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酒の飲めないバーのバーテンダー

 私はこのサイトのことを「酒の飲めないバー」であると感じている。皆様の書かれたものを読んでいると、酒をグラスに注ごうとしている自分がある。常識のある大人が集まって、楽しい時間を過ごせる場所であって欲しい。

 バーにはバーテンダーが付き物である。このバーテンダーという言葉を訳すと「バーの見張り」ということになる。

 昔アメリカのバーでは、銃を持った無法者が出入りしたので、しょっちゅう喧嘩が起こった。そのため、床にはおがくずが撒かれていたという。流れた血を吸い取って、片付けやすくするために。バーテンダーも銃を持っており、発砲を国から認めれていた。人を殺す許可を持っていたのだ。

 現在も、お客様に酒を出すか出さないかの決定権はバーテンダーにある。自分のバーにそぐわない人、飲みすぎと思える人などに対して、はっきりお引取り頂くのもバーテンダーの仕事の一つである。たとえ常連さんにでも、同じ態度で接するのがプロだと考えている。

 ここのバーでは、オオタさんがチーフバーテンダーであり、オーナーは社長であり、我々は一客である。実際には飲めない酒を求めて集まってくる。ブログを書いている常連さんもいれば、見に来てくださる一見さんもいる。客だからと言って、何をしても許されるものではない。

 

#バー

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