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ドメーヌ・デュ・オー・ブルガ

この前
広島市の地蔵通りにある
フランス料理のお店「ルココ」で飲んだワイン
2000年ものを頂ました。

Domaine du Haut Brugas
ドメーヌ・デュ・オー・ブルガ
リストラック 赤 (M50,CS+CF45,PV5)
(”89 \4,000位)
 メドックのマルゴーとサンジュリアンの間に位置するリストラック。ここでもう70歳に近い当主ジャン・ピエール・ビスパイユさんが、1ha当りの収量を35hlと絞り、「化学肥料、除草剤、酸化防止剤など、今のテクノロジーをすべて否定して、昔のままで作っている」というワイン。ボルドーにしては珍しく「ビオディナミ」を実践。その平均樹齢は50年、天然酵母の使用、小樽(新樽は使わない)での熟成など、伝統的手法を頑ななまでに守っているそうです。
 「フランスワインの12ヶ月」の中でも登場する、89年のこのワイン。89、90、91の中では一番熟成が進んでいるということ。「スパイシーな香りの中に、赤い果実の風味もあって…」「きれいな酸と余韻の長さ、それでいて舌の上に雑味が残らない。」「まるでおいしい水を飲んでいるような独特の酔い心地」という表現をされています。大谷氏がコメントされた時点から2年以上が経過した今でも、十分にそのニュアンスが伝わってきます。
 「重い、しっかりしたワイン」が意図的に造られている現在、一段と柔らかく、しなやかになったワインからは、ビスパイユさんが「自然に素直に造ったワインは、こうなんだよ」と語っているように思えました。

http://www.fuchu.or.jp/~class30/html/wine_50000hits.html

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