜜の甘味、しっかりと塩気、ボディは厚めで余韻もオイリーで長め。

【Good/Very Good】


毎年9月に行われる、三陽物産さんのモダンモルトマーケットに向けてボトリングされたオフィシャルシングルカスクのプルトニーです。
2015年にも1997ヴィンテージのものがリリースされましたが、以降は日本向けがリリースされた記憶がありません。

ハウススタイルがはっきりしており現行品も美味しい蒸留所ですので、是非日本向けをやってほしいと思っていましたが、今年は一度に2本ボトリングされました。
プルトニーの正規代理店は三陽物産さんですから、面目躍如という感じですね。

まずはこの2002ヴィンテージです。樽の種類の記載はありませんが、柑橘系のフルーティが強くバニラっぽさもあり、バーボン系の樽だと思います。

オイリーでワクシー、粘性がありコクのある蜂蜜のような甘味と塩気がしっかりと効いているという、ハウススタイルが強く感じられる1本でした。

旨味のあるモルティさもあって樽も効きすぎておらずプルトニーとして王道ですが、ちょっと独特のマールっぽさがあったのが面白かったです。

16年程度の熟成ですが、ボディが厚いわりに熟成感もそれなりにあるタイプで、アウトターンがやや少ないことと関連しているのかもしれません。

 
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2018.07.31【日記】

ニューリリース:グレンアラヒー 2006-2018 12年 オフィシャル スペイサイドウイスキーフェス2018向け #897 58.9%

上手にまとまった美味しい記念ボトルでした。

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE 2006-2018 12yo OB for SPIRIT OF SPEYSIDE WHISKY FESTIVAL 2018 #897 58.9%
one of 1028 bottles



香りはオレンジオイルとアプリコットティー、バニラとフレッシュな強いモルティ、蜂蜜、少しフレッシュハーブ。
飲むと厚みもあるがじわじわとスパイシーになる。オレンジオイルやマーマレード、コクのある甘味と引き締めるオーク、旨味のあるモルティ、余韻にも嫌味がなく華やかで心地良い。

【Good/Very Good】


今年のスペイサイドフェスティバル向けにボトリングされた、グレンアラヒー2006、12年熟成です。
500mlボトルとはいえ本数は多く、数樽のヴァッティングか、シングルカスクだとしたらバットでしょうか。

ビリーウォーカー氏らが蒸留所を買収して、ラベルも含めていろいろ一新したアラヒーですが、このボトルはその序盤に手掛けたものと考えられ、スペック的にはどうかなと思いましたが力の入ったリリースと見込んで、海外から購入しました。
それを有楽町に持ち込んで、意図を考えながらじっくり複数回テイスティングしました。

スペイサイドフェス向けの12年熟成ということで、シトラスやバニラなどのバーボン系の華やかでフレッシュな感じが前面に出て若めのモルティさを押さえつけているタイプを予想して飲んだのですが、ちょっと違いました。

そういったニュアンスもあるのですが、ちょっとシェリー樽っぽい濃縮系の甘やかいニュアンスも感じられ、バーボンとリフィルシェリーのヴァッティングかもしれませんね。

スパイシーな刺激もありますが、少し粗さを伴いつつも旨味のあるモルティさも好印象でした。

複数樽のニュアンスがあり、華やかさとまったり感が共に感じられ、思っていたよりも単調でないタイプで良かったです。



 
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2018.07.29【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1991 25年 アベイヒル ミューズリザーブド KINKO & CLUB QING 向け 53.8%

多彩でやや重厚なスプリングバンクでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1991 25yo Abeyhill Muse Reserved for KINKO & CLUB QING 53.8%
one of 143 bottles, Barrel



香りは濃くて少し重さがある。アプリコットや梅のジャム、煮詰まったピーチティー、ほどよいモルティ、少し磯っぽさ、奥からじわりとピート。
飲むと凝縮感があり少し粉っぽい。梅ジャムのコクのある甘味と酸味、ややミーティさもあってモルティな旨味は濃い、しっかりめのブリニー、渋味を伴うオークの主張もあり、ほどよいピートが残る。

【Good/Very Good】


鹿児島のキンコーさんが、香港のバーであるCLUB QINGとジョイントでボトリングしたスプリングバンク1991、25年熟成です。
樽の供給元はアベイヒルで、ミューズリザーブドと銘打たれたシルクプリントの気合の入ったボトルです。
シルクプリントは素敵ですが、写真が取りにくいのが玉に傷です。(笑)

さて肝心の中身はというと、スプリングバンクらしい味もしっかりと感じられますが、オフィシャルほど露骨なピート感がなく、フルーツのニュアンスもあまりオフィシャルに感じることのないタイプでした。
オフィシャルではあまり扱わないスペックの樽なんでしょうか。

樽由来の要素も含めて多彩さがあり、良い意味でオフィシャルとは違った方向性のスプリングバンクでした。

値段は結構な高額だったようですが、オフィシャル25年はさらに高額ですね。

ボトラーズのリリースなので、ひと昔前の感覚だとオフィシャルより安価で出回ってほしいところではありますが、このボトルは高額でも即完売だったとのこと。

ちょっと驚きましたが、実際に美味しいですし、こういうボトラーらしいリリースもそれだけ求められているということだと思います。


 
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2018.07.27【日記】

グレンゴイン 1972-2003 31年 オフィシャル シングルカスク #2970 56%

期待通りの素晴らしいゴインでした。

 

グレンゴイン GLENGOYNE 1972-2003 31yo OB SINGLE CASK #2970 56%
one of 510 bottles



香りは心地良いシェリー、甘酸っぱいベリージャムと高級チョコレート、コーヒー、徐々に強まる焦げめのついたアップルパイ、シナモンやクローブ、心地良くしっとりしたモルティ。
飲むと力強く芳醇、香り同様に良いシェリー感とアップルパイ、コクのある強い甘味と皮付きブドウ果汁の深みのある渋味と酸味、シナモン、スパイシーさのある長く心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】


2003年にボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのグレンゴイン1972、31年熟成です。

今回初めて飲んだように思うのですが、素晴らしいボトルでした。

私も大好きなヴィンテージリザーブの1968や1969のようなスパイシーなアップルパイのような独特のニュアンスがしっかり感じられ、しかもそれに負けじと良いシェリー感による甘酸っぱいようなベリー感や高級チョコレートといった要素も強めに感じられました。
それらが高次元でバランスよく一体化しつつ複雑に主張してくるため、次々と出てくる香味にテイスティングは大変ですが非常に楽しかったです。

1972のグレンゴインというと、エージェンシーなどドイツのボトラーを中心に一時期たくさんリリースがあり、それらもベリー感があって非常に美味しいものが多かったと記憶していますが、そこはオフィシャル、ひと味違いますね。

素晴らしかったです。

 
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2018.07.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 14年 オフィシャル エジンバラ空港向け #2118 59.9%

よくできた近年シェリーカスクでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 14yo OB for EDINBURGH AIRPORT #2118 59.9%
one of 300 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ベリージャムとビターチョコレート、ハーブ、煙さのある焦がした麦芽。
飲むと最初は度数より大人しく、徐々に刺激と芳醇さ。シェリーカスクらしいジャム系の濃い甘味と引き締める渋味、焦がした麦の旨味、ピートのあるリッチな余韻。

【Good/Very Good】


これまで何度もご紹介したハイランドパークが空港向けにボトリングしたシングルカスク、今回のものはエジンバラ空港向けのものです。
リフィルバットで14年熟成。最近ボトリングされて販売されているものです。

近年シェリーの香味ですが嫌な要素が少なく、特に味わいは芳醇で多彩でした。

スペックよりはこなれており、甘味と苦みのバランスが良く、モルティな旨みとハウススタイルのピート感が共にしっかり残った味わいは良かったです。

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2018.07.23【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2007-2017 10年 オフィシャル キルホーマンクラブ向け #383-385,387,388/2007 57.4%

10年熟成のシェリーカスク。我慢していたのをやっと詰めたのが伝わってきました。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2007-2017 10yo OB for THE KILCHOMAN CLUB SIXTH EDITION #383-385,387,388/2007 57.4%
one of 599 bottles, Fresh Bourbon Cask



香りはバニラ、フレッシュシトラス、強くナッツクリーム、若さのある力強いモルティ、潮風、ヨードのある強いピート。
飲んでもバニラやフレッシュな柑橘、シロップのようなクセのない甘味と柑橘の酸味、若々しく強い麦芽と魚介の旨味、強い塩気、にがりっぽいミネラル感、ボディは不思議と軽めで余韻はすっきり。

【Good/Very Good】


キルホーマンクラブ向けにボトリングされたキルホーマン2007、10年熟成です。
私は知らなかったのですが、キルホーマンクラブというファンクラブ的な組織があるらしくそこに向けての第6弾という表記です。
そういえば、ラフロイグやスプリングバンクなどもファンクラブがあり、私も入ってました。

同じ2007の10年でシェリーカスクだと、エクスチェンジ向けがありましたが、今回のものはフレッシュバーボンカスク5樽ヴァッティングです。

香りからはバニラやフレッシュな柑橘などバーボンカスクらしい要素がしっかりと感じられますが、想像していたほど強くはなく、モルティさやピーティさのほうがメインで感じられました。

飲んでも同様にバーボン系の味わいがありつつ、まだ若々しいモルティさやアイラモルトらしい魚介のニュアンスや激しいピート、にがりっぽさのあるブリニーさもありました。

まだ若々しさがあるのにボディはわりと軽く感じられたのも印象的でした。

若さがさらに抜けて複雑さを帯びながら仕上がってくるという方向性では伸びしろがまだまだありそうですが、その時にボディがどうなっているのかが未知の要素だと感じます。

長熟は果たしてどんな仕上がりを見せるのか、それも楽しみです。


最近は、若い蒸留所だからと無意識に下駄を履かせて飲む必要がない、こういうキルホーマンが増えてきましたね!
 
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2018.07.21【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 13年 オフィシャル デンマーク向け ファウンダーズシリーズ "グルントヴィ" #5715 61.3%

ファークラスの偉人シリーズのようなものが続くのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 13yo OB for DENMARK Founder's Series "GRUNDTVIG" #5715 61.3%
one of 624 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ドライアプリコットやレーズン、キャラメリゼしたナッツ、甘いハーブリキュール、奥から焦げ感のある若々しいモルティが見え隠れ。
飲むと刺激的でパワフル。ドライフルーツやジャムの濃い甘味と引き締める強めの渋味とややエグ味のあるウッディネス、ピートもある余韻。

【Good】


最近よくリリースされているハイランドパークのシングルカスクシリーズですが、今回のものはわりと最近リリースされたデンマーク向けのものです。
小さな文字ですがファウンダーズと銘打たれており、Edt.1としてデンマーク人の偉人である(とあとで調べてわかった)グルントヴィの名前が記載されています。

スペックとしては以前ご紹介したデンマーク向けの2016年ボトリングのものとかなり近いですが、シスターカスクと思いきや、樽番号は結構離れていました。

肝心の中身も結構違っていて、スペックのわりに結構仕上がった前回のボトルと比べると、やや若さや粗さが目立つ仕上がりで、シェリー感も”ザ・近年シーズニングカスク”という感じでした。
現時点では買って家で開けて飲むことはない香味ですが、こういうものが時間と共にどう変化していくのかには非常に興味があります。

安くて似たタイプがあれば買って寝かせておくのもありかもしれません。


 
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2018.07.19【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 21年 オフィシャル 2018年詰め 46%

ここ数年では一番好きな21年でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 21yo OB bottled 2018 46%

香りは華やかで凝縮感あり。洋梨やリンゴのジュース、フリーズドライのグレープフルーツ、粉っぽいモルティ、白い花、少しチーズ、バニラ、タールと強いピート。
飲んでも華やかで少し鋭い。凝縮感のある噛み応え、グレープフルーツやリンゴ、果汁っぽさのある甘味と酸味、塩気の強いチーズ、意外に主張は強くないがピートのある余韻。

【Very Good, Interesting】


毎年限定でリリースのあるスプリングバンクのオフィシャル21年ですが、今年のものも無事に飲むことができました。
これは現地から直接購入されたものを6月初旬に飲んだ記録ですが、日本にも最近正規で入ってきたようなので、ちょうど手元に届いた人もいる頃だと思います。

毎年、シングルカスクのカスクストレングスだったり、ヴァッティングする樽の内容が違ったりするので楽しみにしているのですが、今年のものはちょっとトリッキーなヴァッティングのようで、ラムカスクが70%とメイン、残り30%がバーボンバレルということでした。

ハウススタイルのしっかりした蒸留所ですから、らしい味も十分あるのですが、ラムカスク由来と思われる香味がかなり効いていました。
ラムカスクの味というより、フレッシュラムに近い香味のようにも思えました。

上記のようにミックスジュースのような果汁感だけでなく、私の好きなフリーズドライのような凝縮感を伴う柑橘感があり、モルティさにも粉っぽい凝縮感があって噛みごたえを感じました。

ジューシーな甘味と酸味に、嫌味にならない程度のチーズっぽさ、塩気、そして最近のスプリングバンクとしては後半から余韻にかけてのピートが控えめだったのも個人的には好印象でした。

昔から、スプリングバンクの王道といえばシェリー樽という印象があり、いわゆる陶酔感のあるイチゴジャムを感じるものはシェリー樽が多いです。

王道を評価すべしと無意識に思ってしまう部分もあるのですが、最近のスプリングバンクのシェリーカスク、特にシングルカスクではないヴァッティングに使われるものは、その強いピート感とも相まってダシ醤油っぽいニュアンスを感じてしまうものが多くなっています。それでも美味しいものは美味しいのですが、私の嗜好のど真ん中からはやや外れていました。

そんな中、今回の21年には、ちょっとトリッキーでも今のスプリングバンクでお前が好きなのはこういうものだろ!素直になれよ!!と言われた気がしました。

少し悔しい気もしますが、過去の21年をリリース直後に飲んだ中では、今年のものが一番美味しく感じました。

経年変化後も比べたかったので、たくさん買って過去のものと共に保存しておきたいところでしたが、日本への割り当てもあまり多くないようで、残念ながらその野望は簡単には叶いそうにありません。。。
高くつきそうですが、オークションに手を出そうか悩み中です。

 
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2018.07.17【日記】

タリスカー 1975-2001 25年 オフィシャル リミテッドエディション 59.9%

サルファリーの抜けたニュアンスがはっきりと感じられました。

 

タリスカー TALISKER 1975-2001 25yo OB LIMITED EDITION 59.9%
one of 6000 bottles



香りは重さがある強いシェリー、プルーンとビターチョコレート、キャラメリゼしたナッツ、魚介の燻製、ヨードと強いスモーク、少しミーティでリッチ。
飲むと芳醇でパワフル。少し噛み応えがあるテクスチャー、ベリージャムの濃いフルーツ感、深みのあるとても良い渋味、磯っぽさと魚介ダシ、厚みがあり力強いピート、暖炉のような暖かさ、長く心地良い余韻。

【Very Good】


2001年にボトリングされた、オフィシャルリミテッドエディションのタリスカー25年です。
この頃から毎年カスクストレングスでリリースされていましたが、これは1975蒸留のものです。

のっけから感じるのは強いシェリー感、それも高貴なオールドシェリー感というよりも80年代に多い系統の重く少し野暮ったい系統のシェリー感です。

ボトリング当初は硫黄っぽいサルファリー感がかなり強く、閉口したドリンカーも多かったということでしたが、およそ17年が経過した現在はその片鱗は感じられるものの、嫌味というより明らかに香味を深めリッチさを与える要素になっていると感じました。

現在のこれを飲んでサルファだというドリンカーさんもいるようですから好みの問題もあるとは思いますが、個人的には明らかにプラス要素として捉えられるシェリー感でした。

香りにおいても味わいにおいても、タリスカーらしい海や強いピートのニュアンスと共に、そのシェリー由来の重厚で多彩な香味が感じられ、経年変化も相まって一体感がありました。
香味が多彩でテイスティングノートを書くのも楽しかったですね。

とても美味しく、飲むたびに結構な変化もあるので何度も飲みましたが、開栓後1か月程度のラストショットが一体感だけでなくフルーティさも強まって一番美味しかったです。

こういう、サルファリー要素が抜けてポジティブな要素になっているボトルは、飲まずに買ってしまったもののサルファリーだと知って開けていないストックが結構ある自分としては嬉しいですし、瓶内変化についての見識にもなりますね。
抜けるものと抜けないものがあるようにも感じていますので、そのあたりの考察もそのうちできるといいなと思います。

 
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2018.07.13【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 2003-2017 13年 ケイデンヘッド175周年記念 ケイデンヘッドウイスキーショップアバディーン向け 57.0%

ラベルは素晴らしいですが中身はどうでしょうか。。。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 2003-2017 13yo CADENHEAD 175th Anniversary for CADENHEAD's WHISKY SHOP ABERDEEN 57.0%
one of 540 bottles, Butt



香りは近年の強めのシェリー、ベリージャム、チョコレートと黒糖、焦がした麦芽、少しミーティ、優しいモルティ。
飲むと度数より滑らかな口当たりから広がる。香り同様に強くリッチなシェリー感だがサルファリーさが強め、ジャム系のフルーツの甘味とほどよい渋味、ピートのある余韻。

【Okay/Good】


昨年のケイデンヘッド175周年記念にリリースされた、スプリングバンク2003、13年熟成。
10種類のシングルカスクを175周年記念でリリースしており、そのうちそれぞれのケイデンショップ向けに1樽ずつ選定したというようなことが裏ラベルに記載されています。
このボトルはアバディーンのショップ向けのようですね。

ラベルは非常にかっこいいです。
正直、同じ175周年記念の角瓶の記念ボトルよりこっちのほうが圧倒的にかっこいいと思います。

で、肝心の中身ですが、香りは近年系ですが強いシェリー感で、多彩さもあり、ややミーティさがありましたが期待して飲みました。

すると、思いのほか味わいは硫黄を感じるサルファリー要素が強めでした。
もちろんシェリー感は強く未熟感もマスクされていて甘味と渋味も良い感じではあり、近年らしいピーティ要素も強めで美味しさはあるのですが、それでもマスクされないサルファリーに結構ひっかかりを感じてしまいました。

スプリングバンクのシェリーカスクにしばしばみられるダシ醤油っぽいニュアンスではなく、王道のサルファリーで、今後抜けていくことにも十分期待できるとは思います。

とはいえ、この175周年記念として同一資本であるスプリングバンクの豊富なストックからこの樽を選んだということは、やはりあっちの人はこういうのが気にならないということなんでしょうね。もちろんベースの味は良いので日本人でも美味しいと思う人はいそうですが、私はいろんな意味でやや残念に思ってしまいました。

総合的には残念でもあり興味深くもありという感じです。

 
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2018.07.11【日記】

ニューリリース:レダイグ 1994-2017 23年 GM エクスクルーシブ キャンベルタウンロッホ&パブリックバーアイランズ向け #9 52.5%

70年代のオフィシャルを彷彿とさせる良樽でした。

 

レダイグ LEDAIG 1994-2017 23yo GORDON & MACPHAIL EXCLUSIVE for CAMPBELTOUN LOCH & Public Bar Islands #9 52.5%
one of 248 bottles, Refill American Hogshead



香りはしっとりと滋味深い。バニラとオレンジ風味のクリーム、しっとりとほどよいモルティ、少し粘土やオイル、
飲むと粘性があり少しオイリー、噛み応えのあるテクスチャー、こなれた柑橘、まったりとクリーミー、滋味深いモルティとその旨味、ピートは穏やかで長めの余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


GMのエクスクルーシブラベルでリリースされた、レダイグ1994、23年熟成です。
キャンベルタウンロッホさんとパブリックバーアイランズさんに向けてボトリングされています。

わりとピートがキンキンに効いたものが最近多いレダイグですが、このボトルは熟成がそれなりに長いことも影響してかあまりピートは派手に主張せず穏やかでした。
その代わりバーボン系の樽のニュアンスやハウススタイルと思われる粘土っぽさやオイルがほどよい程度に感じられ、クリーミーで麦芽の旨味もあり、全体に滋味深く、現時点でほぼ仕上がっていました。

第一印象からそうだったのですが、70年代蒸留の、しかもボトリング後少し経年変化を経たオフィシャルボトルに感じたニュアンスにかなり近いタイプだと思いました。

レダイグのシングルモルトとして、期待以上に美味しく面白いボトルでした。

 
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2018.07.09【日記】

現行品:グレンアラヒー オフィシャル ディスティラリーエディション 40%

想像よりずっとよくまとまった美味しさでした。

 

グレンアラヒー GLENALLACHIE OB DISTILLERY EDITION 40%


香りは甘やか、マーマレードを入れた紅茶、バナナミルクや蜂蜜、少しプルーンやドライフルーツ、バニラ、じわじわとモルティ。
飲むと柔らかいが膨らみもある。加熱したオレンジやプラムの甘味と淡いオークのタンニン、ミルキー、しっかりめの麦芽の旨味、バランスの良い味わい。

【Good/Very Good】


グレンアラヒーの現行オフィシャルボトル、年数表記なしのいわゆるNASの加水ボトルです。
ディスティラリーエディション表記ですがスタンダード的な位置づけのボトルです。
日本には入っておらず、海外で流通しているものを購入して有楽町で開けてもらいました。

昨年ビリーウォーカー氏らにより買収され、これまでのベンリアックやグレンドロナックのような販売戦略になるようです。
その新しく出てきたボトルを買う時に、せっかくなので一緒にこのボトルも買ったのでした。

多種の樽感が主張しながら一体感のある良質なヴァッティング感で、バナナや柑橘、濃縮フルーツなど多彩なフルーツが感じられ、ミルキーなニュアンスが強かったのも印象的でした。

40%加水ですが樽由来の淡い渋味とモルティな旨味もあるためか、度数ほど軽い感じもなく素直に美味しかったです。

値段もそれほど高くなかったと思いますし、NASにしばしば感じる若さもなく、日本に入ってなかったのが残念に思える良質なスタンダードボトルだと思います。


 
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2018.07.07【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1992-2017 25年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #48498 52.2%

何の樽かわかりづらい不思議さがありますが、非常に美味です。

 

ロングモーン LONGMORN 1992-2017 25yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #48498 52.2%
one of 200 bottles, Hogshead



香りは芳醇でやや厚みあり、プラムやイチゴのジャム、少しハーブと鞣し革、こなれてきたモルティ。
飲むと意外に柔らかさもあり芳醇。パイナップルやイチゴジャムのフルーティ、穏やかなコクのある甘味、綺麗なウッディネス、全体にエレガントで品のある味わい。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープから今年5月に頒布になった、シグナトリーのロングモーン1992、25年熟成です。
シグナトリーからのロングモーンは前回の1990に続いて2本めですが、色の薄かった前回ボトルと比べると、今回のものはかなり赤みがかった濃い色です。

イチゴジャムっぽさも含んだ濃縮フルーツ感があり、少し鞣し革っぽさも感じる深みのある香りで、飲むとさらにパイナップルっぽさも感じられ、コクのある強い甘味に綺麗なウッディネスが深みを与えていました。

濃厚で甘やく、強い味ですがバランスも良く、全体的にどこかエレガントで品がある香味だったのも好印象でした。

ほとんどストレスなく飲み進められ、VGに近いG/VGという評価です。


さて今回のボトル、樽については不明ということになっており、問い合わせてもわからないようです。
色は濃く一般的なオロロソシェリーと比べると赤みがかっていますし、味わいもシェリーと言われて納得できないものではないのですが、典型的なものとは異なります。
第一印象はシェリーかなと思っていたのですが、飲めば飲むほどワインカスクフィニッシュとかそういう系統の樽の可能性もあるのかなと思うようになりました。
シグナトリーはワインカスクフィニッシュを盛んにやっていたこともありましたし、そういう変則的なものなのかもしれませんね。
とはいえ味付け感が強いわけではなく仕上がっていますし、短期間で強引にフィニッシュしたというよりは長期間熟成されたものではないかと思います。

変則的ではありますが、完成度の高いモルトです。


 
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